内容紹介
いい女は2種類しかいない。全てを知り尽くした女と何も知らない女。
1930年、南イタリアに咲く皮肉な愛の運命。文豪オスカー・ワイルドの傑作、待望の映画化!
「スカーレット・ヨハンソン VS ヘレン・ハント」二大オスカー女優夢の競演!
興収2億と大ヒットを記録した「理想の女」いよいよDVD発売!
<仕様>
・本編+特典映像(インタビュー、劇場予告編他)収録予定
【ストーリー概要】
ニューヨーク社交界の華として知られる若いメグ・ウィンダミアと夫ロバートは、セレブが集う南イタリアの避暑地アマルフィにバカンスに訪れた。そこでメグは魅惑的なアメリカ人女性アイリーンと出会う。周囲の中傷にも負けず、奔放な恋愛遍歴を重ねてきたアイリーンと、生涯を誓い合ったひとりの夫に純粋な愛を捧ぐメグ。やがて、社交界で囁かれるアイリーンと夫の密会の噂。傷つき混乱するメグ。だが、メグは知る由もなかった。このスキャンダルの陰に自分自身の出生にまつわる秘密が隠されていたことを…。
【メインスタッフ】
◆監督:マイク・バーカー
◆脚本:ハワード・ハイメルスタイン
◆撮影:ベン・セレシン「完全犯罪」「ターミネーター3」
◆衣装:ジョン・ブルームフィールド「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」
【メインキャスト】
◆メグ・ウィンダミア:スカーレット・ヨハンソン「ロスト・イン・トランスレーション」「真珠の耳飾りの少女」
◆ステラ・アイリーン:ヘレン・ハント「ツイスター」「恋愛小説家」「キャスト・アウェイ」
◆タピィ:トム・ウィルキンソン「イン・ザ・ベッドルーム」「真珠の耳飾りの少女」「バッドマン・ビギンズ」
◆ダーリントン卿:スティーヴン・キャンベル=モア「Bright Young Things」
◆ロバート・ウィンダミア:マーク・アンバース「These Foolish Things」「Colour Me Kubrick」
(C)MHFF2 LLP 2004
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オスカー・ワイルドの「ウィンダミア卿夫人の扇」の映画化だが、舞台が原作の19世紀末イギリスから、1930年代のイタリアに移し換えられた。主要人物もアメリカ人になったことで、より現代の観客に訴えやすい設定になっている。上流階級の若妻メグが、夫のウィンダミア氏とイタリアを訪れるが、悪名高いアーリン夫人がウィンダミアに近づく。
複雑に絡んだ誘惑のゲームに加え、周囲の狂騒も賑やかに描かれるのは、いかにもワイルドらしい。「噂されるより、噂されないほうが辛い」「悪い女は厄介だが、いい女は退屈」など、反語的な名セリフの数々が物語に溶け込み、軽妙なユーモアに浸れる。この反語の関係は、ヒロインふたりの人物像にもくっきりと表れている。経験のある女と、純粋な若い女。男はどちらを欲するのかというテーマが見え隠れするのだ。アーリン夫人役のヘレン・ハントは、際立つような美女でもないのに男を虜にする難しい役柄だが、観る者を納得させる名演。結末に用意される思わぬ感動も含め、時代を経ても、色褪せない愛のドラマを作ったワイルドの才能に、改めて感心させられる。(斉藤博昭)