Androidアプリストア Amazonファミリー Amazon Student Office2013在庫一掃セール Amazon MasterCard nav_flyout_biss Music Indies ファッション Fire Fire HD 8 Fire HD 10 Fire TV stick Amazon Fire TV Fire TV stick 父の日2016ギフト・プレゼント特集 紫外線対策特集 pets 子猫の飼い始めガイド Kindle Amazon MP3 ゴルフクラブ・ゴルフ用品・ゴルフ場予約

カスタマーレビュー

5つ星のうち4.755
5つ星のうち4.7
形式: 文庫|変更
価格:¥767+ Amazonプライムなら、お急ぎ便が無料
お客様の評価(クリア)この商品を評価する


レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。

2003年5月25日
そもそも司馬遼太郎のファンなので、その点を考慮いただければ・・・。
上中下と3巻あるので、内容はかなり濃い。いわゆる一般的な項羽像、劉邦像はこの本が出所ではないだろうか?と思ってしまう。
したがってある程度の史実と地理の知識を持って読むのが有効で、インターネットで2,3時間調べてから読むのがオススメ。私も地図帳とインターネットを活用しながら読み進んだ。
百戦百勝の項羽と百戦百敗の劉邦、何かと能力の高い項羽と自分では何も出来ない劉邦。結果的に劉邦が勝ち漢帝国の高祖となるのだが、どちらが優れているという単純なものではなく、さまざまな要素の化合物が歴史を作ったのだ、などと思った。
また国家や企業のリーダーシップについても深く考えさせられる。項羽はなんとなく想像できるリーダーだが、劉邦についてはどのようなリーダーであったのか想像が難しい。現代においてもイメージできるようなモデルが存在しないせいか?その意味では経営学のケーススタディの本とも言えなくもない。少なくとも私にとっては五指に入る教訓を得た。
さらに「国士無双」「馬鹿」「背水の陣」「四面楚歌」などなど多くの故事の由来なども出てきておもしろい。
ちなみに三国時代の曹操の祖がこの劉邦の家臣であった(らしい)とは知らなかった。
0コメント|44人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?はいいいえ違反を報告
2004年1月19日
本書は、中国の司馬遷の書いた「史記」に基づき、司馬遼太郎が独自の調査と、独特の歴史観を持って描いた作品である。
項羽は武の天才であった。自身の力、カリスマ性など並ぶ者のない豪傑である。しかも、項羽は自分に跪く者に非常に寛容で、情も深かった。特に同じ楚人に対しては絶対的な愛情と信頼を示す。しかし、反対に敵に対してはまったく容赦なく前代未聞の大量虐殺などを行う。
対して劉邦は、はっきり言って無能である。武だけでなく智もあまりない、しかし劉邦は人の意見を聞く耳を持っていた。不思議なことにそういった人間には、欠点を補ってくれる様々な有能な人物が集まってくるのである。
項羽には何度も天下を取れるチャンスも力もあった、本来なら何の問題もなくすんなり秦の後を平定していたはずである。しかし、項羽の敵に容赦ないというこの陰の部分が最終的には彼に天下を取らせなかった。
「天が自分に天下を取らせなかった」そういって死んでいった項羽…彼が天下を取っていたらどうなっていただろう。歴史は様々な必然と偶然で成り立っているのだと痛感させられる。
「鴻門の会」「背水の陣」「四面楚歌」など様々な言葉を生み出しているこの戦い。紀元前にこれほどの戦いが繰り広げられいたとは、中国の奥の深さには敵わない。
0コメント|36人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?はいいいえ違反を報告
2003年1月21日
司馬遼太郎の本を初めて手に取って読んだのが、この「項羽と劉邦」だった。
数ある"項羽と劉邦本"の中でも彼ほどの書き手の物となると、読者を引き込み、最後まで飽きさせる事のない手法はさすがと言うべきである。
入り込み易いなめらかな筆致ながらも、読者をつかんで離さない重厚な内容が、あまり興味のなかった「史記」の世界をとても新鮮に感じさせてくれた。
特に人物の描写が優れていて作家の年季を感じさせる。 と言うより、この個性の塊のような男たちが、存在し、思考し、行動する事を描いてこそ、連動する「歴史」を肌で感じさせてくれるのだ。
その点で人物描写を核としている「史記」を材にしたことで、この本の持つ価値は決まったようなものだ。
誰が善で誰が悪という事はもちろんない。読み手は、せめぎ合い咆哮するすべての群雄に愛情を感じる事だろう。
何かのキッカケで本書を読んだ人は、中国史のダイナミズムと、あの広大な大陸を制しようと策動した人々の歴史に圧倒されるのである。
打たれ強い中国人の性質が分かるというものだ。
著者は戦乱を描き切っており、「戦後」には触れていない。戦後は中国のあらゆる時代の例が示すごとく、戦乱に生きた者には非情な結末が待っている。 興味の尽きない方は、原典の「史記」も手にとってみるといいだろう。
ほぼ同時代に生きた司馬遷が、各地に取材して描いた「列伝」を、本書と比較して読んでいくのも楽しい。
0コメント|32人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?はいいいえ違反を報告
2013年7月2日
読んでいて引き付ける魅力はありますね。人物が対照的というかそれぞれ特徴が際立っていて、(知らなければ)次の展開が気になって仕方ありません。

