内容紹介
本年度アカデミー賞主要2部門受賞 主演男優賞:ショーン・ペン 助演男優賞:ティム・ロビンス 川底に広がる闇が、あらゆる罪を覆い隠す---。
もし、あの出来事がなかったら。僕らはこれほどの悲しみを知らずにすんだかもしれない。ひとつの惨殺事件が幼馴染みを結びつける。ひとりは刑事として。ひとりは容疑者として。ひとりは被害者の父として。たったひとつの忌まわしい出来事が、少年たちの運命を変えた。幼馴染みのジミー・デイブ・ショーンがいつものように路上で遊んでいると、警官と思われる男が近づき、デイブだけを車に乗せて走り去った。デイブは誘拐・監禁され4日後に戻ってきた。その日から 25年後に起きた殺人事件。殺されたのはジミーの娘。今は刑事となったショーンが相棒のホワイティーと捜査にあたることになり、デイブが容疑者として浮かび上がった。殺された娘の父親と、刑事、そして容疑者。かつての幼馴染みが果たしたあまりにも過酷な再会。25年間、それぞれの心に傷を抱えて、3人は別々の道を歩んできた。事件当夜、血まみれで帰ってきた夫に言い知れぬ不安を感じる妻セレステ。捜査が進むにつれて、次第に深まっていくデイブへの疑惑。ショーンの必死の捜査が続く中、ジミーは自らの手で娘の復讐を果たすべくついにデイブを運命の場所、"ミスティック・リバー"へと呼び出した・・・。
監督: クリント・イーストウッド
【映像特典】
1.ミスティック・リバーの裏側 (約23分)
2. 小説から映画へ (約11分)
3. インタビュー集:クリント・イーストウッド (約42分)
4.インタビュー集:ティム・ロビンス (約50分)
5. インタビュー集:ケビン・ベーコン (約19分)
6. オリジナル劇場予告編
7. 特報
Amazon.co.jp
悲しみと苦しみに満ちた傑作サスペンス。少年時代、遊び仲間だったジミー、ショーン、デイヴ。あるときデイヴが車で連れ去られ、性的虐待を受けて帰って来る。それから25年後、ジミーの娘が何者かに殺され、同じ夜、血まみれで帰宅するデイヴ。刑事になっていたショーンが事件を担当することになり、3人の運命が改めて交錯する。
ジョー役のショーン・ペンを筆頭に、脇役に至るまで俳優たちの演技は圧倒的だ。なかでも容疑者となるデイヴ役のティム・ロビンスと、その妻マーシャ・ゲイ・ハーデンの “抑えた”熱演がすばらしい。ショッキングな描写を音楽やカメラワークで美しく転化させるなど、監督イーストウッドの手腕には随所で感心させられる。「もし、あのとき…」という、ある一瞬での後悔が、その後の人生を支配する。そんなあまりに切なく、胸がかきむしられる本作のテーマは、デニス・ルヘインの原作を読めば、さらに深く心に突き刺さってくる。(斉藤博昭)