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1958年2月、日本の南極観測探検隊は急遽(きゅうきょ)帰国の途に着くことになり、そのときのアクシデントで15匹の樺太犬を置き去りにせざるを得なくなることに。しかし、それから1年後、再び隊員たちが南極に戻ってきたとき、そこには苛酷な自然の中を生き延びていた2匹の犬、タロとジロの姿があった…。
奇跡の実話をもとに、『キタキツネ物語』の蔵原惟繕監督がドキュメンタリー・タッチで描いた動物映画、空前の大ヒット作。前半は高倉健と渡瀬恒彦扮する隊員と犬たちとの南極冒険行が魅力的に描かれ、後半は離れ離れになった犬と、人間側のドラマが交互につづられていく。撮影は北極と南極の双方で敢行され、映画史上初めて本物のオーロラを映像で見せることにも成功。大自然の風景を雄大に捉えたヴァンゲリスの音楽もすばらしい。(的田也寸志)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『鉄道員』『ホタル』の高倉健主演で、2匹の犬・タロとジロの実話に基づき、南極を舞台にカラフト犬の生存を賭けた闘いを描く感動作。昭和33年、やむなき事情により探検隊から南極に取り残された15匹の犬は、食糧のない厳寒の南極でひと冬を乗り切る。