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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ディテールに凝った密室もの
前半は密室の謎解きを、後半はその解明をそれぞれ異なる人物に語らせている。共通しているのは、ディテールの細かさで、正直よくわからない部分もあるが、理論的な視点から一つひとつトリックの可能性を消してゆくくだりは非常に緻密だが、好き嫌いが別れるかもしれない。また、後半の謎解きも、「ミステリーの謎解き」としては評価のわかれるところ。ただし、犯行にいたる犯人の心理は共感できる。探偵役となる女性弁護士と犯罪コンサルタントのコンビも微妙な距離感を保ちつつ、キャラクターがしっかりしていて、魅力的。
文庫版の巻末には、法月綸太郎氏との対談も収録されている。本作は、ある意味「新本格」に近いテイストなので、この対談は一読の価値ありです。
投稿日: 2008/4/13 投稿者: Richmond#15-01

対
41 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 心には残らない
 面白くないわけではないが、好きではなかった。前半の推理しては失敗、推理しては失敗、というあたりは単純に楽しく読めたが、後半、犯人の目線になった途端、不完全燃焼感が募ってしんどかった。『青の炎』でも思ったが、この著者は倒叙形式があまり向いていないんじゃないかな…...
投稿日: 2009/5/22 投稿者: nameX


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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ディテールに凝った密室もの, 2008/4/13
レビュー対象商品: 硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2) (文庫)
前半は密室の謎解きを、後半はその解明をそれぞれ異なる人物に語らせている。共通しているのは、ディテールの細かさで、正直よくわからない部分もあるが、理論的な視点から一つひとつトリックの可能性を消してゆくくだりは非常に緻密だが、好き嫌いが別れるかもしれない。また、後半の謎解きも、「ミステリーの謎解き」としては評価のわかれるところ。ただし、犯行にいたる犯人の心理は共感できる。探偵役となる女性弁護士と犯罪コンサルタントのコンビも微妙な距離感を保ちつつ、キャラクターがしっかりしていて、魅力的。
文庫版の巻末には、法月綸太郎氏との対談も収録されている。本作は、ある意味「新本格」に近いテイストなので、この対談は一読の価値ありです。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 話が長かったわりには…, 2008/7/27
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レビュー対象商品: 硝子のハンマー (単行本)
話が長くて読むのにとても時間がかかってしまった。介護ロボット「ルピナスV」や介護ザルが犯罪に使われた可能性について事細かに描いていくのは大変な労力だと思うが、検証していく様子を読み進めるのは大変だった。そのわりには真相は意外とあっさりとしていてちょっと物足りなかった。犯人の過去の事情には同情できるが、あえて殺人を犯す必要があったのかというのも疑問に残る。また、結局、社長が死んでいた部屋で副社長が1分・2分の間に何をやっていたのかは明かされなかったのが気になるが、おそらく横領に気付いていて、宝石を捜していたのではと思った。
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41 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 心には残らない, 2009/5/22
レビュー対象商品: 硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2) (文庫)
 面白くないわけではないが、好きではなかった。前半の推理しては失敗、推理しては失敗、というあたりは単純に楽しく読めたが、後半、犯人の目線になった途端、不完全燃焼感が募ってしんどかった。『青の炎』でも思ったが、この著者は倒叙形式があまり向いていないんじゃないかな… 
 犯人の行動原理が浅薄なのに対して、犯行の手順を執拗なほど細かく書き連ねるやり方には、どうしてもリアルを感じられない。特に恨みがあるわけでもない人間に対して、ここまで緻密なやり方での殺人をしかけるその過程が、克明な記述であればあるほど、犯人の人物造詣に違和感を感じ、作り事っぽい印象を受けてしまう。逆にそこをつきつめて、人間はそこまで利己的になりうる、という書き方であれば納得できたのだが、そういう風に読むにも中途半端だ。犯人視点でありながら、どんな意味でもまったく犯人の心に寄り添えないのでは、倒叙の意味がないような気がする。
 読んでいる間はそれなりに楽しめるが、心には残らない。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 シリーズものとして続けてほしい作品, 2010/5/30
レビュー対象商品: 硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2) (文庫)
セキュリティシステムで守られたオフィスビルでおきる密室殺人事件を描く。日本推理作家協会賞受賞作である。紀伊国屋でなぜか平積みされていたので購入。貴志作品は初読。

いわゆる本格推理かどうかは別にして、なかなか読みごたえがある。文庫で600ページほどあるが、宮部みゆき風の読みやすい文体もあって、一気に読めてしまえる感じ。

前半、伏線が多量にはられるのだが、実は殺人とは関係ない伏線がそれなりに混ざっていて、悩んだ読者は途中で溜息を何度もつかされるという凝った趣向である。技術的な説明部分が結構たくさんでてくることもあり、いわゆる理系ミステリの様相もある。メイントリックも、ちょっと某我孫子作品を彷彿とさせるところもあるようにも思うが、まあこれはOKでしょう。

ワトソン役の熱血女性弁護士と、正体不明のセキュリティコンサルタント(森博嗣の某シリーズ風)のコンビも楽しい。巻末対談で法月綸太郎も指摘しているが、シリーズものとして続けてほしいですね。
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5つ星のうち 5.0 情報量、人間ドラマに圧倒されました!, 2012/10/3
レビュー対象商品: 硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2) (文庫)
嵐の大野君が主演するということで月9ドラマ版を見て気に入ったため、サウンドトラックを購入して聞き、さらにその世界観にはまりたくて原作も読んでみました。普段からミステリーを読んでいるわけでもなく、貴志先生の小説も初めて読みましたが、緻密な構成や情報量の多さ、キャラクターの面白さなど、小説世界にもどっぷりはまることができました。