舞台は今から2000年以上も前のこと、秦が倒れるところから漢の成立までの話。大まかな流れは事実でしょうが細かい描写は創作でしょう、その辺は意識して読む必要があるとおもいます。核になるのは項羽と劉邦、2人の人物を中心に関係する人々の群像が描写されています。

読んで思ったことは・・・
項羽と劉邦、よく対照的と言われますけど、本当は対照的というより「違う方向を見ていた」というのが正確なのではないかと感じました。だからふるまいも違ってくる、項羽は軍人、劉邦は治めるもの、資質がそうなんでしょう。最終的に劉邦が残ったのは必然性があったように思います。

軍人はあくまで高みを目指す(力で)、だから力のあるもの(精鋭)が重用され、自分の庇護をうける弱者はいたわる。一方反旗を翻すものには容赦ない。これは社会というより企業のような組織には向いているかもしれません。

ところが実社会はそうではない。社会を構成する人は様々、子供から老人まで金持ちから貧乏人まで、当然、民主主義の時代ではないけれどもどんな時代でも民意はある。それをくみ取れて初めて安定した治世をおこなうことが出来るのではないだろうか。そして劉邦はそれが出来た、人の意見を聞くことが出来るということで。読んでいくときめの細かい配慮をしていることが分かります。そして次第に多くの人々から支持を受けるようになる。

人材に恵まれていたという点では、項羽劉邦どちらも言えると思いますが、決定的な場面で有用な策を取れたかどうか(価値を見ぬけたか)で結果が変わったともいえるのではないでしょうか。

それから、
人の上に立つには、ふさわしい志を持つことが必要で、それがない者はその地位には収まれない、ということも感じました。陳勝・呉広あたりから実力者の韓信まで、天下を取るというまでに至らなかったのは、そういう人物ではなかったというより、志の問題、という感じがしました。より大きく考えられる者がよりふさわしい地位に就く。ある種の真理ではないだろうか。

広大な中国を舞台に繰り広げられた歴史の一幕、そんな昔に生きた人々の想いを知ると考えさせられるものがあります。
お薦めです。
0コメント|1人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?はいいいえ違反を報告
VINEメンバー2007年4月13日
司馬さんの著書の凄みはやはりその人間の観察眼とそれがいかに時代に影響したかを、簡単な文体で強烈に印象づけていくことでしょう。そして面白いのは読者の記憶レベルを信用しておらず重要なところは必ず繰り返し同じ説明をつけ「〜なことは既に述べた」と復習させてくれるところ。それによって更に読者の理解度が増す。

項羽の大将観と劉邦の大将観の対比が本当に面白い。項羽の豪勇さと比べ戦下手の劉邦がなぜ項羽に勝ててしまったのか・・・司馬さんは劉邦を「異常に大きい空っぽの袋」だったと面白い例えをしている。要するに優秀な人材を丸ごと飲み込む魅力があり、しかも「私がいなきゃこの人駄目だ」と思わす何かがあったというのだ。確かにある程度の組織までは強烈なカリスマ性のある項羽のような人材が適当なのだろうが、それ以上になると劉邦のような空っぽさが必要なのかもしれない。

