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44 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ☆5つ
『燃えよ剣』『峠』と並ぶ、司馬幕末小説3トップの一角。
自身の生き方、新選組の在り方を「刀」に例え、そこに見出す美学の為に戦い抜いた『燃えよ剣』の土方歳三。
封建制の弊害を知り抜き、武士社会の終焉を見通しながら、長岡藩士であり家老であるという立場を踏み外さなかった『峠』の河井継之助。
本作『竜馬がゆく』の坂本竜馬が彼ら二人と大きく異なると感じるのは、自身の器というものを明確に把握していなかった点かと思う。
自分がどういう人間であるか、何が出来るのかを模索し続け、「立場」からも脱却し、さらにその広がった視野から自分が為すべきことを考える。

自分がどう生きるかをなかなか見出せない現代。
『竜馬がゆく』は再び世に望まれる作品になってきたように思います。...
投稿日: 2007/11/27 投稿者: ふるむーん

対
30 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 確かに読みやすいのだが……
自分は、司馬遼太郎の作品には全幅の信頼があります。どの作品にも個性的なキャラクターがいて、色あせないストーリーなど、どこをとっても文句なしに面白いのです……が、どうも自分は竜馬がゆくだけは好きになれませんでした。

別につまらないという訳でなく、寧ろ司馬遼太郎の代表作だけあって、全8巻を読破するのに時間はかからなかったです。しかし、どうもこの作品の世界観に馴染めないと違和感を覚えつつ読んでいました。ほかの「関ヶ原」や「世に棲む日日」「歳月」「花神」など、司馬遼太郎の作品を読んでいて気付きました。
「この作品に一番魅力を感じないのは、主人公だ!」と。こんなことを言うとほかの方に怒られるかもしれませんが、自分はそう思いました。...
投稿日: 14か月前 投稿者: ジョージ


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44 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ☆5つ, 2007/11/27
レビュー対象商品: 竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) (文庫)
『燃えよ剣』『峠』と並ぶ、司馬幕末小説3トップの一角。
自身の生き方、新選組の在り方を「刀」に例え、そこに見出す美学の為に戦い抜いた『燃えよ剣』の土方歳三。
封建制の弊害を知り抜き、武士社会の終焉を見通しながら、長岡藩士であり家老であるという立場を踏み外さなかった『峠』の河井継之助。
本作『竜馬がゆく』の坂本竜馬が彼ら二人と大きく異なると感じるのは、自身の器というものを明確に把握していなかった点かと思う。
自分がどういう人間であるか、何が出来るのかを模索し続け、「立場」からも脱却し、さらにその広がった視野から自分が為すべきことを考える。

自分がどう生きるかをなかなか見出せない現代。
『竜馬がゆく』は再び世に望まれる作品になってきたように思います。
読み出しさえすれば、あっという間の全八巻。
ページ数、巻数に気圧されることなく、是非読んでいただきたい。
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36 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 時代を超え、力をくれる魅力的快男児, 2007/8/30
レビュー対象商品: 竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) (文庫)
私は活字中毒で、年中何らかの小説を片手に抱えています。
年間何十冊と本を読んでいると、読んだことすら忘れてしまう作品もあります。
その中で、強烈に心に残っている小説のひとつがこの”竜馬がゆく”です。

文句なしの名作で、よの男子はすべて読んで欲しいくらい熱くポジティブな作品であります。
幕末と言う、価値観がひっくり返る時代に生きながら、常に前を見、
時代を変えてゆくパワ−には、100年以上を超え、文章から力をもらえます。
バブル以前の常識がひっくり返った今、このころに世情が似ているのかもしれません。
そんな今だからこそ、竜馬の純粋でパワフルな生き方が必要なのでは?

竜馬が暗殺されるシ−ンでは、作者すら描くのをためらっているようで、その魅力は読んでいる間中魅せられ続けます。

息子もコレを読む日がやってくるでしょう!そのときは二人で竜馬談義に話を咲かせてみたいものです。
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59 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日本中を元気にした「坂本竜馬」, 2007/4/7
レビュー対象商品: 竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) (文庫)
この本が初めて出たとき、日本中が元気になったといわれた本である。

小生の先輩などは、自分の経営する店に入れ替わり立ち替わり来るバイトの子に

未だに読ませているほどである。

司馬遼太郎自身が、この小説の中で「書いているうちに竜馬が好きになってしまった」といっているが、

本当にここに描かれる竜馬は、魅力に満ちあふれている。

「寺の鐘みたいだ、大きく打てば大きく鳴り、小さく打てば小さく鳴る」と、

竜馬がその人物を評して勝海舟を喜ばせた、西郷隆盛。

幕末、その西郷隆盛が竜馬に維新後の閣僚名簿の作成を依頼したが、

竜馬が完成させた名簿には彼自身の名前がなく、西郷が「おはんの名前がごわせんな」

という場面は有名だ。

西郷に答えた竜馬のセリフが素晴らしい。「おれは世界の海援隊をやるぜよ」

明治維新の悲劇は、一流の人材が維新までに死去してしまったところにある。

そのあたりに、維新後の西郷の不思議な行動の原因があるのかもしれないと常々考えている。

日本も世界も行き詰まった。

今こそ、坂本竜馬のような人材が求められている時代はない。
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19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 坂本竜馬に対する日本人のイメージを定着させた名著, 2003/12/4
レビュー対象商品: 竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) (文庫)
 わが国の歴史上の人物評価で絶えず上位の人気を誇るのが坂本竜馬である。竜馬没後140年近く過ぎ去った今でも、京都霊山に眠る竜馬と盟友、中岡慎太郎の墓を訪れる人は絶えないと聞く。

