Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: 新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)

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29 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 根本から問題を捉え返す力作, 2009/8/4
この問題の専門家である著者は、「派遣切り」「名ばかり管理職」「ワーキングプア」「製造業への派遣」など現在生じている雇用問題を、個別的・表層的にではなく、国際比較と歴史的パースペクティブという大きな構図の中で捉え返す。日本特有の長期雇用や年功賃金制度も、それだけ見ていたのでは本質は分らない。本当の問題は、日本の雇用契約に「職務(ジョブ)」という概念が希薄なことにある。欧米では、特定の「職務(ジョブ)」を明確にし、その「職務」だけを行う労働を求めるのが雇用だが、日本では「職務」を決めずに一人の「人」を会社のメンバーとして雇う。不景気などで特定の「職務」の必要性が減れば、社員を別の「職務」へ移すから、「人」は長期にその会社のメンバーを続ける(→長期雇用)。また、「職務」が一定しないから、「職務」遂行能力で給与を決められない。そして日本の企業は「生活給」の考え方に立つから、子育てや教育費のかかる年代には給与が増える代わりに、20代の単身者の給与は低い(→年功賃金)。一方、「生活給」ではなく「同一労働同一賃金」制の西洋諸国では、子どもの養育や教育費用は、別に国などが手当てするから、中年社員の賃金が上昇しなくてもやっていける。このように、雇用制度は大きな構図で捉えないと、「なぜそうなっているのか」が理解できない。現代日本の問題は、正社員+専業主婦という標準モデルの「正規労働」には手厚い保護があるのに対して、家計支持者の庇護のもとにある主婦と学生のアルバイトをモデルとした「非正規労働」には低賃金を押し付けるという構造が、もう現実に合わなくなった点にある。「非正規労働」だけで生活せざるをえない若者が大量に出現し、「ワーキングプア」化したからだ。労働政策は政府・経営者・労働者の三者の合議で決めるという産業民主主義があるのに、小泉改革以来、利害関係者を排除した「哲人政治」化していることへの批判は鋭い(p210)。
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 リアリストなのだろうか, 2009/9/30
 労働問題のみならず生活のあり方も含めて、議論されていくべき論点と方向性をコンパクトにまとめた良書であると思います。
 評者は、本書を戦後の労働運動のあり方をめぐってなされた「内包化・外延化」論争の現代版と位置づけます。企業別労組の枠を乗り越える「地域ぐるみ」の運動を展開した高野実に対して、大河内一男はそれを「外延化」と批判し、「経営の中に入り込む」ことによる企業別組合の補強(内包化)を主張しました。その後、日本の労働運動の主流は企業別組合によって占められる一方、地域の運動は○○ユニオンとして引き継がれました。
 本書やブログなどの主張を読むと、濱口氏は「外で騒いでいるだけ」のユニオンより、企業別組合によって職場の民主主義が再構築されることを現実的だと考えているようです。つまり、外延化よりも内包化であると。確かに、企業別組合の変化、職場における民主主義の実現は重要課題です。しかし、「民主主義は工場の門前で立ちすくむ」と言われて久しいなか、主流の労働組合が自ら率先して民主的な組合運営、職場の民主化を進めていくと考えているのだとしたら、濱口氏を「リアリスト」だと評価することはできません。実際、今これほど労働問題への関心が高まっているのはユニオンが「騒いだ」からこそであり、主流の組合は腰が重いのが現状です。また、民主的な組合運営の模索を長年行ってきたのもユニオンなのであり、そうした活動を軽視して「新しい労働社会」を展望することはできないと考えます。
 高野は、(民族意識のもと)内包化と外延化を分けて考える大河内の議論を批判しましたが、それは企業別とユニオンを分けて考える議論への批判にも通じ、敷衍すれば「ワーク」(職場)と「ライフ」(地域)が分かれてしまっている日本社会の現状ともつながるでしょう。濱口氏の「ワークライフバランス」に関する鋭い議論と労働運動へのバランスを欠いた視点の微妙なズレが気になったので、星を一つ減らしました。「民族意識」は「新しい労働社会」のメンバーシップの問題とも関連しますが、その議論は省略します。
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19 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 (日本の経営者の98.5%が)社会人失格, 2009/9/20
基本的な日本人の発想

・ほかの会社がみんなやっていることだから、労働基準法なんて無視してかまわないよ!(社会的良心、いわゆるモラルの欠如)

