このCDについて
レッド・ツェッペリン最後のオリジナル・アルバム。
サンバ、カントリー、ダンス他、これまでにないサウンドを取り入れた。
ビルボード・アルバム・チャート最高位:1位(1979年作品)
【プロフィール】
セッション・ミュージシャンとしてのキャリアを持つジミー・ペイジ(g)を中心に、彼が在籍していたヤードバーズを引き継ぐ形でロバート・プラント(vo)、ジョン・ポール・ジョーンズ(b)、ジョン・ボーナム(ds)の4人で1968年に結成。デビュー前にも関わらず前渡し金20万ドルという破格の待遇でアトランティック・レコードと契約し、69年デビュー・アルバム『レッド・ツェッペリン』を発表。ブルースをベースにしたパワフルなサウンドと、それと互角にわたりあうプラントのヴォーカルで人気を集める。その後もブルースのみならず、ソウル、フォーク、トラッド、レゲエ、民族音楽といったさまざまな音楽的要素を自らのサウンドに反映させ、独自の地位を築く。75年にはバンド自身のレーベル、スワン・ソングを設立、79年にはシンセサイザーを導入した意欲作『イン・スルー・ジ・アウト・ドア』を発表するが、80年ボーナムの急死により、解散を余儀なくされる。
Amazon.co.jp
バンドのメンバーたちがリアルタイムで知る術もなかったわけだが、本作は世界で最も著名なロックンロールバンドの最後のスタジオ録音アルバムとなる。ドラマーのジョン・ボーナムがこのアルバムのリリース直後に亡くなるのだ。初期ツェッペリンと比べるべくもないが、70年代には、忠実なファンを失ってしまった。にもかかわらず、このLPは少しも恥ずべきものではない。彼らは早期からシンセサイザーを取り入れた。分厚いシンセサイザーのサウンドに彩られた「Carouselambra」や口当たりのいいアダルト・ポップ「All My Love」など、レコードの終盤ではそれほどインパクトはないかもしれないが、オープニング曲「In the Evening」には確実にある種、重厚なトーンを、「South Bound Suarez」にはレイドバックしたなかにも愉快な雰囲気を与えている。ロバート・プラントの叫び声とジミー・ペイジのブルージーなギターは「I'm Gonna Crawl」で完璧なフォームを見せている。そして、軽快な「Fool in the Rain」は初期の作品の数々を喚起させてあまりある。(Lorry Fleming, Amazon.com)