そして結局大衆が頼るのは「飯を食わせることが出来る者」というような当然にしてう〜んと唸る社会の切り取り方の数々も見逃せない。

上下一気に読み切ってしまえる迫力満点の作品。
0コメント|18人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?はいいいえ違反を報告
2011年9月19日
秦の始皇帝が斃れ陳勝・呉広の乱が起きるところから、秦軍を率いる章邯が項羽に敗れ実質秦が敗北するまでが描かれる。

人物像に対する予備知識を殆ど持たずに読み始めたので、司馬遼太郎の劉邦の描き方がとても新鮮だった。人徳によって乱世を制した男が、現代に言う「人望のある人」ではなくここまで滑稽な人物として描かれているとは意外だった。

蕭何が劉邦を評する言葉が印象的である。

「劉邦は、空虚だ。だからいい」「理想をいえば、いっそ空虚という器が大がかりであればあるほどいい。有能者たちが多数それを充たすことができるからである。」

出来上がった組織で人に仕え、能力を認められて上り詰めるには難しい人物。組織の中で頭角を現すリーダーとは程遠い人物像であり、最初から担がれていなければならない。

成りたくて成れるものでもないが、成ったところで命運を自ら切り拓くことは叶わず、全てが自らの力を超えたところで決せられている人物なのだろう。
0コメント|1人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?はいいいえ違反を報告
2004年1月5日
司馬作品としては珍しい、紀元前の古代中国を題材とした上中下の大作小説。「司馬遷に遼か遠く及ばない」というペンネームをつけていることからも、著者が司馬遷や中国史に対して敬意を払っていたことは間違いなく、その思いが小説の形となったのが本書なのかもしれません。
本書では項羽と劉邦による果てしない戦いを通して後の中国とそれを取り巻くアジア全体のルーツを描いており、四面楚歌、背水の陣などの現代でもなじみの深い故事成語の由来や、儒教、儀礼、侠気、義などの精神文化の起こりと発展が詳しく書かれていてとても勉強になります。
中でも印象に残ったのは本書に登場する多種多様な人間の存在です。項羽と劉邦をはじめとして、始皇帝、趙高、章邯、張良、韓信、蕭何、陳平、范増など、さまざまな才能や個性が登場することで、人間というものは一人として同じものはおらず、その個性は時に有益であり、時に害をなすということがよくわかります。
乱世は才能や個性が最も輝くときであり、その歴史を学ぶことは人間社会で生きていく上での大きな教訓となります。本書はそれが凝縮された、老若男女問わず価値がある珠玉の一冊だと思います。
0コメント|6人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?はいいいえ違反を報告
2004年12月22日
のび太がジャイアンをやっつけるみたいなお話です。
0コメント|21人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?はいいいえ違反を報告
ベスト500レビュアー2014年10月12日
司馬遼太郎は、本書を執筆するにあたり史記と漢書を参照したため、本書を読んでいると、史実に関する限りにおいては、史書に書いてあること以上の内容は書かれていない。現代語訳の史書が比較的読みやすく面白いことと、本書がカバーしている範囲をすべて史書で読んでも分量的には、ほぼ等しいか、史書のほうがおそらく短いことを考えると、本書の存在意義に疑問を感じる読者もいるかもしれない。史書の難点は、いわば人物伝の短編集の寄せ集めと言ってよく、項羽と劉邦にはそれぞれ一章が割かれてあるが、その他の本書の登場人物には、本紀、列伝や世家で、それぞれ独立した章に記載がある(魏公子列伝の信陵君p114、呂雉、李斯、陳勝、黥布、韓信、季布、始皇帝など多数)。そのすべてを読んでも分量的には本書より薄いくらいではあるが、この時代の歴史にはじめて接するという人には、大きな歴史の流れをつかむという目的では、本書が優れている。本書は、史実は史記と同じでありながら、固有名詞の説明(劉邦の家族の名の解説は秀逸)、文化や時代、土地の背景、後世の話(邯鄲の夢p399)などが書かれてあることや物語性という点では、史記に勝る部分もある。ただ一つ残念なのは、登場人物の末路が、物語の途中で書かれてしまっており(たとえば、誰が誰に後に殺されることになるとか)、結末が分かっている小説を読むようなもので展開が見えてしまう点。こうした点、2012年に中国で制作されたテレビシリーズの”項羽と劉邦”は、本書より逸話も多く(史実でない部分もあるが)、展開もわからないので、勧められる。上巻で重宝なのは、二枚の地図が付けられていることだが(中巻と下巻にはない)、”図説 地図とあらすじでわかる史記”などを購入して、より詳細な地図と比較しながら本書を読めば理解は深まる。上巻では、宦官の趙高、項羽とその叔父項梁が活躍する一方、劉邦は出番が少なく、愛嬌があり“侠”のある人物というだけで無能とされ、高い評価はされていない。故事が描かれているのも本書の魅力で、“焚書坑儒(p13)“ “先んずれば人を制す(p86)”  ” 鹿を指して馬と為す(p446)”などの説明はあるが、破釜沈船(はふちんせん)は、描写されているものの用語としては出てこない(p427)。”刎頚の交わり(p397)”の説明は省略。鹵簿(p367ろぼ=鹵は楯の意,簿は行列の順序を記した帳面の意で,古代中国の天子の行列)など難解な用語が本書にはいくつか説明なしに登場するのも難。以下は興味深い描写。

