内容紹介
立ち上がれ― 自分らしく生きるために、法廷で闘う。
度重なる夫の暴力に耐えかね、故郷の北ミネソタの町に戻って来たジョージー。
10代で父親のわからぬ長男サミーを出産し、今また父親の違う子供を連れて出戻って来たジョージーに周囲の視線は冷たい。
ベテラン鉱山労働者である父親もまた理解を示さず冷たく一瞥、母親も夫とやり直すよう諭すばかりだった。
だが、ジョージーの決意は固く、ふたりの子供を養い生きて行くために、旧友グローリーの勧めで町の男たちに混じって炭鉱で働くことに決める。
しかし、そんな彼女を待っていたのは、男の職場に入り込んで来た女に対する剥き出しの敵意と露骨な嫌がらせ、子供じみた悪戯に卑猥な言葉、そして息子までがいじめられ、家族の絆さえ壊れて行く過酷な毎日だった・・・。
耐えるしかないのか。諦めるしかないのか。
自分の無力に打ちひしがれそうになりながらも、ジョージーは心に決める。
ひとりでもいい、とにかく立ち上がってみよう、と。
1984年に全米で初となる集団訴訟を起こし、1997年に画期的な勝訴を勝ち取った実話に基づいた衝撃作。
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夫の暴力から逃れ、父親の違う子供を2人連れて、故郷の北ミネソタの街に帰ってきたジョージー。彼女は、周囲の冷たい視線にさらされながらも、子供のために男たちに混じって鉱山で働く道を選ぶ。しかし、鉱山は男と職場とされ、そこに入り込んできた女性に対する仕打ちは、身も凍るほどひどいものだった…。
シャーリーズ・セロンがセクハラに猛然と立ち向かっていくヒロインを演じる。不運な人生を歩んできた女性が、何度もくじけそうになりながらも、壁を乗り越えようと必死に闘う姿が胸を打つ。リーダーシップをとるような強い女じゃない、欠点も多く持ったヒロインだからこそ、立ち上がる姿が共感を呼ぶのだ。また父親や子供との絆、鉱山で働く友人たちとの関係などもしっかり描かれ、家族愛は涙も誘う。ヒロインを情感溢れる演技で魅了したシャーリーズ・セロン。『モンスター』を彷彿させる汚れ役に果敢に挑戦した女優魂は注目。監督は『クジラ島の少女』のニキ・カーロ、共演はフランシス・マクドーマンド、ショーン・ビーン。(斎藤 香)