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カスタマーレビュー

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5つ星のうち2.4
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2012年6月13日
ここのレビューをある程度見てから本を読んだので、「覚悟」できていたはずなのですが、読んだあと幸せにはなれませんでした。(覚悟が足りなかったのでしょうか)

本書は、ディオが「天国に行くための方法を記したノート」という題材で「OVER HEAVEN」というタイトルが付けられていますが、天国へ行く方法なんてちっとも書いてありません。
書いてあることの大半は、百年前(第1部)の自分の生い立ちやジョナサン・エリナに対する愚痴と、現在(第3部)JOJO一行がどんどん近くにやってきてるぜチクショウといった内容で、その隙間へ思い出したように天国がどうのと書いてあるだけ。これではタイトル詐欺です。

これは「天国に行く方法を記したノート」か?−否。「ただの回顧録」にすぎない。(笑)

だいたい、手記であるというのに、「ーふむ。」なんて自分で書くやつがあるでしょうか。(何度となく出てくる)
素数を数えたあとの「ーふむ。言うほど効果はないようだ」はギャグにしては寒いのですが。
そもそも「人間をやめた」ディオが愚痴だの何だのといった人間くさい感情むき出しの手記を書くとは思えません。書くなら、客観的に必要である事項のみを淡々と書き出すだけのはず。
それ以外は「無駄」でしかないのだから。

なによりもショックだったのは、「ディオが負け続けた者」であるという事実を、この本で突きつけられたことでした。
それは確かに事実です。けれどディオ本人が「負けた負けたあー負けました!」みたいなことを何度も何度も繰り返す様はショッキングとしか言いようがありません。
自分はとくにディオ信者ではないのですが、さすがに「こんなおディオじゃねー」って思いましたし、本書自体も非常に
内容が薄いです。

他のレビューで「くだらなさすぎて腹を立てた承太郎が燃やした」という記述がありましたが、言い得て妙だと思います。
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2012年1月2日
兎に角言い回しがクドい。
意味あるクドさならまだしも、ページ数を埋める為だけにグダグダ同じ事を重複して書いている感が否めない。

そして何より、この内容が
『空条承太郎がエジプトで焼却したDIOのノートの復元』
というのが納得行かない。
内容自体に何の危険も無く、二転三転する両親への愚痴や自分自身の小物臭を必死に隠そうとするかのような虚勢を書き連ね、肝心のプッチとの出会いやDIOが執着していた天国への内容が薄い。

何故こんな下らない日記を、承太郎が危機感を感じ燃やさねばならないというのか。

それにこの西尾維新という作者、本当にジョジョ好きなんですか?
内容が薄いのも苦笑いですが、本編との齟齬がチョイチョイ目立ち、ジョジョに対する愛が感じられない。

ジョジョの中でも特にDIO様が好きなだけに心底がっかりした作品でした。
こんな内容にこのハードカバーと中の美麗イラストは勿体なさ過ぎます。

何というか、魯山人の器にコンビニ飯を盛っているような勿体なさですね。
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2011年12月24日
作品自体の評価としては駄作です。
まず設定的な事として、このノートを承太郎が読んだとしても、残党に読ませない為に焼くレベルです。
決して、ヤバイ内容だったから焼いたなんて言えるシロモノじゃあない。
この作品上では、自分が敗れる事も予想し、一番読む可能性が高いのはプッチだと書いてあります。
だとするなら6部の承太郎が刑務所に訪れた時点でジョンガリ・Aの名前だけしか出さずプッチに無警戒だったのはおかしい。
ジョンガリ・Aについて精密調査させていたのだから、プッチという人物を調べなかった訳が無い。
ジョンガリ・Aについても、DIOはプッチの護衛で付けたと書いてありますが、彼自身はホワイトスネイクの本体がプッチ神父だと知っていた描写はなかったと思います。

西尾作品も読みますが、それらは似た単語を繰り返して表記することで登場人物の異質性を表現しています。
この作品にも同じフレーズが繰り返し出てくるのですが、それとは違い完全に同じ単語を繰り返します。
正直、ノート1冊の文章量を埋めるために、水増ししてるようにしか思えませんし、プロの仕事ではないです。
ジョジョに散らばる要素をこじつけて作り出した継ぎ接ぎみたいな作品です。
良かった箇所など殆ど無いのですが、天国に行くための14の言葉の由来の解釈と荒木先生によるラフイラストぐらいです。

長くなりましたが、ジョジョファンとしても西尾維新の読者としてもガッカリです。
恥知らずのパープルヘイズはレビューこそ付けていませんが、星5つにあたる傑作でした。
私としては、ああいう作品が読みたかったのですが…
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2011年12月18日
他の方も書かれているとおり「TheBook」「恥知らず〜」を購入して
気に入られた方ほど、本作を購入することをお勧めしません。

