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12レビュー
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有用性の高い順 | 最新のレビューから
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
「シリーズもの」と銘打ってほしかった……,
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レビュー対象商品: 名前探しの放課後(下) (講談社文庫) (文庫)
辻村作品は初めてだったのですが、上巻が面白かったので続きが気になり、下巻も一気に読んでしまいました。しかし、ラストの数ページで悪い意味でもやもやした印象だけが残りました。 物語の契機はタイムスリップという、大きな事象です。 ですが、そこから運命をかえようと奔走し、どんどん変わりゆく人間関係。 タイムスリップが実際に起きたのか、なんで起きたのかという解が、もうどうでもよくなる頃には、 物語の本質がしっかりと見えてきます。 その解は、エピローグの途中まで、想像にまかせますといった流れのようで、 読んでいる方としても、それでもいいな、大切なことは残ったから、と思っていました。 ですが、ラスト数ページでとつぜんの「力」発言。 え? なんで水を差すようなこと今更出てくるの? と呆然となり、 あげくにその「力」がなんなのか、まったく明示されずに小説は終わってしまいます。 自分の読解力が悪いのかと解説サイトをチェックしてみると、 この作者の「ぼくのメジャースプーン 」の設定を引っ張ってきているとのこと。 その作品を読んだことがある人にはうれしいファンサービスなのかもしれませんが、 読んでない私にとっては、こんなに目立つ部分にこういう記述をもってくるのなら、 最初からシリーズものとして銘打ってほしかった、とゲンナリしてしまいました。 上下巻とそれなりに長い物語ですが、最後の最後で読後感を良くないものにされてしまった感があり、残念です。 ファンサービスは、知っている人にはにやりとさせられる、でも知らない人は気づかない程度のさじ加減が良いのでは思います。 そうでないのであれば、独立した物語として、きっちりその中で完成してほしかったです。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
ミステリの前提がひっくり返るなんて。,
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レビュー対象商品: 名前探しの放課後(下) (講談社文庫) (文庫)
最後の最後で、先行の辻村作品を読んでないとわかりません、 そもそもミステリではありません、 というのは、ひどすぎる。 非常にいい感じに物語世界に入り込んでたのに、 いきなりはじき出されてしまった。 ミステリ系はレビューでネタバレされてることが多いので あえて読まなかったのだが、こんなにビックリしたのは初めて。 ミステリが成立する前提がひっくり返されていて、 困った。 シリーズもの、とちゃんと表記するか、 「先行作品を読んでください」と書いておくとか、 もっと、ファンタジーなんだということをわかるようにするとか、 何かしておいて欲しかった。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
怒涛の展開が凄い,
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レビュー対象商品: 名前探しの放課後(下) (講談社文庫) (文庫)
ミスリードはずっと疑ってかかっていたので新たにキャラが出てこない限り自殺者はあの人だろうと思っていたので、 明かされたときは驚きはなかったのだけれど、 それからの怒涛の展開には正直やられました。 秀人たちのことも上巻でほぼ気づいてしまってたのでどこかで「力」を 使うのかなとか思ってたんですけど、 まさかそれが元凶でしかもそれがわかった瞬間すべての ピースがはまっていく構成もお見事。 非常に面白かったです。
13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
また?,
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レビュー対象商品: 名前探しの放課後(下) (単行本(ソフトカバー))
この著者の作品は多分全作読んでいます。探してまで読みたいと思ったのは、やはり人物の描写が優れていたり、 文章が上手だったりという色々な要素があるんです。 ですが、この作品を読みながら思っていたのは「また?」という言葉でした。 この著者は「自殺」であったり「頭の良さ」であったり、 なんだか世界観が偏っている気がしてならないんです。 「冷たい校舎の時は止まる」と酷似している。 もちろん違った読ませ方をさせられる筆力はすごいと思う。 だけど・・・特に「頭の良さ」には異常なほどのだわりがあるのでは?と 気になって仕方ないんです。 よほど自分の学力に自信があるのかはたまたコンプレックスがあるのか・・・ 余計な想像をして本に入り込めないほどでした。 舞台になっているのが「学校」だから、と言われればそうかもしれない。 だけど、引き出し少なすぎないですか?私はちょっと飽きてしまいました。 あと気になったのは、他の方もレビューで書かれているように、この著者の 他の作品を読んでいないと消化しきれない結末は いかがなものかと思いました。 余計なお世話だと思いますが、今から読者を狭めてどうするんですか?と 心配になってしまいます。 私はメジャースプーンを過去に読んでいましたが、たまたまこの「名前探しの放課後」を 初めに読んだ人にはなんだか反則のように感じられるのでは。 この作品はちょっと期待外れだったかも。
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
辻村さんの作品はなぜか懐かしさを感じさせる,
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レビュー対象商品: 名前探しの放課後(下) (単行本(ソフトカバー))
