内容紹介
【映像特典】
●監督音声解説
●原作・脚本音声解説
●ドキュメンタリー 「映画監督スパイク・リーのすべて」
●未使用シーン
●グラウンド・ゼロ~9・11跡地風景
●予告編集
《監督》 スパイク・リー
《原作・脚本》 デイヴィッド・ベニオフ
《撮影》 ロドリーゴ・プリエト
《音楽》 テレンス・ブランチャード
《エンディング・テーマ曲》 ブルース・スプリングスティーン 「TheFuse」
《製作》 トビー・マグワイア
《出演》 エドワード・ノートン、フィリップ・シーモア・ホフマン、バリー・ペッパー、ロザリオ・ドースン、アンナ・パキン、ブライアン・コックス
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人種差別など過激なテーマをふりかざし、作品のパワーは認められつつも、好き嫌いの多かったスパイク・リー監督。しかし本作は、観る者を問わず、あくまで静かに心の奥底に感動をもたらすだろう。麻薬所持の罪で7年の刑を受け、24時間後に収監されることになったモンティ。自分を逮捕に追い込んだのがだれなのかという疑惑。そして、刑務所の中で体験するであろう恐怖の予感。さまざまな思いを胸に、彼は残されたわずかな時間を友人や恋人と過ごす。
主演のエドワード・ノートンは、いつもながら役になりきっているが、本作では感情を抑えることに意識が向き、その分、観る者の想像力をふくらませる。むしろ親友ふたりの揺れ動く心境や、あいまいな行動が、人間の本質をとらえていて興味深く、演じるバリー・ペッパーとフィリップ・シーモア・ホフマンが、その葛藤を名演する。劇中には9.11テロで崩壊した貿易センタービルの跡地も登場し、「喪失」というテーマを色濃く反映。複数の可能性を想起させるラストは、観ているわれわれにも未来の選択を迫っているようで、いつまでも余韻が続く。(斉藤博昭)