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2011年1月26日
タイトル通りに『旦那様からみた妻』が読みたかったのでがっかりしました。
しかも最後になって『実は妻が書いた』と分かり、かなりシラケました。
実際に旦那様からの視点での本音が知りたかったです。
妻である著者の苦労や努力はある程度理解できるような文になっていると思いますが、あくまでも高機能自閉症の妻側からの意見と感じますし、それが旦那様から見て本当に許容できているのか、それとも『分かってはいるけれど実際は共に生活する上で相当辛抱している』のか...等。
私には本音が見えない、という印象でした。
また、地球人の私からすると、苦労なさっているのを理解しながらも、「自画自賛」の度合いが高すぎて 気持ちの良いものではありませんでした。
それが高機能自閉症の故になる発言であるなら、やはり旦那様の書いたものが読みたかったです。
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2009年2月8日
障害認定ほどではないが私も同じエイリアン的傾向を持っている。そのために地球人の意見を知りたいと思い、この本を買ったのだがちょっぴり期待はずれだった。

話手側のフィルターが掛かっており、地球人が書いたというには違和感がある。本当に宇宙人と暮らす夫側からの意見がほしい。

アスペルガー星人はアスペルガー星人なりに苦労しているのはもうわかっているので、地球人の意見こそ聞いてみたいもの。地球人が何を考えているのか、アスペルガー星人にはわからないのだから。
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VINEメンバー2006年6月13日
泉流星女史のことは前作「地球生まれの異星人」で知り、それに勇気付けられたので今作は旦那さんが泉さんについて書かれたものらしいということでわくわくして読んだ。

しかし。理系であるはずの旦那さんにしてはやけに文章にこだわりが多い。泉女史が好きなカンディンスキーの絵や旦那さんが好きなウィリー・ケンの走行の描写など、そしてなんかやたら泉女史への憐憫や賛美が鼻について気になってあとがきを先読みした。やっぱり。

これは泉女史が旦那さんの視点から見た泉氏として書いたものだった。

それがわかって、ああ、やっぱりなと思うと同時に文体から一気に彼女の自意識と自己顕示欲がこぼれ匂い、釈然としない気持ちと軽い苛立ちを抱いて本を閉じた。

あとニキ・リンコ女史にもいえることだが異星人という言葉がひっかかってしまう。

自閉、発達障害のスポークスパーソンとなった彼女たちの功績は認めるが、彼女たちの著書によって定型発達者が自閉圏の人間はこういうひとたちだと固定観念を持つかもしれないということは同じ発達障害者としてそれは大きな不安であり功罪だ。

賛同は得られないかもしれないがこのレビューの採点を辛くさせていただくことにする。
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20人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
どうも本に入りきれない・・・。全てのページに違和感。そう感じながら読みました。
日々アスペルガー患者さんと向き合って暮らしている人の方法や意見を知りたいと思ったのに、この本からは「旦那さんも大なり小なりアスペルガーの気質があるのではないか?」という落ち着かない感じ。

あまりにも落ち着かないので途中で「他の人はなんておもっているのだろう」とここにレビューを読みにきて、先にオチを知ってしまいました。
(ここから先はそのオチがわかるので未読の方は読まないほうが良いです)

なるほど。これはある意味、何よりもわかりやすい症例の資料かもしれません。どこが、とはいいにくいのですが、少し今の地球人的社会(著者の言葉を借りるならば)の発想とは違う文体。著者が夫=地球人になりきって書いているというのに、それでもにじみでる違和感、そしてそれに対していけないと思っても湧き出る違和感。不快感とまではいいませんが読者の不安を煽ってしまいます。これが日々アスペルガー患者さんが苦労しても社会とズレてしまうということなのだとわかりました。

アスペルガーの方と向き合う術を知りたい、という当初の目的からすると☆は2つでした。しかし資料としては☆を増やしたいと思います。
この本が狙った効果とは違うのかもしれませんが、アスペルガー症候群の特徴がよく伝わりました。そして、下手に著者の文章が上手で、一件地球人に見えるからか、頭ではわかっていてもやはり「違和感」などと私も言ってしまいました。向き合うことが難しいことがあらためてよくわかりました。ここまで書けるようになるのにどれだけ苦労をされたのだろうと思うと胸が痛いです。人口の6%もいるのであれば、もっと社会でも彼らが生きやすいような対策が採られていくことを切に願います。
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2008年10月15日
アスペルガー診断済です。自分と同じ障害をお持ちの方が自分で書いた本というので、期待して読みはじめました・・・が肩透かしでした。

同じことばかりが書いてある本という印象は否めません。(1)自分の能力とか特技の誇示(英語が巧い、料理にセンスがある、旅行名人である、有名人と接触がある・・)、(2)出来ないことと障害の関連・言い訳(周囲が障害に理解がないから仕事が出来ない、田舎だから仕事がない、車が運転できないから家の外へ出られない、障害者は好きじゃないから施設へは通いたくない・・)が続きます。自分で自分を褒めちぎって書くために、こういう「夫が書いた」という設定にしたのかなとふと思いました。

アスペだから鬱になった…というのは分かりますが、アルコールにはまったのは本人がだらしがないからという気がします。全てのアスペの人が飲酒の問題を持つとはとても思えません。そのアルコール依存から立ち直ることが出来たのも「自分の情報収集能力と、自分の行動力のおかげ」というくだりでは完全にしらけてしまいました。