” 趙高は人々から心服されることを望むほどには人間を愛しておらず、信じてもいなかった。面従でもよかった。徹底して恐怖心をあたえて面従させつづければ心服を得るのとすこしも変わらない。“p447
0コメント|3人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?はいいいえ違反を報告
VINEメンバー2009年10月4日
学生時代にこの本を 先生に進められてチャレンジしてみました。
歴史考証としては司馬史観が前提となりますが、基礎編としては最適だと思います。

上巻は基本を理解することに主に割かれていて文章は解説と考察が多く、
普通に毎日読んでいても読了に1ヶ月を要しました。(大変読み辛い文体です)
しかし中巻の半ばから下巻は驚くほどのテンポとスピードで進み、下巻に至っては読了3日
というまるでカラマーゾフの兄弟のような圧倒的なストーリーでした。

内容は現在にも通じ、あらゆる権謀術数から人間心理やイデオロギー、命の儚さなど
読む前と後では人間が違ってしまうほど影響を受けました。 物語のエピソードは尽きません。

法家(性悪説)を基本とし、統一法治国家を築き上げた始皇帝。それがたった一人の奸臣により
脆くも崩されてしまう。九属まで罪科を負う過酷な法と、命と自由を賭けた悪党たちの
反乱。

劉邦は無能とか色々言われています。常人なら有能だからといって犯罪者や嫌いな人材
は登用しないが、彼は食客三千人と言われた戦国四君に習い様々な人材を受け入れて、
その才を奮わせます。要するに途方もなく大きな入れ物であると司馬氏は解釈しています。

最終的には項羽側では一兵卒(無能扱い)されていた、国士無双と後に言われる韓信を
手に入れて勝利を絶対的なものにするのですが、対する項羽は天才軍師で父とまで
呼んでいた范増にすら逃げられてしまいます。

始皇帝の苛法により自由を奪われ、がんじがらめにされた民衆に向かって
法は三章のみ(殺人・傷害・窃盗を罰する)と宣言し、劉邦は民意をガッチリ掴む。
これが歴史なのだから、今も昔もそう変わりはないですね。

項羽は完全に民意を失い四面楚歌。項羽の力がたとえ超人力でも、天下の形勢を変える
には至らず激しいその生を終える。人間ひとりで出来る事の限界を思いました。

中国統一の功臣第一等は、地味ながらも一番重要な補給の仕事に従事していた蕭何が選ばれ、
道教的思想の張良は、命の危険をまるで知っているかの様に何処かへ去ってしまいます。
残った忠臣で力のあるものは全て粛清されてしまい、韓信曰く「狡兎死して走狗煮らるる」
これも歴史の必然なのかと少し悲しくなります。

司馬遼太郎作品の中では難解ですが、読む人それぞれに感銘を与えるかなりの名作です。
0コメント|3人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?はいいいえ違反を報告

他のお客様はこれらの商品もチェックしています

¥1,728