・みんな残っているんだから、おまえも残れよな!(社畜による、労働者同士の争いの扇動)

・なに、法に反する?それより利益が優先だ!それができないならお前はクビだ!この社会不適合社め!(日本の社会人は基本的に会社人。会社のためなら、モラルも法も社会に与える影響も無視してかまわない。また、それを日本人そのものが許容している。そうでもなければ、賞味期限偽装や産地偽装、耐震偽装などの犯罪を行った企業や会社が今も存在できている筈がない。)

・上を見て暮らすな、下を見て暮らせ!上を叩くな!下を叩け!(一般的な日本人が、ニートやフリーターを勝手に下と見下す現象。また、自分が注文を受ける側なら非常に卑屈になるくせに、お客様(貧乏神、疫病神)になった瞬間に、神になったかのように傲慢に振舞い、また神のような待遇を要求する)

・自分より幸せなやつが許せない!あいつを引き釣りおろせ!
(みーんな不幸で僕も幸せwww経営者はほくそ微笑んでるでしょうねぇwwwニートやフリーター叩いたって、自分の待遇は変わらないでしょーに)

・外国の労働環境はフェアだと?ここは日本だ!(過労死や自殺が多発しまくっている社会に適応できない人間を社会不適合と呼ぶのなら実に結構。)

・死ぬまで必死に働くか、貧困で自由かを選べ。ほどほどなんて甘い選択肢はないぞ。(日本人の思考回路は0と1しかないのですか?コンピュータのほうがまだ優れてるわwww)

