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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 タイトルが不適切
この本は,基本的に Champollion (弟) の伝記で,その限りではよく書けている.しかし,Champollion は古代エジプト語文書の解読に Rosetta Stone を全く使わなかったので,訳書のタイトルはおかしい.彼は現在まで化石的に残っている古代エジプト語の末裔 コプト語 に関する当代随一の知識をフルに利用したのだ.これで済めば本書は名著になれたのに,イギリス人としては,王立協会会員 (FRS) Thomas Young を無理にでもライヴァルに仕立てて競争話を作り上げ,Champollion の短いが充実した生涯の話をこま切れにしてしまった.そもそも Young の名前は弾性体におけるヤング率 (Young's modulus)...
投稿日: 2008/7/25 投稿者: ymatsui4

対
21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 苛立たしくさえある本
邦題にだまされてはいけない。この本にはヒエログリフ解読の経緯は非常にざっくり書かれているが,「ロゼッタストーン解読」の経緯などは少しも書かれていない。この本はむしろ,シャンポリオンが自身の兄に宛てた手紙を中心にまとめた「ヒエログリフ解読者の伝記」といってよい内容である。この邦題は詐欺的といってよい。
文章も薄い。本筋からそれた内容が,随所に小見出しもなく入ってくるため,かなり読みづらい。
シャンポリオンの人となりや,古代エジプトの文化がいかにヨーロッパに伝えられたかを知りたい人には良い本かもしれないが,ヒエログリフ解読に興味を持つ人にはサイモン・シンの「暗号解読」にある数ページのほうが,よほど端的に,かつ面白く読める。
投稿日: 2008/10/13 投稿者: 2ヘルツ


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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 苛立たしくさえある本, 2008/10/13
レビュー対象商品: ロゼッタストーン解読 (新潮文庫) (文庫)
邦題にだまされてはいけない。この本にはヒエログリフ解読の経緯は非常にざっくり書かれているが,「ロゼッタストーン解読」の経緯などは少しも書かれていない。この本はむしろ,シャンポリオンが自身の兄に宛てた手紙を中心にまとめた「ヒエログリフ解読者の伝記」といってよい内容である。この邦題は詐欺的といってよい。
文章も薄い。本筋からそれた内容が,随所に小見出しもなく入ってくるため,かなり読みづらい。
シャンポリオンの人となりや,古代エジプトの文化がいかにヨーロッパに伝えられたかを知りたい人には良い本かもしれないが,ヒエログリフ解読に興味を持つ人にはサイモン・シンの「暗号解読」にある数ページのほうが,よほど端的に,かつ面白く読める。
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14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 期待はずれ, 2008/7/20
By 
じっちゃん (東京都三多摩地区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ロゼッタストーン解読 (新潮文庫) (文庫)
科学者が何かを探求する話は大好きなので大いに期待してこの本を手に取りま
した。私がこの本に期待したのは、'@古代文字の解読という謎解きのスリル、
'A困難な問題に立ち向かう科学者の執念と苦闘、その先に待つ感動の物語。
そのいずれも満たされることはありませんでした。

'@については、この文字はこういうことを表していることがわかったという結
果だけで、シャンポリオンがどういう思考、どういうロジックでそういう結論
にいたったかという肝心の部分が不十分です。

