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戦後アメリカのショービジネス界で活躍したボビー・ダーリンの生涯を、名優ケヴィン・スペイシーが自らの監督・主演で映画化した伝記映画。幼いころに心臓を病み、15歳までしか生きられないと診断されていたボビー(ケヴィン・スペイシー)は、音楽と出会い、その才能を開花。やがて『スプラッシュ・スプラッシュ』をヒットさせ、成功を収め、映画『九月になれば』で共演したアイドル女優サンドラ・ディー(ケイト・ボスワース)と結婚するが……。
ボビー・ダーリンの大ファンだったというケヴィンは持ち前の役者魂で歌い方まで彼に似せて天才エンタティナーを再現しているが、今ひとつスターとしての華やかさに欠けるのが難点。また途中いきなりミュージカル仕立てになったり、ファンタジー要素を盛り込んだりしているが、ストレートな伝記ものにしたほうがすっきりしたかもしれない。とはいえ、彼をめぐる人々のドラマ、特にサンドラ・ディーとの愛憎など興味深い点も多く、見ごたえのある人間ドラマになっていることも確かである。(増當竜也)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』のケヴィン・スペイシーが監督、製作、主演を務めた伝記ドラマ。スターを夢見てショービジネス界に足を踏み入れたひとりの少年、ボビー・ダーリン。幼少の頃に余命わずかと診断された彼の37年間の栄光の軌跡を描く。