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39 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 生きづらさ、息苦しさが文章化されていて
 同質な人たちの中にいることが楽に思うようになったのはいつからだろう。
経済力、学歴、成育歴、家族構成など自分とは異質な人に出会ったとき、
好奇心が満たされ、刺激され、自分も変われる。
あるいは、自分は自分、自分でよかったと改めて見直す機会にもなる。
そんな風にとらえていた頃があったのに。
 「違い」を「格差」と感じて、コンプレックスや嫉妬、違和感、嫌悪感にとらわれるばかりで
そういう人や場所からは離れたほうが楽だと感じるようになったのはいつからだろう。
人や場所を避けて、気がつくと深く話せるのは夫くらい。ルーティーンな毎日を過ごす40代後半の私。

この本を読んで、今、友達がいない原因に思い当たったような気がした。...
投稿日: 2010/2/4 投稿者: デカママ

対
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 悲しい「女vs女」の さが
母親殺しの疑いをかけられ行方不明になった娘を追うため、
娘の幼馴染の女友達が周囲の聞き込みを通じて真相を明かしてゆきます。

こう書くと推理もののようですが、違います。
この話をおそらくすべての女性にとって他人事とは思えないものに
しているのは、母と娘、女友達の、ガラスのようにもろい「女vs女」の関係です。

どんなに頑張っても、娘の生き方は決して母親に100%は認められないこと、
合コンを通した女友達の微妙な仲間関係、
結婚というゴールをつかむまで・つかんだ後の女友達の微妙な空気の変化、
自分にないものを持つ友達に対する憧れと対立心・・・

そんないろんな感情が渦巻く中、でも結局は味方同士、似たもの同士。...
投稿日: 2010/2/16 投稿者: coconapple


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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 悲しい「女vs女」の さが, 2010/2/16
母親殺しの疑いをかけられ行方不明になった娘を追うため、
娘の幼馴染の女友達が周囲の聞き込みを通じて真相を明かしてゆきます。

こう書くと推理もののようですが、違います。
この話をおそらくすべての女性にとって他人事とは思えないものに
しているのは、母と娘、女友達の、ガラスのようにもろい「女vs女」の関係です。

どんなに頑張っても、娘の生き方は決して母親に100%は認められないこと、
合コンを通した女友達の微妙な仲間関係、
結婚というゴールをつかむまで・つかんだ後の女友達の微妙な空気の変化、
自分にないものを持つ友達に対する憧れと対立心・・・

そんないろんな感情が渦巻く中、でも結局は味方同士、似たもの同士。
根底には暖かい愛情があるのです。ラストは少し、ほっとさせてくれました。
タイトルの「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」は最後にそれを証明してくれる数字です。
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39 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 生きづらさ、息苦しさが文章化されていて, 2010/2/4
By 
 同質な人たちの中にいることが楽に思うようになったのはいつからだろう。
経済力、学歴、成育歴、家族構成など自分とは異質な人に出会ったとき、
好奇心が満たされ、刺激され、自分も変われる。
あるいは、自分は自分、自分でよかったと改めて見直す機会にもなる。
そんな風にとらえていた頃があったのに。
 「違い」を「格差」と感じて、コンプレックスや嫉妬、違和感、嫌悪感にとらわれるばかりで
そういう人や場所からは離れたほうが楽だと感じるようになったのはいつからだろう。
人や場所を避けて、気がつくと深く話せるのは夫くらい。ルーティーンな毎日を過ごす40代後半の私。

この本を読んで、今、友達がいない原因に思い当たったような気がした。
友達がいなくて、いないほうが楽に思える原因。
でも、時々さびしくて、その寂しさの原因。
何故かなと考えてもはっきりつかめなかったこと、それが文章化されていた。
だから夢中で読んだけれど、余計悲しくなった。

こんなに細分化されたミリ単位みたいな階層差に
優越を感じたり劣等感を感じたり。
高校受験直前の娘や周囲をみていても、それはこれからも続きそうな感触をもつ。
日本の社会特有なのか? うっとおしい。

地方出身の私が30代に初めて首都圏で暮らしたとき、
子育てサークルで出会った母親たちの
出身校が有名私立であることが全く珍しいことではなかったときの
ちょっとした驚きも思い出した。
あ、地方と首都圏の違いを初めて知ったような。
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 リアルに重い。, 2011/6/3
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mix juice "Fruits" (神奈川県) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
自分も地方出身者だし、女ですから、この小説に出てくる登場人物たちは、
リアルにわかるという気がしました。
いるなー、こういう人、とほぼすべての登場人物に対して思いました。
全員が、私だったら関わりを持たないように避けるような人たち。
というか、こういう関わり合いが嫌だったから、都会に来たというか。
気持ち悪いけど、真に迫って、読みやめることが出来なかったという感じかな。
こういうのが書ける作家さんって、本当にすごいと思います。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 「幸せ」について考えさせられる作品, 2010/10/24
様々な選択肢が与えられるようになった現代の女性。
自由に未来を決めることができなかったかつての女性たちから見ると、今、私たちは夢のように自由に自分勝手に楽しく生きていると思う。けれども、その一方で多くの選択肢を与えられているからこその息苦しさもあるのだ。なおかつ、多くの選択肢が与えられているように見えて、まだまだ女性は多くの制約、目に見えない何かに縛られていると感じる瞬間もある。特に地方在住者にはその縛りが現実的に存在するのだと思う。
この作品では、それらの現実がほんの少しデフォルメされて描かれている。ただ、地方在住者の私にとっては、「現実」として起こりうるかもしれない、と思える作品だった。読み終わってしばらく、結局のところ、彼女たちにとっての「幸せ」は何だったんだろう、私にとって「幸せ」って何だろうと考えさせられた。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 同世代として共感できました, 2010/9/23
母を刺殺した容疑で失踪するチエミと、そんなチエミを探すみずほ。
短大を卒業してから地元に残り、時事もろくにわからない独身OLのチエミに対して、
高校から進学校に通い、名の知れた東京の大学を卒業してフリーライターとなり、
一流企業に勤める男性と結婚したみずほ。