みーんな不幸で、みーんな幸せwww。それが日本社会であり、日本人の基本性質でもある。適応できないイレギュラーな日本人は、海外に挑戦するか、引きこもるしかない。


・結論
長時間労働は(経営者の)甘え
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 本書で広く議論してほしい, 2009/8/12
By きよし (東京都江戸川区) - レビューをすべて見る
 労働問題が社会的に取り上げられる率が多くなりながら、問題の本質に及ぶ議論が少ないと著者は指摘する。それでは問題解決に至らないと、国際比較と歴史性を重視した議論を展開したのが本書である。「それは事実ですが、より本質的なことは・・・」と何回か断って読者を議論へいざなっている。
 たとえば、「製造業への派遣労働」禁止は「近視眼的」で、「若年非正規労働者を企業内教育訓練システムの中に組み込んでいくための方策を考えることが重要」としている。大企業、中堅企業にあっても急ぎ制度化してほしいことだ。
 著者のせっかくの議論に対して、政治家、労働組合関係者、経営者、特にジャーナリストが反応し、「労働問題」、「労働政策」を本格的に議論する下地をかためてほしい。著者のホームページ、ブログがそのために有効である。著書とホームページ、ブログとをうまく機能させることがこれからの情報社会で求められる。出版界がそのことにどう関連するかも議論されていい。そのようなことをも考えさせてくれた書である。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 色々な人に読んで欲しい, 2009/8/30
 本書は冒頭で、長期雇用や年功型賃金をはじめとする日本型雇用システムの特性がすべて、日本の雇用契約が、「職務」ではなく「メンバーシップ」に基づくことに起因する点を明らかにする。その上で、過重労働問題、正社員と非正社員の格差、ワークワイフバランスなど、近年盛んに議論の対象となってきた問題が取り上げられる。これらは、一見、個別のテーマをトピック的に取り上げたように見えるが、本書を読み進めれば、これらが、男性が一人で家族全員を支えることが前提であり、家族生活よりも賃金や雇用の安定が優先された時代に適合した雇用システムの、機能不全によって生じている一連の問題であることが浮かびあがる。
 例えば、恣意的な解雇に緩やかで、整理解雇に厳格という日本の解雇規制の歪みがある。これは、整理解雇法理が求める解雇回避義務に対応するために、企業が平時の長時間労働や配置転換を行うことを結果的に慫慂してききた。あるいは、年齢に応じて上昇する男性正社員の生計費に配慮する賃金制度や評価制度、その前提としての長期雇用制度は、その裏側で正社員の過重労働や非正社員の低賃金の原因となってきたほか、教育や住宅など現役世代の生活を支える公的なセーフティーネットが低水準であることを可能としてきた。正直に言えば、この紐解きが見えてくるまで何度か読み直す必要があった。しかし、最後には、複雑な糸の塊から一本を引き抜くことで、全ての線が一つにつながるのを見るような爽快感を覚えた。
 しかし本書が目指すのは、単なる解説ではない。日本の労働社会をうまく機能させるために「現実的で漸進的な改革の方向を示」すことであるという。筆者のブログで以前、「日本には地に足のついた理想主義というものが少なすぎる」という指摘を見かけたことがある。筆者は本書でそれを実際に示そうとしているのだと思う。そのための具体的な手段として、本書では四つの軸が用いられている。一つが、歴史的パースペクティブと海外の政策動向という二つ軸の交差点から、現実に適合しうる改革を探るというものである。もう一つが、多くの人々の生活の基盤である現行制度を基礎とした短期的な改革と、中長期的に目指すべき方向の二つの時間軸を整合的な形で示すというものだ。実のところ、筆者の提示する改革案(特に短期的なもの)はこれで全て解決という分かりやすいものではなく、地味でもある。だが、筆者がそうした方法をとる背景には、現行制度からの短期的かつ急進的な離陸を提唱することが現実には何ももたらしえないという認識がある。知的な面で誠実であろうとする姿勢に心から頭が下がった。
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11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 頭が整理される会心の書物。, 2009/8/31
非常勤職員ながら労働問題に係る仕事をさせてもらっている。
非正規雇用労働者を使用する事業主に対して、労働基準法を監督する立場から啓発指導する仕事である。昭和42年に大学を出て以来、定年に到達するまで、人事労務の仕事一筋に従事してきた。臨時工を採用しては半年後には正社員に登用したり、家庭婦人を9時から16時30分までのパートとして採用し、結構な金額のボーナスも支給し、大切に使ってきた良き時代の思い出が私の労務管理の根底にある。
時代は移りバブルがはじける頃からわが国の労使関係は、なりふり構わず、人件費は単なるコストとして経営にとって負の側面ばかりを論じるようになってきた。成長期には、人材をコストと考える前に、いかに高いレベルの仕事をしてもらって、労働者の充実感を高めるとともに経営にとっても付加価値が増すことを考えていた。
そして今、労働基準法に係る仕事をしていて常に感じるのは、労働法制の不自然さである。労働現場をみていないタテマエ論が多く、仕事をしていても、何か矛盾を感じながらの日々であった。
もともと、労働法が専門ではない小生にとって、濱口先生を存じ上げたのはこの度の新書が初めてであった。頭の中のもやもやがスッキリと解消された気分である。
日本の「雇用」契約は「メンバーシップ」契約であること、そこに日本の労使関係の原点があることは同感であるし、加えて、私は日本人の中にある強い差別意識、常に自分よりも弱い立場の人間を作っておかなければ満足できないという「貧しい心」が作用しているのではないかと思っている。
現場の実態と、そこで働く労働者の気持ちをしっかりと踏まえて、労働関係の仕事をしていかねばと、気持ちを引き締めた次第。この書物は私にとって、座右の一冊になった。
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8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 事実を見やがれでしょう, 2009/8/13
旧労働省官僚という組織人から学者となった著者は、美しい空理空論を嫌い鉄板の現実主義に立つ。多様なプレーヤーの利害状況に目を配って摺り合わせる論理展開はさすが元役人と思わされる。

労働問題の議論はともすれば「規制緩和VS規制強化」という安易な図式にはまってしまう。それでは駄目だ、本質はこうだろ、と著者が示すのは原理主義的空論ではない。法制本来の趣旨と原則であり、ある制度が成り立ってきた歴史的経緯であり、社会システム全体の中での位置づけであり、要は「事実を見ろ」ということである。

本書全体の流れは、職務限りでの契約でなく会社が丸抱えする正社員とそれ以外という『日本型雇用システム』が社会の変化によって矛盾が深刻化してきた、あれもこれもそのためだ、というもの。といって「日本は駄目だイクナイ」とはしない。一定の合理性を認め、そのうえで変えるべきを変えよう、でも場当たり的に細部をいじったり木に竹を接ぐのは有害無益だ、もちろん日本全体一挙改造もありえない。「改革は現実的でなければなりません」と様々な提案をする。加熱するマスコミ報道への冷静なツッコミ(派遣という実態に請負という契約形式が対応してないだけで低賃金とか別問題ですがなにか?など)も素敵だ。

新書ながら、ホワイトカラーエグゼンプション・偽装請負・名ばかり管理職・派遣切りなど近年のトピックが総ざらえでありがたい。個々の提案には異論もありえるだろうし、「お前ら欧州のこの制度を参考にすべきです」と言われてもそれが日本社会の文脈に当てはまるかの論証がなく、そもそも欧州社会で成功してるのか不明なのが気にはなる。それでもまずは本書が指摘する諸事実をおさえてからということだろう。