 司馬遼太郎は、「あとがき二」において書いているように、竜馬という天真爛漫な青年像をかき表すことによって、未曾有の歴史の緊張期にあった幕末の青春像を見事に描ききっているが、竜馬人気をこれほどまでに不動のものにさせた最大の功労者が司馬のこの作品であることは自明である。

 読書に対する熱情をかくも燃え立たせ、社会観や人生観に決定的な影響を及ぼしたこの作品を「奇跡の本」と呼びたい衝動に駆られるのは私一人だけではあるまい。

 竜馬や勝海舟らが過ごした旧幕府海軍操練所跡近くに住む私は、通勤途上、彼らも見たであろう六甲の山々を見つめながら、この本に出会えた至福にしばし浸っている。

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30 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 確かに読みやすいのだが……, 2012/3/18
レビュー対象商品: 竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) (文庫)
自分は、司馬遼太郎の作品には全幅の信頼があります。どの作品にも個性的なキャラクターがいて、色あせないストーリーなど、どこをとっても文句なしに面白いのです……が、どうも自分は竜馬がゆくだけは好きになれませんでした。

別につまらないという訳でなく、寧ろ司馬遼太郎の代表作だけあって、全8巻を読破するのに時間はかからなかったです。しかし、どうもこの作品の世界観に馴染めないと違和感を覚えつつ読んでいました。ほかの「関ヶ原」や「世に棲む日日」「歳月」「花神」など、司馬遼太郎の作品を読んでいて気付きました。
「この作品に一番魅力を感じないのは、主人公だ!」と。こんなことを言うとほかの方に怒られるかもしれませんが、自分はそう思いました。
どうも司馬氏のこの作品で変に竜馬を持ち上げる書かれ方が何となく気に食わないのです。作家が凄いすごいと持ち上げ、周りの登場人物も「あいつは凄い奴」と皆同じことを言うので正直読んでいて「そうかな?」と変な感想を抱いてしまいました。いや、確かに彼は凄いし、かっこいい。だけど、何か足らん……。

つまり、自分は、氏の書く石田三成や江藤新平、大村益次郎みたいな人間として「欠点」に魅力を感じる才人に惚れていたのであって、竜馬はどことなく「欠点」も美点として描かれていて、どうも個人的には好きになれませんでした。なんだか人間臭くない。彼は逆境の時も悠々構えるからすごいな、とは思っても陶酔出来るほどのキャラクターではないと感じました。やっぱり、困難を慌てながら乗り越える人物がいいかな? と。

やはり、史実に縛られての本格的な長編小説だけあって、悪役も単に悪役の領域を出ていないのが一番残念でした。坂の上の雲だと、日露両方面の視点に立つ、あの視点はあまり感じられませんでした。あくまで、主人公側が正義! と印象づけるのは、う〜んイマイチなんですね。

しかし、読み始めると、ページを気にせずめくれるため、おすすめです。おそらく、殆どの人は面白いと感じるので、敢えて数少ない感想を述べてしまいました。
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17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 竜馬がゆく 第一巻, 2005/11/10
レビュー対象商品: 竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) (文庫)
 言わずと知れた司馬遼太郎の名作『竜馬がゆく』の第一巻。この巻では、竜馬が江戸に剣術修行に旅立つ折から、山内藩公の御前で行われた安政諸流試合までが描かれている。司馬遼太郎のこの作品は、忠実な取材と研究の上に書かれながら、多少のフィクションも交えつつ坂本龍馬の人格を読者に折々伝える壮大さを持ち合わせている。取り分け、幕末の維新志士達の活躍にまで至らないこの第一巻においては、ペリー来航から、例えば坂本竜馬と武市半平太の関わりであったり、桂小五郎との出逢いであったり、その後の竜馬と深く関わる人物との出逢いが伏線を張って描かれている。

 第一巻を読み終え、直ぐにでも続刊に進みたくなるだけの期待を抱かせて終るこの魅力は何だろう。司馬遼太郎の巧みな文才は勿論、坂本竜馬という人物が今日の日本の基盤にどれだけ大きな功績を残した人物か、かつ竜馬が如何に強く頼もしい男だったかが、読者を惹きつけて止まないに違いない。年配の歴史ファンは勿論(というより歴史ファンであれば当然読んでいて然りの必読書に違いないが)、今後の将来を担う若い方にも是非とも読んで頂きたい日本文学の傑作のひとつである。この続刊に託される、脱藩やら薩長同盟やらの坂本竜馬を巡る劇的な歴史とその功績を堪能しつつ、今後の日本のあるべき姿に思いを馳せてみるのは楽しい道楽だろうと思う。