'Aについては確かに描かれていますが、シャンポリオンの奮闘ぶりがいかにも
説明的、解説的で心に迫ってきません。何か教科書を読まされている気分。

読み終えた後に残ったのは失望だけでした。
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 タイトルが不適切, 2008/7/25
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: ロゼッタストーン解読 (新潮文庫) (文庫)
この本は,基本的に Champollion (弟) の伝記で,その限りではよく書けている.しかし,Champollion は古代エジプト語文書の解読に Rosetta Stone を全く使わなかったので,訳書のタイトルはおかしい.彼は現在まで化石的に残っている古代エジプト語の末裔 コプト語 に関する当代随一の知識をフルに利用したのだ.これで済めば本書は名著になれたのに,イギリス人としては,王立協会会員 (FRS) Thomas Young を無理にでもライヴァルに仕立てて競争話を作り上げ,Champollion の短いが充実した生涯の話をこま切れにしてしまった.そもそも Young の名前は弾性体におけるヤング率 (Young's modulus) で既に不滅である.何もここで失敗した話で当人の名誉を貶める必要はあるまいに.まあ,これがフランスとイギリスの不思議な関係と言うものなのだろうか.
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 通勤快読, 2008/6/9
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HIMM (東京都千代田区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ロゼッタストーン解読 (新潮文庫) (文庫)
暗号解読物が好きで手に取ったのですが、なかなか読み応えがありました。翻訳物にありがちな読みにくい、難解な訳もなく、スラスラと読み進めました。シャンポリオンの時代に学問をすることが、命がけであったこと、カメラも、テープレコーダーも、ましてや、コンピュータもない時代に3000年以上前の失われた文字を解読してしまった天才の偉業に感服しましたが、それ以上に、古代エジプトで、いつの時代にか、誰かに解読されるかもしれないという望みを持って、淡々と記録を残した書記の人々に感動しました。文中にあるいつか誰かがこの記録を読むのだという古代の一書記の言葉が、なににもましてすばらしいと思いました。ぜひ、梅雨時の曇り空を忘れる清涼な読後感をご堪能ください。
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 学問の世界の人間臭さがよく伝わってくる、シャンポリオン兄弟の伝記, 2008/6/7
By 
ゴルゴ十三 "Joke Togo" (Japan) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)    (VINEメンバー)    (殿堂入りレビュアー)   
レビュー対象商品: ロゼッタストーン解読 (新潮文庫) (文庫)
ヒエログリフを解読したシャンポリオン(弟)については「暗号解読」(サイモン・シン)で既に知っている積りでしたが、その舞台裏はかくも人間臭い話があったのか、と痛感させられる一冊でした。シャンポリオンに先んじてヒエログリフ解読に迫っていたヤングが、ヒエログリフの解読競争でシャンポリオン(弟)に"してやられた悔しさ"から、シャンポリオンにイチャモンをつけ続けるという話は、人間臭さココに極まれりと言ったところです。「大人げない話」という一言で片づけられそうですが、今の学問の世界でもこのような大人げないプライオリティ争いは日常茶飯事な訳でして。(-_-);; 所詮、学問も人間の営みであり、この辺りの人間臭い処は避けて通れない訳です。そんな処でシャンポリオン(兄)は色々と手助けします。この兄なくして弟の偉業がなかっただろう、ということを本書を読んで初めて知りました。
学問に身を投じようという方は本書でも読んで心の準備をしておくとよろしいでしょう。シャンポリオンが学問に臨む姿勢は、実に学ぶ処が多いです。「高みに達したいと思うなら、独学独習しなければならない」(ヤング)は、シャンポリオンの学問を究める姿そのものです。そして解読の為に必要な学問を修めるモチベーションは「needsではなくwant」(広中平祐)そのものです。そしてシャンポリオンが信じていた古代エジプトの格言「未来に向けて語るべし、それは必ず聞かれん」は実に良い言葉です。ヒエログリフが記されたパピルスは人間の創造するモノの中で最も価値があると古代エジプト人も考えたそうです。科学の世界に身を置く一研究者として、人間臭い喧騒は相手せず、未来の人に"言葉"を残していきたいという思いを強くしました。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ヒエログリフの解読競争を舞台にした人間ドラマ, 2008/12/2
レビュー対象商品: ロゼッタストーン解読 (新潮文庫) (文庫)
1800年代前半、古代エジプトの文字であるヒエログリフを解読したフランス人のシャンポリオン。
最も早く解読した者に栄誉が与えられるという解読競争の中、シャンポリオンが周りの人々の助けを得てどのようにその競争のライバル達に打ち勝ったのかというシャンポリオンの伝記として読めます。

邦題は「ロゼッタストーン解読」となっていますが、原題は「エジプトの鍵-ヒエログリフ解読競争」であり、ロゼッタストーンがヒエログリフ解読競争のキッカケとなったことは事実のようですが、実際にはシャンポリオンはヒエログリフの解読にロゼッタストーンをほとんど用いなかったという点を考慮すると、この邦題は適切ではないかもしれません。
また内容も、ヒエログリフ自体の原理・原則を事細かに説明しているわけではないので、そのような内容を期待する読者は他のヒエログリフの入門書をあたった方が良いかと思います。