それにこの本は「健常者と結婚できたアスペルガーの女性」「健常者の夫が全ての金銭的ニーズと社会的保護を与えてくれる」ケースです。泉さんは自分がどれだけ恵まれているか分かっているんだろうか?
しかしアスペの男女も結婚できなかった場合、自立・自活を強いられるわけで、この著者のように「働きたくなければ働かなくってもいい」「福祉1本に頼らなくてもいい」という理想的環境にあるわけではありません。その問題の深刻さがまるで触れられていないのがこの本を読んで失望した理由かもしれません。
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2005年10月6日
実際のところ、僕自身が高機能広汎性発達障害者で、高機能自閉症と同じく自閉症に分類される障害を持っています。
僕の感想は、これはまるっきり自分のことじゃないの!というものでした。実によく書かれています。そのものです。
自閉症は一般によく理解されていない様で、僕自身はじめて会う人に説明しても全く信じてもらえなかったりします。
この本では高機能自閉症者の日常の特徴が綴られており、また軽快な文章でたのしく読み進められました。
おすすめの1冊です。
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42人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
アスペルガー症候群とは「興味・関心やコミュニケーションについて特異であるものの、知的障害がみられない発達障害」であって、端的に言えば「知的障害がない自閉症」だそうです。(Wikipediaによる) そういう人にとって日常生活・夫婦共同生活はどの様に目に映るのか良く分かります。夫も妻も最初は妻が抱える本当の問題を正しく認識できず、お互いに夫婦間の「異文化衝突」に疲れ果て、夫婦生活の危機を迎えるのですが、いったん妻がアスペルガー症候群に属するらしいということが判明すると、お互いの意識のズレに関する理解が進み、状況が"カイゼン"されます。その過程が、あまり深刻にならない程度にユーモラスに語られます。数時間で一気に読了しました。この夫婦に心から拍手を贈りたい気分です。(^-^)

普通学級の約6%はこういう症候群に属するらしいという下りを読むと、そう言えば自分の周りにもこういうコミュニケーション下手な人(空気読めない人)は居るなぁと気付きます。その人達も、ひょっとしたら"潜在的アスペルガー症候群"なのかもしれません。その人達とどういう風に接すれば良いのか、本書を読んで心の準備が出来た気がします。『異文化衝突』から『異文化交流』へと発展できるかもしれない、という可能性に気付けたのは大きな収穫でした。「ぼくには数字が風景に見える」(D.タメット)と同様、「人間の『個性』のスペクトラム」に関する理解が深まる本です。(人間の『個性』もソフトウェア同様「"バグ"ではなく"仕様"」と捉え直せることに気付くことが肝要ですね)

【注】「あとがき」は先に読まない方が良いです。ネタばれになってしまいます。なお、文庫化に際し作家・市川拓司氏(代表作『いま、会いにゆきます』)が解説を寄せています。この市川氏にも拍手を贈りたいです。
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2007年1月25日
 たまたま古本屋に行って目に留まった一冊の本、それがこの本でした。

 私は以前から周囲まるでどこかの国から来たエイリアンみたいだと言われることが多く、また裏表紙に書かれていた事項にかなりたくさんあてはまったことから、もしかしてと思い即決で購入しました。そして、いざ内容を読んでみると、非常に覚えがあることが多く、興味深々で最後まで読み通してしまいました。

 以前から、高機能自閉症という言葉は耳にしたことがありましたが、実際にどういったものか、深い理解はありませんでした。しかしこの本は、障害をもたない夫からの視点で書こうと努力がされており、また日常生活を介してのストーリが多く、内容的にとてもわかりやすかったです。高機能自閉症に対する理解が深まりました。

 本書の中にも言及されていますが、高機能自閉症と分類される人は実に6%にものぼるそうです(ということは40人のクラスで2〜3人は高機能自閉症の人がいるということになります)。

 自分がもしかしたら高機能自閉症ではないか、と思ったら一度読まれてみてはいかがでしょうか?
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VINEメンバー2007年5月12日
異星人という表現自体が、見方によっては、差別的ではないかと思われるが

作者の意図は、欠陥のある地球人ではなく、違うつくりの完成した宇宙人ということだと

思う。

つまり、作者にとって、同じ地球人の枠内で、自らを障害と位置づけられることのほうが

よっぽど差別的に感じるのだ。これを理解した上で、途中で読むのをやめずに

最後まで読むと、いろいろことが伝わってくるので、最後まで読んでほしい。

作者の症状は、ノンバーバルなコミュニケーションをこなせない

ことにつきるのだが、そのことから生じる周りとの軋轢を

どういった努力で回避しようとしたのかという過程は、一般の人であっても

多少、人間関係に苦手のある人は、学ぶべきことが多いと思われる。

病気を理解するという観点で読んでもいいが、処世術として読んでもよいのではないだろうか。
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28人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
2005年11月3日
小学生の娘も「妻」さんと同じ様なタイプに分類されている人ですので、個人差はあるでしょうが「妻」さんの言動がイキイキと私に聞こえるようで、一気読みしてしまいました。楽しくて、切なくて、愛しくて、健気で、手に負えなくて、、そして、娘の言動のあれこれの裏にも、「妻」さんの様に、ちゃんとした思いや理屈があると言う事、決してないがしろにしては、いけないのだ、もっと歩み寄ろう、、と言う気持ちになりました。そして「夫」さんの気持ちが手にとるように分かりました。一言では語りつくせないお二人の夫婦生活、、疲れ果てる時もあるかも知れませんがきっと「妻」さんに出逢えてよかったって、思える。私は「娘に出逢わせてくれてありがとう」と、改めて前向きに思える一冊でした。
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