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17 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 , 2002/1/31
レビュー対象商品: 竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) (文庫)
 「竜馬がゆく」を読んでから、世界が広がりました。
 坂本竜馬へのあこがれ、司馬さんへの尊敬、歴史への興味・・・。
 司馬史観ともいわれる著者独特の歴史観に人生観が織り込まれ、この「竜馬がゆく」があなたの世界をどんどん広げていくと思います。
 個人的には、この歴史小説の主題は、「志を持つことの重要性」にあると思っています。
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20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 もっと若いときに読みたかった。, 2005/8/9
レビュー対象商品: 竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) (文庫)
 司馬先生の本の中では、一番好きです。
 なんといっても、竜馬がすぐそこにいるかのように生き生きと描かれています。読んでいて楽しい!もう何度読み返したか、わかりません。
 仕事に疲れたとき、行き詰まりそうになったとき、ときどき引っ張りだしては竜馬に会い、元気と勇気を貰っています。
 大志を貫徹させるために、同士を募り、人脈をつくり、自分らしく(ここが一番難しいのですが)計画を立て、あせらず確実に維新(倒幕で終わずその先を見ていた竜馬って本当に凄いです)を成し遂げた生き様は何度読んでも気持ちが高ぶります。「決して言い負かさない、言い負かせば恨みが残るだけだ」「人と人とを利でつなぐ」など、実社会でもずいぶん役立っています。
 これからの時代、新聞やテレビに踊らされない自分の視点をもつ教育が必要だと思います。学校でそういったことを十分に教えられない現在、この本の竜馬の視点、行動は大いに学ぶところがあると思います。
 惜しむらくは、高校生の時にこの本に出会いたかった。もっと人生が変わっていましたね。という気持ちを込めて、甥っ子に先月送りつけました(笑)。読んでほしいなぁ。
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20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 時代を駆け抜けた男, 2003/10/23
レビュー対象商品: 竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) (文庫)
ある日、江戸で店の女性が汚物をひしゃくで撒いていた。

その汚物が、武士の袴にかかってしまった。
町人が武士にそのような無礼をしたら、切り捨てご免の時代。
一生懸命お詫びする娘に対し、武士は言った。

「大丈夫やきに。俺の頭は「日本」と「世界」のことしか
考えちょらん。」

これが坂本竜馬である。

徳川幕府300年、鎖国の時代。皆が大名や商店主に仕える
サラリーマン化していた時代に、一介の浪人が「世界」のことを
考えている。

だからこそ、反発していた薩摩と長州を連合させたり、
江戸で官軍が戦争をしないように「大政奉還」を、勝海舟を通じて
徳川慶喜に進言したりできる。

竜馬の頭には「藩」「統幕・佐幕」「尊皇攘夷」などはまったく

なかった。

あるのは日!本が世界の中でいかに生きるべきかであった。

こんなにスケールの大きい人の伝記を読まずにはいられない。

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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 地形はそこに住む人間の個性を大きく左右する, 2008/7/2
レビュー対象商品: 竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) (文庫)
司馬遼太郎氏は、作品を書く前に膨大に地理的なものを知らべ歩き、独自の感性に従って、登場人物の思いを作品に注ぎ込むことをします。
例えば、氏は、当時の勢力状況や資料などを踏まえた上で、それに+αとして、その街なり景色なりを必ず見る。
その時その武者はどう感じたのか?
氏の頭の中には鮮明に思い描かれている様子が、丹念な表現力によって作品化されている。

現代は没個性が叫ばれていますが、交通手段が発達したことにより、移動が早すぎて風景を楽しむゆったりとした時間がないのでしょう。
風景を体感する充分な時間がなく自分の足で直接地形を踏むことがないため、心に残らないのでしょう。
また誰でもどこにでもいける時代になった便利さと引き換えに、日本人がみな同じようなサイズになってしまった一因がここにあるのではないでしょうか?
例え話としては、海が見えるところで生活してた者は、好奇心旺盛でおおらかな心を持ち、山で育った者はその山を見ることによって、繊細さや逞しさを養っていたというような。
勿論、湾や山の形は一つとして同じものはないはずです。
同じ地方に住むものはアイデンティティを一部共有していたのではないでしょうか?
その人が体感した風景一つ一つすべてがその個性を大きく左右していると感じられて仕方がありません。

この作品は、その後ほとんどの司馬遼太郎作品を読むことになる原因を作った、私が最初に出会った氏の傑作です。
ここでも、会津藩士、土佐藩士、長州藩士、薩摩藩士などの強烈な個性の激突があります。

そして、人物一人一人に感銘を受けて、
俺はこの中で言うと誰だろう?
誰を模範とすべきか?
読み進むうちにその答えは、私はやはり、竜馬になりたいというものでした。
しかし、最後のページを読み終えた瞬間の感想は10数年を経た今でも忘れていません。
それは
「この男にはいつまでたってもかなわない」
というものでした。
若い当時の自分に、痛烈な向上心を植え付ける経験となったのです。
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竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)
竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫) 作成者 司馬 遼太郎 (文庫 - 1998/9/10)
¥ 660
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