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5つ星のうち 3.0
良質です, 2010/2/23
レビュー対象商品: 小説作法ABC (新潮選書) (単行本)
整理された、非常にわかりやすい内容です。 これを一度読んでおくことで、実際に小説を書く方は、 大いに助けられると思います。 「人称の使い分け」、「ロマン、サタイアと近代文学の違いは・・・」、 「描写」など きちんと理解できました。 例文も選りすぐりの適切なものばかりでした。 ただ、一番興味深い(面白いに違いない) 島田氏自身のエピソードの分量が少なかったのがすこし残念です。 また、「小説を書く」とはいっても、 書きたい小説のカテゴリーによって、この本の内容がどこまで有効かは 変わってくるように思います。
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5つ星のうち 5.0
もの書きにしては広いリベラルな視野に立つ小説の書き方論, 2011/9/14
レビュー対象商品: 小説作法ABC (新潮選書) (単行本)
法政大学の2007年度の講義録。いろいろなモノ書きが小説の書き方について、手前味噌、自画自賛で、子供だましに好き勝手なことを言い散らしているが、島田雅彦は、きちんと大学レベルの国際的な文学文芸の批評論、ナラトロジー論の水準に立って、至極まっとうに、妥当な事例を引いてうまく伝えようとしている。内容と要約は以下のとおり。 1 小説のジャンルとは: 無意識に頼らず、神話を学び、百科全書的な得意分野を作って、他人として語ろう 2 小説の構成法: 起承転結の枠の中で、なぜ、で進め、驚き、を与えけ続けよ 3 小説でなにを書くのか:キャラクターの書き分け 4 語り手の設定: 話すように書く 5 対話の技法: 聞いたように書く 6 描写/速度/比喩: 独創的な表現の工夫 7 小説におけるトポロジー: マタギの視点 8 小説内を流れる時間: 表現時制と内容のズレ 9 日本語で書くということ: 多声で構成せよ 10 創作意欲が由来するところ: 書かずにいられない病気 11 番外篇 私の経験に即して: 全体が体系的に整理されているとは言いがたいが、とにかく事例の引き方がうまい。舞城王太郎からジャン・ジュネまで、必要に応じて、ぴったりとしたものを拾ってきている。抽象的になりがちな批評論やナラトロジー論が、これらの事例によって、生き生きとしていく。べつに小説の書き方を学びたいのでなくても、ひとつの文学の講義として充分に読むに値する。
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5つ星のうち 3.0
パンチがほしい。, 2009/4/15
レビュー対象商品: 小説作法ABC (新潮選書) (単行本)
小説作法としてあるので、途中で課題も出てくる。いわゆる演習問題である。しかし最低限でまとめてきたという感じが終始漂っている。ので、何となく物足りない。 上手に作ってあるのは間違いない。しかしながら・・・エッ、これかよ!というインパクト・パンチがほしい。ちょっと残念である。
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5つ星のうち 5.0
読書上級者を目指す人への―読書作法ABCとしても☆, 2009/4/8
レビュー対象商品: 小説作法ABC (新潮選書) (単行本)
デビュー以来、第一線で活躍し続ける作家にして、大学教授。 しかも、チャン・ツィイーと二人で雑誌の表紙を飾るほどの、ナイス・ミドルである著者の最新作は 大学の講義をベースに、自身の作家人生の中で習得した「小説作法」を教授する本作。 タイトルのとおり、本書の記述のほとんどが小説の書き方に割かれます。 ですから単純に考えれば、読み手にはあまり関係のない話― とも思えます。 しかし、たとえば 料理を、直感的な好き嫌いで判断するのではなく、 その善し悪しを吟味しようとするのであれば 料理の作り方や食材についての知識が必要であるのと同じように 小説を深く味わおうとするのであれば 作家がどのような点に留意し、苦悩したのかを知らなくてはいけない。 そうした観点からすると、 本書は作家が最低限留意すべき点―読者が小説を読むときに注意すべき点― が紹介された、読書作法ABCとも言えます。 個別の記述については、興味深い点が毎ページあり 何度も読み返したくなるのですが、 とりわけ記憶に残ったのは、 筆者の無意識まで読み解くことで、読者と筆者の理想的な関係が築かれる ―という箇所。 そして (あまり本筋には関係のない)韓流ドラマで記憶喪失が描かれるのは、軍役のメタファーだ ―という指摘。 なるほどなぁと感心しきりです。 小説家を目指す方のみならず より一歩上級の自覚的な読書をしようとする方に ぜひとも、ぜひとも読んでいただきたい著作です☆☆
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5つ星のうち 1.0
羊頭狗肉, 2012/4/27
レビュー対象商品: 小説作法ABC (新潮選書) (単行本)
「小説作法」なんて気取ったものを書くほどの小説書いてましたっけコノシトw どうも当人は「文学者」として評価してもらいたがってるようですが、 編集者・出版社に気に入られよう、良い子になろうとするあまり、 マスコミ論壇で内輪受けのするらしい愚にもつかないオシャベリ芸以外、 これといった業績が思い浮かびませんのです。 本書の例によってもったいぶった御高説も、 どこかで聞いたことがあるような月並みなオハナシに終始。 なにか島田氏自身の、 コチラが居住まいを正されるような 「作法」や「理論」が拝聴できるわけでもないのです 判定:駄本 紙資源のムダ
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5つ星のうち 3.0
文系の人向き, 2009/5/24
レビュー対象商品: 小説作法ABC (新潮選書) (単行本)
本は読むが、自分で文を書きたい欲求のない私には正直教科書を読んだ気分。 この作家の書く小説は好きだけど、名前でなんでも買ってはいけないなと。 この本が面白くないというのではなく、分野が違うという意味で。
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