ミステリーというよりは青春もの。ミステリー的謎解き部分は『冷たい校舎の時は止まる』ほどの驚きはなかったですが、ぎゅっと切なくなるような描写がいくつもありました。読後感も非常にさわやかで良いです。まず、主人公・いつかくんがいい。イマドキの高校生って感じで、刹那的でちょっとバカっぽいところがあるんだけど、夢に対する迷いとか、あすなに対する想いとか、とても素直で子どもらしくてよかったと思います。 あすなには個人的に結構感情入ってしまいました。「そうそう!」「わかるわかる!」という部分がすごく多い。そういえば私もこんなこと考えていたなぁ……と懐かしくなりました。高校時代のことって意外と忘れていますね。思いだすきっかけになるかもしれません。 他のキャラも相変わらず魅力的。 特にいじめられキャラの彼が気に入りました。変なしゃべり方が面白くてちょっと笑ってしまった。 (今だって広いとは言えないけど)高校生の時ってこんなに狭い世界で生きていたんだなと、改めて思いました。 またこういう高校生ものを読んでみたいなぁ。 辻村さんの作品には必ずといっていいほど恋愛描写が入っているので、ミステリーも味わってラブも味わってと、すごくお得な気分です。
5つ星のうち 5.0
2つの意味での”名前探し”,
By クロネコ "ヨッシー" (千葉県) - レビューをすべて見る
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: 名前探しの放課後(下) (講談社文庫) (文庫)
タイトルの通り2つの意味で”名前探し”を感じた。一つは、これから自殺をする予定の「誰か」の”名前”を探すもの、小説の中の主人公達が必死になってその「誰か」の自殺を止めようとすること。 もう一つは、この小説の読者が、ここで登場する複数のキャラクターの”名前”を探すこと。(同作家の他の小説との関わりが深く、場面場面で出てきた人物がどの小説のどこで出てきた人物なのか、各作品でも名字も名前もほとんど登場しないため、他の作品の誰だったのか、名前を探すことになる。)これが2つの意味での”名前探し”だ。 「ぼくのメジャースプーン」、「凍りのクジラ」、「スロウハイツの神様」、「冷たい校舎の時は止まる」など、他の作品とのつながりが強く、これらの話の延長上の物語でもある。 また、この作品はいくつかの仕掛けが用意されているところがすごい。読んでいる途中は、その仕掛けに気付かずただ読み流してしまったが、 読み終わった後、「ああすごいな、そういう意味があったんだ。」と正直驚かされた 辻村さんの本は何冊か読んだが、文章はとても上手いと思う。 そして日ごろから、人間を良く観察している人だとも思った。善意・悪意あるいは、偽善。人間の中にある本質を作品を通して描いているので、小説なのにとてもリアリティーをとても感じた。 少々ネタばれになるので、説明少なく引用するが、特に、P391の『他人の痛みを、自分のイベントにして盛り上がらないで』という坂崎あすなの言葉。この言葉に共感できる人とできない人、分かれるだろうが少なくとも私はこういった考え方をもった登場人物を描ける作者がすごいと思った。またこの考え方、どこか『凍りのクジラ』主人公とも似ているな、と感じた。人の行動・考えを深く追求し、考え・心情描写において、この作者飛び抜けていると思う。 全体を通してとても面白く、ただ綺麗な話ではなく、すごくよく出来た物語だと思った。
5つ星のうち 4.0
他の作品を読まないと完全にはわからないのが難点だが面白い,
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Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
レビュー対象商品: 名前探しの放課後(下) (講談社文庫) (文庫)
この人の小説の無駄に長いところが好きです。最近の小説にありがちな伏線を完璧に回収してコンパクトにまとまっている話より、こういう話の方が世界観に浸れて好きです。今回は他の作品とのリンクが重要なポイント過ぎたのでマイナスポイントになってしまいましたが、同じ世界で小説の登場人物たちが繋がっているという辻村ワールドは読めば読むほどハマります。
11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
好きだからかもしれないけど・・・,
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レビュー対象商品: 名前探しの放課後(下) (単行本(ソフトカバー))
最後まで読んで,すべて納得できました.途中のある人物のスポットの違和感,解決してすっきり. この作家さんの書く物語が大好きです. 上巻のレビューにもありますが,ファンとして あの人物たち(知っていればなんとなく気づくけれど) の今が見れてとてもうれしくなりました. 作品が続いても,文章が丁寧なままでとてもよいです. 今後もがんばってほしいです. もっと注目されてもよいのになぁ・・・
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
長すぎるでしょ、、、,
By マサコ "マサコ" (長野県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 名前探しの放課後(下) (講談社文庫) (文庫)
正直、一冊で充分にまとめられる内容だと思う。 最後の方になって、ちょっとしたどんでん返しみたいなのがあって、そこで初めて、随所に散りばめられた伏線が活きてくるんだけど、それまでが退屈で仕方ありませんでした。
6 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
思いがけず大掛かりな仕掛け,
By ラテンマン (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 名前探しの放課後(下) (講談社文庫) (文庫)
水泳やクリスマスのイベントを経て自殺は起こらなかった.その先にある真実と,高校生たちが仕掛けた予防策とは・・・. トリック全体が,普通の高校生が普通の高校生活の中で進めるには少々大掛かりすぎるし, もっと言ってしまえば,ここまでやる高校生がいるかなぁ,という印象は否めないが, それでも1人の級友のためにこれだけのエネルギーを発揮できる姿は十分カッコいい. そしてそんなパワーを発揮できる関係を作ってきた過程こそがこの作品の最大のテーマであろう. この辺の心理描写はやはりうまい. 過去の作品のつながりで,評価を下げているレビューワーも見受けられるようだ. 私は,その作品は既読であるが,読んでいなくても,作者が描きたいテーマは十分に伝わってくる. 真相の一部に隠された謎が残るだけである. あとからその作品を読んでもなんら問題はない. |
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有用性の高い順 | 最新のレビューから
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名前探しの放課後(下) (講談社文庫) 作成者 辻村 深月 (文庫 - 2010/9/15)
¥ 760
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