文章はあっさりめで大変読みやすく、ブログでの恨みがましい悪口多数のややこしい文がウソのようだ。なにこの『心もよう』的な語尾も味わい深いというべきでしょう。星五つ。
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5つ星のうち 5.0 労働問題の本質を分かりやすく説き起こす!, 2009/8/9
By まーたろう (東京都渋谷区) - レビューをすべて見る
 労働ブログで鋭い切れ味を見せる濱口先生。本書を読むと、濱口先生は、単に鋭いだけではなく、労働問題の本質を基本原理から分かりやすく説き起こすことに極めて秀でていることがわかる。
 長期雇用、年功序列、企業別組合という三種の神器から入って、派遣、年金、生活扶助に至るまで、労働問題周辺の事柄について体系的理解を求めるすべての方へお薦めです。
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5つ星のうち 4.0 いのちと健康を守る労働時間規制, 2009/10/1
ネットで声高に「正社員のクビを切れば切る程世界はハッピー」というようなことを書く「学者」がおられます。ちょっと考えれば、「隣のおじさんがクビになっても俺が雇われるわけじゃない」「俺がクビになったら、この仕事ごとポストも消えるんだろうな」と思うのですが、この本を読むと「ちょっと考えた」以上のことがわかります。

序章で日本型雇用システムの特徴を歴史的な背景とともにてきぱきと説明し、以降日本型雇用システムの特徴を軸に論を展開、最後に現実的な妥協点を探るための提案を出すという、とても判りやすい論述スタイルです。首切り族の「学者」が切って捨てる日本的雇用システムには、然るべき歴史的背景があるのであって、ただただ潰せばそれで済むようなものではないことが具体例を交えて示され、従って問題の解決は漸進的なものにならざるを得ないのだという筆者の主張には説得力があります。

冷静な論を心がけている筆者の内心が垣間見えるのが、第一章の3から4節にかけてでしょうか。男女とも健康な家庭生活が送れるようなワークライフバランスが望まれるというだけではなく、そのデフォルトがこれまでの「女性正社員と同じ働き方」である、というのです。

不況時にクビにならないために、(主に男性の)労働者は目一杯過重労働せざるを得ない。でも労働者のもつ唯一の「資本」は自分の体なのですから、健康を害するような労働は体の切り売りのようなものです。それを「生温い」とか、「死ぬまで働け」とかいう風潮がある限り、「いのちと健康を守る労働時間規制」の重要性は減ることがないでしょう。その意味で、この二節についてはもっと具体例を挙げて強く論じて欲しかったと思います。ただでも先進国でもワーストクラスだったのに、小泉「改革」以来自殺者が毎年一万人増えたまま高止まりなんて何かが間違っています。
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5つ星のうち 5.0 日本社会全体の仕組みを大改革しなければ、明日は見えてこないのではないかと考えさせられる。, 2009/9/19
ここ最近の雇用をめぐる問題は、名ばかり管理職、ホワイトカラーエグゼンプション、偽装請け負い、派遣切り、などなどいろいろなテーマで議論され、特に民主党政権では、製造業への派遣禁止などを最重要テーマとするようである。

本書は、これら労働問題を日本型雇用システムができていく歴史的背景からひもとき、欧米型雇用形態とどのように異なるのか、今様々な問題点が噴出する中で、どのように再構築していけばよいのか、深い考察を加えている。

パートやアルバイトの賃金水準はそれだけでは生活できないレベルのため、大きな社会問題となっているが、これは日本の正社員の賃金が生活給として位置づけられてきたことの裏返しであるという。この生活給という考え方の原点は、なんと戦時中の年齢と扶養家族数に基づく年功賃金制度であるというのである。
 欧米では同一労働同一賃金原則がごく普通に成り立っているため、このような問題は生じていない。
 今、派遣切りによって多くの派遣労働者が、失業保険からも排除されているのは、パートやアルバイトは家計補助であって、失業保険の対象ではないという戦後の考え方が今に至っているのである。

労働問題について考察を加えれば加えるほど、モグラたたきのような小手先の改革だけではほとんど解決困難な問題が山積し、日本社会全体の仕組みを大改革しなければ、明日は見えてこないのではないかと考えさせられる。
 本書は、そこに大きな一石を投じている。
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