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入門とは法の基本的な要請を理解するもの
本書は新会社法の入門書というもので、実務的なノウハウ本的なものを期待してはいけない。法律関係の入門書のあり方としては、その法がよってたつ要請がどの様なものであるのかを説明するものであって、その意味では必ずしも簡単な内容という訳ではない。又法律的知識を要するものという意味でもなく、現在の社会の要請についての理解をある程度要求する内容になっている。
新会社法は非常に多くの条文からなる「記号化」された構成になっているので、個々の問題に取り組み前に本書の様に新書版程度の分量で書かれた入門書をまずしっかり読む事が非常に有益であると思います。
投稿日: 2006/8/26 投稿者: tabopapa
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
総花的、抽象的な内容のため、優れた入門書と言えるか疑問
商法の権威であり、実務雑誌にも顔を出されることの多い神田先生の著書。
商法改正の変遷については、近年の目まぐるしい変更をわかりやすく書いてあると思います。実務を通じて商法をかじった者からすると非常に面白く読めました。
ただし、読者層を絞りきれていないように思います。新書版として一般向けに書いたのでしょうが、ちょうど学術書をコンパクトにまとめた感じなので、抽象的な説明が多く、具体的な事例が少ないため、誰にでも簡単に理解できるとは言いにくいでしょう。
一方実務者向けかと言うとそうではありません。会社法全体を総花的に記述しているため、多少知識があって改正点を知りたい人にとっても不満の残る内容ではないかと思います。
投稿日: 2006/5/28 投稿者: どろがめ
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27 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
入門とは法の基本的な要請を理解するもの, 2006/8/26
本書は新会社法の入門書というもので、実務的なノウハウ本的なものを期待してはいけない。法律関係の入門書のあり方としては、その法がよってたつ要請がどの様なものであるのかを説明するものであって、その意味では必ずしも簡単な内容という訳ではない。又法律的知識を要するものという意味でもなく、現在の社会の要請についての理解をある程度要求する内容になっている。
新会社法は非常に多くの条文からなる「記号化」された構成になっているので、個々の問題に取り組み前に本書の様に新書版程度の分量で書かれた入門書をまずしっかり読む事が非常に有益であると思います。
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33 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
入門書としては適切かな, 2006/5/4
今年5月の会社法施行に合わせて出されたタイムリーな入門書で、新しい会社法なるものの全体像をぼわっと理解できるように構成されています。979条もある法律をわずか200頁そこそこの新書が全てカバーできるわけはなく、ほんとに大事なポイントをおさえました、あとはちゃんとした教科書を読んでね、というメッセージが伝わってくるような内容でした。「タイムリー」と言いましたが、従来の商法からの変更点がまとめられているということでもなく、新しい会社法になって何がどうなるんだ、と簡単に知りたい人向けではないと思います。むしろ、会社法の基本的な概念を理解したい方には好適かと。
余談ですが、会社法制定に至る過程での参議院法務委員会での質疑が抜粋されていて、これを読むと(笑っちゃうのですが)レベルの低い大臣を擁する恐さを感じました。
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15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
数値的分析がおもしろい, 2006/7/3
著者は商法、証券法、金融法を専門とする法学者であり、新書といえども確固たる知識に裏付けられてしっかりと書かれています。
第1章で商法改正など会社法成立に至るまでの歴史的経緯を概観し、第2章で株式会社の機関を詳細に説明、第3章で株式会社の資金調達の方法を述べ、第4章で合併・買収などの組織再編を論じます。
資金調達の章では、新株を追加的に発行する際、既存の株主が損をしないためにはいくらで何株発行するべきか、という点が詳細に論じられており、株による資金調達の難しさと面白さを味わうことができます。例えば、一般に企業の買収対価は新規発行株ですが、直感的には時価で株式を割り当てるのが妥当に思えます。買収企業の株式の時価が100万円で被買収企業の評価額が1億円だったら100株発行するわけです。ところが、合併によるシナジー効果により一株当たりの企業価値の増加が期待されると、時価で株を交付するのが妥当ではなくなります。
全体を俯瞰しつつ所々で数値的な分析が成されている点が、本書の魅力といえるでしょう。
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総花的、抽象的な内容のため、優れた入門書と言えるか疑問, 2006/5/28
商法の権威であり、実務雑誌にも顔を出されることの多い神田先生の著書。
商法改正の変遷については、近年の目まぐるしい変更をわかりやすく書いてあると思います。実務を通じて商法をかじった者からすると非常に面白く読めました。
ただし、読者層を絞りきれていないように思います。新書版として一般向けに書いたのでしょうが、ちょうど学術書をコンパクトにまとめた感じなので、抽象的な説明が多く、具体的な事例が少ないため、誰にでも簡単に理解できるとは言いにくいでしょう。
一方実務者向けかと言うとそうではありません。会社法全体を総花的に記述しているため、多少知識があって改正点を知りたい人にとっても不満の残る内容ではないかと思います。
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22 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
社会人の必読書, 2006/7/31
商法学者が、一般向けに書いた新会社法の入門書です。法律の条文は丸暗記出来るほど少なくはありません。法律を理解するためには、2つのルートがあります。1つは法の「精神」というものを述べてそれを条文で展開する方法。もう1つは社会情勢からの要請で、会社法がどう変遷したかを流れとして理解する方法です。
