内容紹介
無意識下の世界へ、ようこそ。
ウィリアム・ハート衝撃のデビュー作。鬼才ケン・ラッセルが描く、禁断のドラッグ・トリップ・ムービー。
生理学者エディは、記憶から意識の頂点へ遡れる、という自説を証明するため、自らの肉体と精神を実験に捧げた。"先祖の花"と呼ばれるメキシコ・インディアンから手に入れた秘薬は強力な幻覚症状を引き起こす。しかし実験は続く…。彼の探究心はとどまることを知らず、幻覚は、やがて現実の肉体の逆進化を促進し始める。SFXを駆使した幻覚映像が、多くの話題を呼んだ異色作。
映像特典…関連作品4作品のオリジナル劇場予告編
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イギリス映画界の異端児、ケン・ラッセル監督が、アメリカ製作で撮った異色のSFホラー。生命の根源を探ることにとりつかれた精神心理学者が、ドラッグを使うなどしてさまざまな幻覚を体験。精神的に追い込まれる一方で、彼の肉体自体も類人猿に退化していくようになり…。
イギリスでの作品に比べると、挑戦的でスキャンダラスな表現は抑えられているものの、ラッセル監督ならではのアート志向の映像は、幻覚シーンに活かされている。蛇や花、燃える十字架などが刺激的なイメージで再現。1979年の作品にしては特殊メイクや合成映像にも意外なほど違和感はない。幻覚か現実かの判断は別として、映画の後半、類人猿に姿を変えた主人公が夜の街をさまようシークエンスは、王道ホラーの怖さがある。とくに夜の動物園でのアクションは、思わず引きつり笑いをしてしまいそうなほど、ショッキング。(斉藤博昭)