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徹底した管理社会になった近未来。上海でパペル(パスポートとビザの機能を持つ滞在許可書)を製造・発行する会社で、偽造パペルが作られていると通報があった。調査員ウィリアムは、社員のマリアが犯人だと突き止める。しかし、彼女にひかれた彼は、本社に嘘の報告をするのだった。
作品を発表するたびに、まったくカラーの違う映画に挑戦してきたマイケル・ウインターボトム監督。『CODE46』は、近未来を舞台にしたラブストーリー。とはいえ、SF映画にありがちの徹底にして作りこんだセットではなく、上海ロケを敢行。急速に発展していく上海の街が異次元の世界のようにファンタジックに描かれ、その美しさに目をみはるばかりだ。でも愛し合ってはいけないふたりが出会い、愛し合っても、それを社会の掟が引き裂いていく姿は、切なく虚しく哀しく胸に響く。管理社会の犠牲になり、愛する心を奪われてしまうふたりをティム・ロス、サマンサ・モートンが好演している。(斎藤 香)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
マイケル・ウィンターボトム監督が、高度管理社会と化した近未来を舞台に、禁断の愛を貫く男女の儚い恋を描いたSFラブストーリー。滞在許可証の偽造事件を調べるウィリアムは、印刷所で働くマリアと出会い恋に落ちるが…。PG-12作品。