カスタマーレビュー


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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「リズムのよい文章は読みやすい」の典型
何気なく手にとって読み始めたら止まらない。

要因はひとつ!話しも面白いが、なんたって文章のリズムがいい!

落語家である主人公 三つ葉の語りで進むのだから、落語調でテンポがいいともいえるが、いや、実際、リズムよく文章を書き進めるには書き手の技量が不可欠だ。

スイスイ文章を読み進めていくうちに、「この書き手、ただ者ではない・・・!」と思い知った。

登場人物はみんな無器用で、要領の悪い奴らばかり。

読んでいるこちらかすると、「お前、なんでそれがわからないのだ!」と意見してやりたくなりたくなった。

でも、それくらい無器用で、正直な奴らばかり出てくる話なので、各人物に愛情も湧く。...
投稿日: 2007/2/28 投稿者: u猫

対
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 咄家
三度の飯より落語が好きで、噺家になったはいいが、目下前座よりちょっと上で真打ちより下の二ツ目である主人公。 そんな彼に話し方の指南を頼む人々が現れる。 落語という手段によって話し方を克服するという目的を果たすべく奮闘する。

何かをやり遂げたことは価値があり、やり遂げることが出来なかったものに対しては何もかもが無価値であるという風潮に対して一石を投じているような印象を受けました。結果のみを求めるのではなく、それに伴う過程も相応に重要視されるべきなのではないのでしょうか…。

「自分が大事だと思っているものから逃げると、絶対に後悔する」
投稿日: 2010/4/23 投稿者: h


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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 「リズムのよい文章は読みやすい」の典型, 2007/2/28
By 
u猫 (東京) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫) (文庫)
何気なく手にとって読み始めたら止まらない。

要因はひとつ!話しも面白いが、なんたって文章のリズムがいい!

落語家である主人公 三つ葉の語りで進むのだから、落語調でテンポがいいともいえるが、いや、実際、リズムよく文章を書き進めるには書き手の技量が不可欠だ。

スイスイ文章を読み進めていくうちに、「この書き手、ただ者ではない・・・!」と思い知った。

登場人物はみんな無器用で、要領の悪い奴らばかり。

読んでいるこちらかすると、「お前、なんでそれがわからないのだ!」と意見してやりたくなりたくなった。

でも、それくらい無器用で、正直な奴らばかり出てくる話なので、各人物に愛情も湧く。

「頑張れ!もうちょっとだ!」と応援しながら、話しを読み進めることができる。

読みやすい文章で読者を惹きつけ、応援したくなる登場人物を描く作者、なかなかの手練れである。
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25 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 プロセスに掛ける情熱が,この物語の良さ, 2006/11/9
レビュー対象商品: しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫) (文庫)
普段暮らしを着物で通し,喧嘩っ早くて女に疎い。ある日,そんな男のもとに悩める仲間が押しかける。落語の稽古をつけてはみるも,仕事に恋に落ち込んで,教えるどころの騒ぎじゃない。26歳の二ツ目噺家・今昔亭三つ葉をめぐる,奮闘の物語。

結論から言うと,各人の悩みが解消されたとは言い難い。それでも,何かが少し変わっていて,前向きに生きていこうという兆しが見える。これまで読んだ作家に例えるなら,重松清的な読後感を,荻原浩風の楽しいキャラ立てと,松樹剛史風の淡い恋愛描写で描き出した,という印象です。ラストがやや安直な気もするけど,大きな問題ではありません。

プロセスに掛ける情熱が,この物語の良さかな。とりわけ上方落語を必死に覚える村林少年と,人に教える傍ら,自らも師匠の十八番に挑戦する三つ葉には,応援する言葉のひとつも掛けたくなります。クライマックスの高座シーンは,自分も客席に居る気分になれます。
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15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 良質のエンターテインメント。, 2007/6/18
レビュー対象商品: しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫) (文庫)
二つ目落語家というのは、中途半端な存在だ。

前座修行から解放され、羽織も着れるので一応一人前。

だが、芸は未完成。噺の機会は自分で見つけなければ、そうそうはない。

そんな、不安であり、焦燥感にうちひしがれる一方で、自分のキャリアもそこそこに積み・・・という宙ぶらりんな存在に着目したのは、作者の慧眼。

そこに、それなりに自分の人生を生きてきた、

しかしある種の「閊え」を抱えた3人が集まって・・・

落語好きでも安心して読めるし(ご贔屓の二つ目落語家が何人か頭に浮かべば、より一層楽しめる)、落語に関心がなかった向きも一気に読める。

「茶の湯」という噺を高座にかける前あたりの、主人公の祖母との掛け合い(茶の心を語るあたり)が個人的にはぐっとくる。

何を読もうか、迷っているときに是非薦めたい一冊だ。
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 自分を良いと言ってあげたい, 2007/5/20
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レビュー対象商品: しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫) (文庫)
生き方が不器用で、人とのつながりを求めているのに