ただ、上述のように本書をシャンポリオンの伝記、ライバル達との解読競争を舞台にした人間ドラマとして読むのであれば本書はとんでもなく面白いです!!
シャンポリオン自身の天才っぷりもさることながら、シャンポリン兄弟の兄弟愛も泣かせます。
生涯に渡って弟を支え続けた兄、ジャック=ジョセフの人柄の素晴らしいこと・・・

仮にヒエログリフが解読されていなければ古代エジプトについて明らかになっていることは今より遥かに少ないということを考えれば、シャンポリオンがどれだけ偉大な人物かわかります。
古代エジプト好き、ヒエログリフ好き、シャンポリオン好き、いずれの方にもオススメできる内容です。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 原題はThe Keys of Egypt(エジプトの鍵)です, 2008/9/24
レビュー対象商品: ロゼッタストーン解読 (新潮文庫) (文庫)
本著を読むとわかりますが、ロゼッタストーンはヒエログリフの解読にほとんど役に立っていません。主人公シャンポリオンが手に入れることができたロゼッタストーンの写しは精巧でなかったため人名が一つ読める程度だったからです。
なぜこんな邦題が付いたのか不思議です。
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5つ星のうち 5.0 ロゼッタストーンを解読した天才の栄光と悲哀, 2013/4/12
By 
榎戸 誠 - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: ロゼッタストーン解読 (新潮文庫) (文庫)
「ロゼッタストーンはシャンポリオンによって解読された」という通り一遍のことしか知らなかった私だが、『ロゼッタストーン解読』(レスリー・アドキンズ、ロイ・アドキンズ著、木原武一訳、新潮文庫)によって、3つの興味深い事実に触れることができた。

第1は、ジャン・フランソワ・シャンポリオンがフランス革命時代の言語学者でありながら、激動の歴史に巻き込まれ、波瀾万丈の人生を送ったこと。

シャンポリオンが生まれたのは1790年、フランス革命の翌年であった。革命の動乱の中で幼少期を過ごし、その10代の頃、ナポレオンが帝位に就き、20代半ばの時、ルイ王朝が復活し、41歳で世を去ったのは、1830年に起こった七月革命の2年後である。本書にはシャンポリオンとナポレオン・ボナパルト、ルイ18世、シャルル10世、ルイ・フィリップなどとの直接的な接触もかなり詳細に描かれているので、目まぐるしい歴史の変転を身近に感じることができる。

第2は、今から200年も前だというのに、現代も顔負けの熾烈なヒエログリフ解読競争が展開され、勝者であるシャンポリオンがライヴァルたちから執拗な嫌がらせを受け続けたこと。

最大のライヴァル、17歳年上のトーマス・ヤングを初めとする多くのヒエログリフ研究者たちの誹謗、中傷、業績横取りといった未練がましい、潔くない態度に憤りを感じるのは私だけだろうか。

第3は、ロゼッタストーン解読はシャンポリオンの天才と努力によるものであるが、その陰に、彼の生涯に亘り、彼を励まし、支え続けた12歳年上の兄、ジャック・ジョゼフ・シャンポリオンの存在があったこと。

神聖文字とも呼ばれる古代エジプトの絵文字、ヒエログリフは紀元前3000年以上前から紀元4世紀の初めまで使われていた。しかし、エジプト人がギリシャ文字を使うようになると、ヒエログリフは忘れ去られ、解読できる者がいなくなってしまった。ヒエログリフ解読を飛躍的に前進させたのが、ロゼッタストーンの発見であった。ナポレオンのエジプト遠征中にナイル川河口のロゼッタで発見された石には、3種類の異なった文字が刻まれていた。上段にヒエログリフ、中段に後にデモティクと呼ばれることになる文字、下段にはギリシャ文字である。同一の内容が3種類の文字で表記されたものと推定され、ここにヒエログリフを解読する有力な手がかりが登場したわけである。

