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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
大人だましの超常小説小品集,
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レビュー対象商品: みるなの木 (単行本)
本書は、「アド・バードSF三部作」につながる異次元未来世界を舞台とした8篇と日常世界の6篇からなる、14篇の超常小説小品集である。6篇は日常世界を舞台にしてゐるといっても、「突進」が入社試験の話であるところなどは、異次元の「武装島田倉庫」につながっていくのであらう。小品のひとつひとつの完成度が高いので「SF三部作」を読んだことがなくても十分に楽しむことはできるが、メインディッシュはなんといっても「SF三部作」である。それにしても、椎名誠の超常小説はどうしてこんなにおもしろいのだらう。わたしにとって、読書は遊びであり、ひまつぶしである。椎名誠の超常小説の世界に引きこまれるのは、夢をみるのに近い気がする。それこそが、SFやファンタジーの楽しみではないだらうか。ファンタジーを読むと、教訓くさいと思ふことがある。ルイス・キャロルにはあてはまらないが、名作といはれるものでも、教訓くさいファンタジーがむやみやたらと多い気がする。椎名誠の超常小説は、その点でもすぐれてゐる。 |
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みるなの木 (ハヤカワ文庫JA) 作成者 椎名 誠 (文庫 - 2000/4)
¥ 588
在庫あり | ||