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5レビュー
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
極限状態の人間関係の中での植村直己,
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レビュー対象商品: エベレストを越えて (文春文庫 (178‐5)) (文庫)
著者の作品を数々手にしてきたが、一番作品として出来が良かったと思う。マイペースで冒険活動を進めてきた他の単独工の作品と違い、本書は主に山岳会という集団の中での登山行、冒険行のためかどちらかというと、読んでいて硬い印象を受ける。 読み手としても著者のほかの作品のようなスラスラと読み進めるという感じではなく、どちらかというと厳粛という感じで読みにくい。 本当に植村直己氏自身が全て自分で書いたものなのか、という気すらしてくる。 単独行が好きだった植村氏にとっては、山岳会という集団の中にあって、それも誰もが個性の強い連中が多いメンバーとうまく渡り合っていくのは大変であったと思う。 それに加えて、あまりにも非日常の中で些細なことでも決裂してしまう要素を多く含んでいる、エヴェレスト登山のような山行では健全な人間関係を築きあげていくのが何よりも至難の業といえるのだが、そんな中でも植村直己という人間は自分を押し殺してでもうまくやってのけてしまう。 いや、元々単独行が好きでそれのみに価値を見出していた人間であったからこそ、極限状態にある中でも謙虚に構え余裕を持って事態を収拾できたと思うし、そのような精神力を持つ植村直己のような人間は偉人と称されるべきなのかもしれない。 著者の作品としては、『青春を山に賭けて』の方が一般受けするのであろうが、私個人としてはこちらの作品のほうが植村直己という人間の本質を深く知ることができると思う。 久しぶりに心に深く残った一冊であった。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
植村さんの怨念がこもる!,
By 山田六郎 (千葉県君津市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: エベレストを越えて (文春文庫 (178‐5)) (文庫)
読み物としては、読みづらさもあるものの、やはり内容が濃い。登山家としての植村さんが辿ってきた実際の道と精神的な道が書かれています。 個人的には、その時何を考えたか、というのが書かれている部分が好きですが、単純に登山の本としても山の辛さだとか冷たさを感じることができるし、極限における人間同士の付き合いにも考えさせられるヒューマン小説としても読むことができる。 人生においては読んでおいて損のない名著。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
登山で教えられる事が満載!,
By susu "coco" (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: エベレストを越えて (文春文庫 (178‐5)) (文庫)
友人の薦めもあり購入した本ですが、登山をしない私に色々と教えてくれる本と言えます。私はこの本が好きです。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
誠実さと信頼があれば、大きな目標を達成できる。,
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レビュー対象商品: エベレストを越えて (文春文庫 (178‐5)) (文庫)
■読み始めたきっかけ漠然といつかは富士登山がしてみたい、小さい頃、飯ごう炊飯や野外活動が好きだった自分が上海に来 て、だいぶ山やアウトドアから離れていることに気がつきました。冒険小説を読んでみたいと思い、名前 だけは知っていた植村直己氏の著作を初めて読み始めました。 ■心に残る言葉 植村氏のライフプラン、生き様は下記三つに集約されると思います。大目標である、冒険を成功させる ために、資金を募り、チームを作り、生活費を稼ぐ。このの三つの目標を新しい冒険先に沿って毎回循環 させていると思いました。 大目標:登山・冒険(誰もしたことがないことを成し遂げる) 中目標:スポンサー探し、人との交渉、チーム作り、人間関係構築 小目標:アルバイト(生活費) 読み進めていくうちに植村氏の木訥な人柄と人間関係を非常に大切にしている人だと思いました。同じ 山登りの日本人仲間だけでなく、現地のシェルパとの言葉を超えたコミュニケーションなどはなかなかで きることではないと思いました。 p.46 隊長に命じられたから一生懸命やったに過ぎない →エベレストへの第二次偵察隊のメンバーになったときに、植村氏は食料係に任命されています。他の隊 員は、気象学や医者、語学力などそれぞれの適性に合った業務を分担していました。植村氏はとくに栄養 学の専門家ではありませんでした。それでも、エベレストに登りたいという一新で、食料係として食欲不 振にならないように様々な工夫をしています。 大きな目標を達成するには、自分の能力ではできないと思わないこと。分からないことでもやってみるとい うチャレンジ精神が大切だと思いました。 p.75 言葉以上の物が通じ合えたら、それは人間最高のよろこびではないだろうか。 →イメージ的に海外での冒険生活が長かった植村氏は語学が堪能だったと思っていましたが、実際はそう ではなかったようです。それでも、相手の懐に飛び込む人なつこさや素直さ、誠実さを持っていれば人間 分かりあるものだと思いました。言葉はスキルであって、その先は人間対人間の人としての価値感や生き 様でコミュニケーションをしているのだと感じました。 p.215 国際エベレスト登山隊への参加 →この章を読んでいると日本人は団体行動を得意とする農耕民族なのだと思いました。欧米の隊員は自分 の名誉、国の名誉のために頂上を目指します。その一方、植村・伊藤両隊員は勝手気ままで仲間割れを起 こすチームの中で黙々とリーダーの指示に従い、荷物運びをするなど登山のサポートをしていきます。結 果、登頂は失敗に終わります。エベレスト登山のような難易度の非常に高い冒険では、チームの人間関係 や協力関係がうまくいかなければ、達成できないのだと思いました。そのためには、花形だけではなく、 目立たない裏方のサポートがあってこその登頂だと思いました。 ■どんな人にお勧めか 山登りが好きな人 チーム行動での成功例・失敗例を学びたい人 極限状態での人間関係を知りたい人
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
エベレストの頃,
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レビュー対象商品: エベレストを越えて (文春文庫 (178‐5)) (文庫)
1982年に出た単行本の文庫化。1969年に始まる日本山岳会のエベレスト挑戦、1971年の国際エベレスト登山隊、1980年〜の日本エベレスト冬季登山隊の3回が語られている。ただし、メインは日本山岳会のもの。 登頂の喜びというよりは、途中の苦しさ・つらさが主要なテーマになっている。植村にとって冒険というのは、目標や結果ではなく過程が重要だったことが良く分かる。 人間関係について記述が少ないのも特徴。単独行・ひとりでいるのが好きな人だったのだろう。そのためか、本書はいつもののびのびとした感じがなく、やや物足りなかった。 |
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有用性の高い順 | 最新のレビューから
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エベレストを越えて (文春文庫 (178‐5)) 作成者 植村 直己 (文庫 - 1984/12)
¥ 570
在庫あり | ||