ライヴァルたちより遅れてこの解読レースに加わったシャンポリオンが、貧困や病弱といったハンディキャップと闘いながら、見事、ヒエログリフの謎の解明に成功したのは、1822年、31歳の時のことであった。その瞬間、彼がその喜びを真っ先に知らせようと向かったのは、200m先の兄の勤め先であった。「シャンポリオンはそのわずかな距離を全速力で駆け抜けていた。論文とノートと図版をかかえ、狭くて暗い道を学士院めざして突っ走った。体の不調からまだ十分には回復せず、また、極度に興奮していたためもあって、兄に部屋に飛び込んだときには息もたえだえだった。机の上に論文を投げ出し、彼は叫んだ。『わかったよ!』と」。

シャンポリオンは兄弟愛に篤く、家庭を大事にする人であった。

シャンポリオンが長年に亘り難解とされてきた解読に成功できたのはなぜか。ヒエログリフは表意文字であると同時に表音文字でもあることに気づき、ヒエログリフのアルファベットを発見したことで道が開けたのだ。シャンポリオンのヒエログリフ解読によって、それまで知られていなかった古代エジプトの歴史、文化、社会などの状況が明らかになったのである。

私たちの知的好奇心を十分に満足させてくれる一冊である。
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5つ星のうち 5.0 シャンポリオン伝, 2012/7/1
By 
宣長さん "hoelderlin on sirius" (香川県観音寺市) - レビューをすべて見る
(トップ50レビュアー)   
レビュー対象商品: ロゼッタストーン解読 (新潮文庫) (文庫)
 差し詰め「シャンポリオン伝」と銘打たれるべき本である。同時代のヤングやザイフェルト、他にレプシウス等への評価、賛辞が一言もないわけではない。翻訳の不備で、コプト語とヒエログリフを繋ぐ〈デモティク〉の解読がさもシャンポリオンに帰せられているようかのよう(452頁)であるが、これはヤングをも正当に評価する著者の主旨(408頁)に反するであろうものの、とにかくヒエログリフの解読という一点において終始シャンポリオンの偉業を讃え特に正当に評価されていないことを主張している書である。
 論争が多いと言えば、エジプトに関わるどの問題でもそうであるが、このヒエログリフの問題はその最たるもの、如何にシャンポリオンが精力的に攻撃的であっても、それはそうでもしなければ解読を進めることができなかったのではないか、と思われる事だ。その意味でタイトルは「戦いの生涯」、とでもすべきかもしれない。
 また、歴史背景の描写の端々の中には興味深い記述もある。
「古代エジプトの墓の設計図はきわめて稀だった。これは現存するものではもっとも詳しい王の墓の設計図で、二十八分の一の縮尺で描かれていた」(319頁)
「未知の内容を秘めたパピルスの多くは、それを広げる新しい技術が開発されるまで、巻かれたまま博物館に保管されている」(320頁)
「ヒエログリフは・・・知られている限り最古の表音文字なのである。・・・エジプトとメソポタミアの両方で同時に文字が生まれた・・・しかし、まず最初にエジプトで生まれたという可能性の方が高い」(451頁)
 シャンポリオンとヤングをしてアルファベットがあてがわれるようになった絵文字の解読も、その意味の向うにある歴史と神話の全貌解読としてはまだまだこれからと言うべきだ。
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5つ星のうち 3.0 最悪とは言えない。, 2012/5/4
レビュー対象商品: ロゼッタストーン解読 (新潮文庫) (文庫)
ロゼッタストーンの和訳された本もあり、その過程についても知っているので特に必要性があったわけではなかったですが、とりあえず。
ロゼッタストーンの翻訳、そしてヒエログリフ解読。
何気に訳しているヒエログリフが、彼(と彼のライバルであるヤング)によって解明された過程が書かれています。
訳のわからない(難しいという意味でなく、くだらないという意味で)ヒエログリフ本を買うなら、こちらを購入した方が、100倍いいでしょう。
その気になれば、更ににヒエログリフの勉強でも、古代エジプトに興味を持って行くこともいいのではないかと思います。
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ロゼッタストーン解読 (新潮文庫)
ロゼッタストーン解読 (新潮文庫) 作成者 ロイ・アドキンズ (文庫 - 2008/6/1)
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