この本は、両方の視点からバランス良く解説してあるため、実務家にも読みやすく理解しやすい画期的な本です。前者は、「会社法の考え方」として次の4点を解説されています。
1.市場機能の重視とファイナンス理論の取り入れ
2.不祥事防止のコンプライアンスと競争力強化のガバナンス
3.国際会計基準の取り入れと配当規制の緩和
4.ベンチャー企業育成のための規制緩和
後者としては、なぜ平成に入ってから毎年のように会社法が改正されたのかを、細かく時系列に追っています。国会答弁の引用まであり、この部分だけでも相当読み応えがあります。
この本だけで全てがわかるわけはありませんが、大きな流れをつかむには充分です。社会人の必読書と言えるでしょう。
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13 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
会社法改正の考え方が短時間でわかる, 2006/4/30
会社法改正についての、書籍が書店にあふれていますが、この本は、実務家ではなく学者がコンパクトにまとめたものとして評価できます。
細かな改正点は既存の解説書にまかせ、基本的な考え方を短時間で把握したい方には、最適でしょう。また、ニッポン放送事件等の最近の動向にも触れられています。
5章構成になっておりますが、忙しい方向けに、1章、2章から4章の各1節、5章だけを読んでも概略がわかる工夫がされています。
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21 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
新書ながら高度な内容, 2006/6/29
新会社法制定を機に執筆された会社法の入門書。一般的な教科書では簡単にしか記述されていない点についても詳しく説明されていますので、併読すると立体的な理解が得られるよう工夫されていますし、新書ながらかなり高度な水準の内容まで盛り込まれています。(特にエクイティ・ファイナンスの部分)
思うに、本書の読者層は学生などの初心者というよりも会社実務を知っている人間が会社法の知識をインプットするニーズを想定している気がしますし、そういう人間にとって会社法の法制度の制度趣旨や立法論を理解するのに有益な視点をもたらしてくれるでしょう。
大学の教科書を水で薄めただけの入門書、図表の多用でいかにも分かりやすく装飾しているだけのビジネス書が氾濫する中、会社法だけでなく他の法律の分野でもこういう本格的な入門書がたくさん出てくると嬉しい限りです。
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36 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
どうせ買うなら弘文堂テキストにすべき, 2006/9/15
弘文堂から出ている「会社法」の焼き直し,二番煎じといったところ.
岩波新書にしては期待はずれといったところです.岩波側の編集者に抗議したいくらいです.
第1章「なぜ,今新「会社法」か」の部分は歴史を理解する上でそれなりに読める.
しかし,それ以外は弘文堂や神田教授が日経新聞で論及していることと比べて目新しいものはない.
せっかく,弘文堂のダイジェストとするなら,せめて会社法の条数を併記すべきである.
正直言って,かなり物足りない.
本書を買おうとする人にはあと2千円払って弘文堂版を買うのを勧める.
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ビジネスマンにおすすめの新「会社法」入門書, 2006/5/15
本年5月に施行された「会社法」の制定の背景と概要を商法学の第一人者が解説した書籍。書名だけ見ると、「会社法」を分かりやすく解説した入門書ということになるが、従来「商法」の中に定められいた会社に関する法規が、新たに独立の法律として再構成された「会社法」について、その狙いや旧会社法との差異を解説するものである。従って、内容的には会社法にある程度の素養がなければ理解ができないレベルの書籍であるが、素養がある読者にとっては、ハンディな一冊に要所が簡潔に纏められており、新会社法の知識を得るに格好の書となっている。企業再編、コーポレートガバナンス、グローバル化対応など新たな視点の提示もあり、ビジネスマンにもおすすめの書である。
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28 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
非「入門書」。, 2006/7/23
入門書にしては高度。
会社法「入門」と書いてあるのは詐欺的。
もっと分かりやすい入門書はたくさんある。
実際、会社法の成立背景・会社法の展望などは分かりやすく書かれているが、
入門書を名乗るには言葉足らずである部分が多すぎる。
なぜこのような悪本ができたのか。
原因は対象に無理やり初心者・非実務家を加えたからだと思う。
ある程度実務で旧会社法(改正前商法)に触れていたような人にとって
この本は良書であっただろう。しかし、そうでない人にとっては
残念ながら良書とはまずいえない。
おそらく、もともとこの本の当初の対象はある程度社会に
精通している社会人であり、そこに初心者の視点を加えたのであろう。その結果がこの本である。そのため、初心者にはわかりにくい部分が多い。
それでは、なぜ「入門」と言って売り出したのか。
理由は簡単。会社法という真新しさによる流行を利用して
幅広く売ろうと考えたからである。裏には商業主義が透けて見える。
他に読んでいて気になったのが文章の書き方が下手だということ。
助詞の使い方などもさることながら、文自体が冗長で言いたいことが
まとまっているとはいいがたい。文意は分からないでもないが、
非常に気になる点である。それが入門書としての評価をさらに
下げている原因のひとつであると思う。
真剣に読むのは1章と5章だけで十分。
あとはある程度知識がある人だけ読むことをお勧めする。
この本を読んでむやみやたらに混乱する必要はない。
入門書としてみたら☆1つ、変更点や成立背景を書いた本として
みたら☆5つ、平均して☆3つ。
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