でも、ドラマとはまったく別物という印象で、自分の中で、新たな人物像を作りながら読みました。ミステリーを読み慣れていないので、前半の仮説と検証の繰り返しには、正直、頭がついていかないところもありましたが、個人的には、第2部の犯人側からの視点に入ってからが、すごく怖くて引き込まれました。犯人の一家がハイエナたちの食い物にされ、悲惨な末路をたどっていくところが、陳腐なようで、私には妙なリアリティがあり、犯人が不運にもめげず、泣き言ひとつ言わず生き延びようとする姿、でも、ふと自分もガラスの向こう側の世界に行けたはずなのにと思うところなど、やけに感情移入してしまいました。そのせいか、探偵役の榎本と青砥弁護士の軽妙なやりとりを楽しんでいたにもかかわらず、最後はやりきれない思いが残りました。

貴志先生のファンのみなさんのレビューによれば、ほかにも素晴らしい作品があるとのことなので、ぜひ読んでみたいと思います。貴志先生が大阪出身のせいでしょうか、ところどころ笑いを誘う部分があり、やはり大阪出身の私にはツボにはまりました。初心者の私からすれば、独特の不思議な魅力をもつ作家という気がします。もっと知りたく、読みたくなる作家さんですね。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 まず密室トリックありきは残念, 2011/10/7
レビュー対象商品: 硝子のハンマー (単行本)
物凄く丹念に丁寧に描いた本格推理小説を久々に読んだなという感想だ。
しかしながら、推理小説を読み始めた数十年前は密室トリックは大好きだったが、
最近はあんまり興味が無いということもあり、今まで読んだ貴志作品の中では
どうしても低い評価になってしまう。

八方ふさがりの第1章が終わってからの第2章は読み始めて最初とまどった。
「誰の話?」という感じで、別の小説が始まってしまったのかと思ったほどだ。
いきなり犯人側からの視点での話しで驚いたが、こういう手法を使わないと確かに
犯行の状況は説明しづらいかもと納得した。

丹念に描いてはいるが、やはり殺人の動機としては弱いなと思う。最初に密室
トリックありきというのが透けて見えてしまっているのは残念だ。
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5つ星のうち 3.0 トリックを考えついたからお話を作ったように感じてしまった, 2010/8/4
レビュー対象商品: 硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2) (文庫)
入念なトリックを使う相手は全く恨みがない人だからな〜。
別に殺さなくても良かったような。
社長が横領したお金を貴金属でなくあれに変えてたのも???
買うときは高価でも売るときは安くなってしまうから、いくらかさばらないからといっても財産としてはいまいちだし。

売れたらシリーズ化しようと考えてたようなキャラ設定だけど感情移入できなかったな。
殺人をテーマにしたのでは青の炎もあるけど、こっちの方がキャラを深く掘り下げているし、殺人の動機が納得できた。
貴志さんの作品は今まで何冊か読んだけど一番印象に残らない作品でした。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 現代版密室殺人, 2006/7/17
By 
ヤキソバ (奈良県) - レビューをすべて見る
(殿堂入りレビュアー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 硝子のハンマー (単行本)
密室殺人は、推理小説界の大きなテーマだ。私がかつて読んだ事のあるものを思い返すと、ドライアイスまたは氷の凶器を使って、証拠を残さないものや、犬などの動物に学習させるというものなどがあった。本書の密室殺人では、ハイテク機器が多用される。防犯対策もそれを破る方法も、いかにも現代的だ。少々強引な方法だが、この方法に辿り着くまでの経過が面白い。また、大いに活躍する防犯コンサルタントは、実は曲者だというあたりも傑作だ。

著者のこれまでの作品は、すべて綿密な下準備の上で書かれるので、状況描写が妙に細かい。本書では、例えば、競馬のレース解説、ビリヤード、車などだ。少し描写が過剰かなと感じてしまう時もあるが、反面、リアルで、フィクションである事を忘れてしまう。

本書は余韻が爽やかだ。

著者のホラー性の無い推理も非常に秀逸だ。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 すみません, 2011/11/20
レビュー対象商品: 硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2) (文庫)
私、苦手でした。

長く感じて読むのが苦痛に
なっちゃった。

ミステリ好きなら合うと思い
ます★文章、
情報量、構成の緻密さ、
キャラの魅力など、
とても入り込みやすいし心に
残ります↑犯人を思わず
応援しちゃいました。

貴志さんの作品は主役以外の
人も丁寧に描かれているので
感情移入しやすく
読みごたえがありますね。

THE小説家。

尊敬♪でも個人的に
貴志さんの作品はホラーのが
好きなので☆みっつで(>_<)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 貴志祐介には珍しい本格的推理もの, 2010/6/27
レビュー対象商品: 硝子のハンマー (単行本)
貴志祐介には珍しい本格的推理もの…なのかな??密室殺人を防犯コンサルタントがといてゆくというイレギュラーな設定はあるものの正統派。最初の事件の部分の文章と、最後の真相の部分の文章がリンクしていて、なるほど真相がわかるとまったく違った意味で読めるのはおもしろいけど、やっぱり貴志祐介を期待しただけに肩透かしかな(こういう固定観念が作者にとっては迷惑だろうけど;)。
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硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)
硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2) 作成者 貴志 祐介 (文庫 - 2007/10)
¥ 780
在庫あり
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