全体を見ると、承太郎一行の裏でその頃DIOは…!という妄想を
細かいコラム状にして羅列した一昔前の「謎本」のようなクオリティでした。

・よかった点

DIOの生涯に「聖女」「天国」「奪う者」「受け継ぐ者」
といったタテ軸を通すことで、1・3・6部で少しずつ乖離した
彼の人となりにある程度の一貫性を持たせています。
すべての行いが巡り巡って繋がるようになっています。
荒木氏がある意味投げっぱなし気味だった整合性のパズルを
簡潔なキーワードできっちり解いた印象です。

・ひどかった点

整合性のパズルを解くかわりに大事なものが毀損されてしまいました。

ひとつめは「ディオのキャラクター性」
後悔や敗北の恨みをキッチリノートに綴るDIOというキャラクターが
百歩譲ってありうるとしても、それを描写してしまうことは例えば、
「吉良吉影が虐待されていたエピソード」を公式化するようなものです。
この小説のように書いてしまうとどうしたって絶対悪像が
毀損されてしまいます。そうしてまで人物像を掘り下げる価値や
カタルシスも残念ながらありません。

なぜなら、ふたつめ「エンターティメント性」も毀損されているからです。
原作の裏側をなぞるにしても、起伏も意外性もないまま
ページが残り少なくなっていく様はある意味稀少な体験です。
一応「試験終了チャイム直前まで問題を解いている受験生のような必死こいた」
状態でギリギリまで天国への手がかりを求めるサスペンスはあるのですが、
終始根拠(Why ,How)が不足なため消化不良感が残ります。
DIO自身の物語はここで一度終わってしまうのだから、現実的な勝利や未来はなくとも
心に一定の真実を獲得して終わることが最低限必要だったのではないでしょうか。
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2012年2月26日
全編、DIOの一人称。内容は大まかに3つに分かれ、交互に織りなされます。
 1,DIOが自分の過去を回想。
 2,6部の「天国へ行く方法」に関する解釈。
 3,3部で承太郎たちが自分に近づいてくる事実の記録。

本書を酷評している方も、高く評価している方も、
『この本のDIOのキャラクター性になじめたかどうか』
が分かれ目になっていると思います。
思索に耽る悩みがちなDIOを「あり」と思うか「らしくない」と思うかは
人それぞれであり、読んでみないと分からないでしょう。
私は「なしではないけど、あまりなじまない」という印象でした。

むしろ問題は、ストーリーに起伏がなく、ずっと退屈である点。
オリジナルのストーリー性もなく、事件も起きず、目新しい展開もない。
スタンドバトルとか、何か事件が起きるとか、ストーリーそのものに
牽引性がないので最後まで読むのに忍耐がいりました。
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2012年1月29日
確かに承太郎が燃やしたくなるのもわかる。内容がくだらなさ過ぎて僕も燃やしたくなった。
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2011年12月28日
発売前はDIOの残したノートということですごく興奮したけどいざ見てみると今までの話をなぞっただけでした。DIOの心情や天国のキーワードに対する評価はあるけどそれは作家としてやって当たり前の前提条件だと思いました。乙一先生や上遠野先生はオリジナルストーリーのなかでそれをこなしてました。あと西尾先生が多忙過ぎるのは知ってるけどそれをプロローグと後書きで言い訳するのは一番良くないと思いました
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2011年12月26日
コミックのストーリーをそのままなぞるだけとうのも相当退屈であるが、
DIOが「粘着かつ矮小」な存在に成り下がっている。
「いや、○○、否、○○というべきか。」といったノリ突っ込み的な言い回しがくどく幼稚であるため、
期待するとひどくガッカリすること請け合いである。
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2012年2月10日
これが悪のカリスマDIOなのかと…
人間くささが残っていいのは、グチグチしていいのは人間を止めるときまで。
吸血鬼となり、唯一無二の存在となったDIOは、人の魅力である強さと弱さの両方を持つ『人間クサさ』をも超越したDIOだからこそすばらしかったのに…。

ああ、今理解した。
承太郎が危険だと燃やしてしまったのは、私たちがDIOという仮面を冠った西尾さんに失望するからね!
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2011年12月24日
恥知らずのパープルヘイズとかの流れでストーリー物を期待してしまったので、
淡々とDIO目線で過去を振り返るだけの話にがっかりした。

そしてこの『手記』からはそんなに危険さを感じないので再びガッカリ。

ファン各々によって作り上げられているDIO像がそれぞれなので個人差はあるだろうが、
自分のDIO像とこの『手記』の内容がかけ離れていたので三度ガッカリ。

装丁・挿絵の良さのみが救いか。
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