うまく伝えることが出来ない人々が

一歩踏み出して、自分に対して「良いんだよ」と

言ってあげるまでを描いている作品。

「いわゆるハッピーエンド」的に

皆の問題が全部すっきりして万々歳ではなく、

むしろ解決すらしてない。

大切なのは一歩を踏み出すことで

それにより彼らが一段成長していくところに感動してしまう。

とはいえ、ベタな展開にいくのではなく、

物語の鍵になる落語と同様、テンポ良い語り口で進むので

さらっと読めつつも、読後に非常に気持ちよい気分にさせてくれる作品です。
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 以心伝心じゃだめなときがあるから, 2007/8/11
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香桑 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫) (文庫)
言いたいことを言えなかったり。余計なことまで言い過ぎてしまったり。わかっていても言えないんだ!と、悲鳴を心の中であげたり、握りこぶしの中に隠している。
言わなくちゃと、言わなくちゃ伝わらないんだから、わかってもらえないんだからと、手変え品変え言葉を重ねてみたけれども徒労に終わったことさえある。
自信なんて、ないことばかり。それでも、ないものは作ればいいのだと語りかけてくれる。そして、自信がないままの自分だって、受け止めてくれている人が今もいることを思い出させてくれたりするのだ。
うまく通い合えないつらさを知っている人に、この物語はそっと寄り添う。落語のことはよく知らないが、噺を聞いてみたいと思うようになったぐらい、あたたくて面白い本だった。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 とにかくおもしろい!!!, 2006/4/13
レビュー対象商品: しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫) (文庫)
初めて佐藤さんの作品を読みましたが、登場人物がみんな魅力的で、佐藤さんが一人一人愛情を持って描いているんだなぁ〜というのが伝わってきました。それに、落語で話下手を直すという発想がこれまたおもしろかったです。読み終わるのがもったいないと思わせる、とても良い作品でした。。。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 三四郎、小学生の坊ちゃん、一寸変わったマドンナが登場, 2006/5/27
レビュー対象商品: しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫) (文庫)
佐藤多佳子のサマータイムもそうですが、この小説の時代と今との違いはケータイが出てこないこと。

主な登場人物は、二ツ目の若い落語家、黒猫を思わせるきつめの若い美女、関西から転校してきた一見元気な男子小学生、ハンサムで優しい若いテニスのコーチそしてごっつい元プロ野球選手です。

主人公は落語家で、その他の主な登場人物は皆訳ありで、自信喪失その他で世渡りの苦労をしています。

主人公は彼らを助けようと落語教室を開くのですが、これがなかなかうまくいきません。この小説は、軽度のメンタル症状がある人へのメンタルヘルス対策風でもあり、また漱石の、三四郎、小学生の坊ちゃん、自信喪失でこわばったマドンナのような人物を登場させて、これを女性作家が調味付けしたようでもあります。

落語の世界もちょっぴり分かります。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 新しい時代の文学, 2001/10/12
レビュー対象商品: しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫) (文庫)
笑ってもらえない噺家、どもりのテニスコーチ、鼻つまみ者の元野球選手、と登場人物たちははっきり言って情けない、かっこ悪い人間ぞろいである。好きだと上手く伝えられない、言葉が理由で苛められる、けれどもけっして泣いてなんか見せない。意地っ張りで、少し哀しくて、けれどもけして負けないで欲しい人たちの物語。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 青春、なんて、安っぽくない, 2003/12/8
レビュー対象商品: しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫) (文庫)
 「しゃべりのプロだろ、達ちゃん、おしえてよ」従兄弟の良に、どもりのくせがでて、アルバイトのテニススクールで上手く指導出来ないことを相談され、古今亭三つ葉、(26歳噺家・本名外山達也)はマイってしまう。

 頑固で短気で女の気持ちにはちょっとばかり疎い江戸っ子の主人公。その元にあらら、どういうわけだか話し方指南から落語指南を頼んでくる奴らが現れる。小学生(関西から引っ越してきた阪神ファン)、若い女性(元劇団員、”大根役者”現在アルバイト)、引退したプロ野球選手(強面の持ち主、代打の星。現在の職業はプロ野球解説者だがマイクを前にするとしゃべれない。しかしかなりの毒舌家)。一癖も二癖もあるこの人物たち落語教室は幕を開ける…。

 読んでると胸のあたりがくーんとひきつけられて、すがすがしい!達也もとい三つ葉の心のゆれ具合に、こちらまでつられてしまう。あたしは関西人で、もりそばは汁にたっぷりつけて食べる。いまだに野球界のヒーローは、バースだ、と思っている。だから、江戸っ子の気持ちって良くわからないけれど、それでも。青春小説なんて枠を決めたくないけれど、なんだか元気をもらえる、そんな小説。

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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 上手いっ!, 2003/6/27
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アイク (京都市) - レビューをすべて見る
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しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫)
しゃべれどもしゃべれども (新潮文庫) 作成者 佐藤 多佳子 (文庫 - 2000/5/30)
¥ 662
在庫あり
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