大人になるにつれ二人に距離が出来てしまう心情や、
女子グループ内の友人関係のじっとり感、結婚・出産などのライフイベントに対する焦り。
どれも、主人公2人と同じ30代前半の私には思い当たるもので、
女子にとって汚い一面かもしれないけど誇張のない真実味のある描写だと思った。

ストーリーは、序盤は複数の話題が平行して走るので、いったいなんのことかと
思ったが、途中ですべてがつながる。
中盤の、話の筋がつながり始めたところからがとても面白くて、一気に読んだ。
最後まで予想できない展開だったし、親を想う心・子を想う心に感動して
話に引き込まれた。

読後に皆さんのレビューを見ると、批評も多く見られますが
私としては単純に、気持ちよく読み切る事が出来ました。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 母親との関係に悩む女性に 自分だけじゃないと思えるかも。, 2012/10/8
レビュー対象商品: ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫) (文庫)
主人公の打算的な見方がしつこいくらい文章にあったけれど、ぼんやりしているようなキーパーソンになる親友も彼女の打算を実は知っている所がリアル。

女友達の関係性についての主人公の見解にイライラしたけれど確かにあるかもしれない。

とにかく後半の犯人の語りから面白くなり、題名の理由をしって不覚にも泣いてしまった。

それは犯人の母子関係がリアルだと感じれたから。主人公と犯人両方の母子関係に深く共感してしまった。

久しぶりに良い本読んだと思った。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 最後,泣きました, 2012/9/4
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫) (文庫)
大好きだけれど、こんな自分の元凶であり、絶対的存在の母。女同士の友情の残酷さ。読み進んでいくうちに、登場する人たちの本音、駆け引き、愛情、友情なんかが、どんどん心に沁みてきました。最後のところで、いい年したおばさんが思わず泣いてしまった。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 新鮮味がない, 2010/1/28
最近気に入っている作家さんで、この作品が直木賞候補になったこともあり、
楽しみにしながらこの本を手に取った。

辻村さんは地方で高校生活を送った女性の閉塞感、焦燥感を描くのがうまい。
私は辻村さんと同じ高校、私のほうが2コ上。
同世代、同じ土地で過ごしたこともあり、辻村さんが描く女性は
リアルに感じ、微妙な心理表現に共感できる。

でもそれは、この作品だけではなく「凍りのくじら」「太陽の坐る場所」でも描かれている。
主人公の人物設定は「凍りのくじら」、地方で生活している女性の閉塞感は
「太陽の坐る場所」と被っている。この二つの作品の延長でしかない。
新鮮味に欠ける作品であった。
また、全体的に文章の構成がまとまっていない。
基本的に辻村さんの作品は読みやすく、スイスイ読めるんだけど、
これに限っては、特に前半文章のもたつきが気になり、
全体的にも現在、過去の視点の移り変わりがスムーズではない感じがあった。

この作品で直木賞を受賞しなくてよかった。
新たな境地の作品を期待する。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 みずほは奇跡を起こしたと思いました, 2010/7/19
By 
失踪した望月チエミを尋ねる、幼なじみのノンフィクションライター=神宮司みずほの物語です。
チエミに何があったのか。今、どうしているのか。
みずほがチエミの消息を訪ねていく過程で、彼女の友人や母親との関係が解き明かされていきます。
著者と同年代の境遇=作中で対比に使われる酒井順子著「負け犬の遠吠え」とは異なる、バブル崩壊後に地方の学校を卒業して世に出た女性たちの代弁になっていると思いました。

ただし、この物語は、単なる同世代への理解にとどまっていません。
物語の謎解きに関わる部分なので、詳しくは書きませんが、僕はみずほが奇跡を起こしたと思いました。
それは、例えば経済的に恵まれた環境にあるからと言って出来ることではなく、恵まれていないからと言ってあきらめられる事ではなく、
みずほが「チエミを助けたい。」と強く願って、出来る限りのことをした結果だと思いました。

人を救いたい、と僕も思うことはあるのですが、それでは実際に人を救ったことがあるのか、と考えると、ほとんど無いことに気付きます。
では、どうすれば、人を救うことが出来るのか。それを具体的な例としてみずほに示されたように感じました。
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21 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 メッセージ性, 2011/2/20
すごくメッセージ性の高い物語を書く人だと思います。

人間が無意識で作ってしまう格差
格差というほど大げさなものではないかもしれないけれど、人をバカにするという行為
見下した人間、あなたがバカにした人間はあなたが思うほどバカでもないし下でもない、その人にとっては普通のことであなたとなんら変わりはないのだ
と言ってるように私は思いました。
あくまでも私個人の感想なのですが・・・。

理屈っぽいとか色々言われているみたいですけど簡単に表現できないことを言葉で表すことができるのはすごいことだと思います。
この先も楽しみです。

まとまりのない文章で申し訳ありません。
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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫) 作成者 辻村 深月 (文庫 - 2012/4/13)
¥ 780
在庫あり
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