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トヨタの正体―マスコミ最大のパトロン トヨタの前に赤信号はないのか
 
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トヨタの正体―マスコミ最大のパトロン トヨタの前に赤信号はないのか (単行本)

横田 一 (著), 佐高 信 (著), 『週刊金曜日』取材班 (著)
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

「日本一の会社」トヨタのことは、『週刊金曜日』しか書けない。「財界総理」といわれる経団連会長も出していたトヨタの、スキャンダルを含めた事件の歴史を余すところなく描破し、マスコミが書けないトヨタの手口を暴く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

横田 一
フリーリポーター。「漂流者たちの楽園」で、1990年ノンフィクション朝日ジャーナル大賞受賞後、本格的なジャーナリズム活動に

佐高 信
評論家、株式会社金曜日代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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128 人中、120人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 これがトヨタなんです。, 2007/3/20
By sonojordan (長野県飯田市) - レビューをすべて見る
(TOP 50 REVIEWER)   
トヨタの下請け企業は豊田市内だけにあるわけではない。トヨタの孫請け、ひ孫受け企業は全国各地に散らばっている。
品質においてクレームがつけば豊田市トヨタ町まで呼び出され、散々クレームをつけられたあげくに24時間以内に回答と代替え品の納入をも求めらる。
ラインが停まれば、当然のごとくライン補償を求められるが、片田舎の中小零細企業に補償などできるはずもないから、一睡もできなくても代替え品を持ってトヨタ町までトンボ帰りしなくてはならない。
これがトヨタかんばん方式(JIT)の恐ろしいところだ。
本書ではこういった協力企業間の主従関係はあまり取りざたされていないが、これがトヨタなんです。
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127 人中、117人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 どこも似たり寄ったりなのだろうが・・, 2007/1/25
 事情通なら誰でも知っている内容なので、「トヨタは素晴らしい車を作って社会に貢献している企業」と思ってらっしゃる方への入門書としては、最適。特に、4章「小泉圧勝劇を作った奥田会長」では、国家(あるいは政府)がグローバル企業の後見人に成り下がり、国家が乗っ取られていく様がよく見えてくる。
 メディアが広告費惜しさで批判記事を控えること(原子力発電をやっている会社などに顕著)、公共事業(=税金)を利用した利潤獲得、利害が一致した政治家とのタイアップ戦略、など、トヨタに限った話ではない。日本でトヨタが突出しているだけで、儲かる会社というのはどこでも似たようなことをやっているだろう、と考えるのが普通だ。

印象に残った言葉を一つ、
 「トヨタマンは元気いっぱいで知力も体力もあり、トップが決めた目標に向かって、一致団結して邁進します。しかし目標自体を疑うことはしない。目標が間違っていた場合でも、集団奈落の底に飛び込む恐れもあるのです。」(p42)
 「クラウンオーナーは5年で買い換える。だから、5年もてばよい」と会長が発言した。私も技術者であるから、こんな言葉を真に受けたらクレーム多発の欠陥自動車しか作れないことは明らかで、まさかトヨタ技術陣がこの方針に従うことはいないだろうと思っていた。しかし、リコール率70%の現実を見れば、会社全体がその方向に動いているとしか思えない。まさに、“集団奈落の底に飛び込む”瞬間である。

 以下、私見。
 トヨタ社員の友人は、これからは落ちる一方だろうと予想していた。それは、多分に正しいと思う。バカでかい本社ビルを建てた時が、その会社の業績がピークであることは、歴史の証明するところである。また、機械は自然法則に従うものであり、人間の思惑とは無縁である。政治力やメディア操作に頼ったところで、欠陥車を作っていればボロは必ず出る。
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41 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 闇は闇でも「白い闇」, 2008/2/11
私の勤務先においてもトヨタは大株主でありますので、この本を読むときの
リアリティーは無関係の方々とは異なります。
そんな私の目から見ても、著者たちはなかなかよく見ているなと思いました。

特に補助金をせしめるやり口は巧妙で、下請けを絞り上げる事以外にもボロ
い儲け方をしている事がちゃんと説明されています。
改善活動にも初期投資が必要ですが、これらのような手段で捻出されているから
できるのではないでしょうか。

それができない中小企業は外国人労働者にたよらないといけないわけですが、
そんな労働者の子息たちの日本語教育のためにNGOがトヨタに資金提供を
お願いしても、「税金を払っていることと全国に工場があるので特定の地域の
団体に寄付はできない」と断られるわけです。
しかしトヨタは自民党には7000万円も年間に政治献金しています。トヨタの
車を買った人たちの政治的信条はさまざまであるはずなのに、特定の政党に
寄付する事だけはOKなのでしょうか。

連続二直の大変さも経験した私にはわかります。星1つの評価をしている人たちは
そんな経験などほぼ無いでしょう。

かんばんについては補足しておきたいです。月度の生産計画に対する平準化で
かんばん運営するのが基本なので、次月(N月)の確定情報とN+1月・N+2月
の内示情報が比較的正確なトヨタの発注については業者の立場からすれば
比較的やりやすいかも知れません。
また、かんばんは道路を倉庫代わりに使っている点も本書指摘の通り。
今でこそ鉄道での輸送を増やしつつありますが。

同じ闇でもトヨタの場合は白い闇でしょう。闇である事に部外者は気づきにくい。
しかしトヨタも自ら招いた二極化でレクサスと軽自動車・小型車しか売れなくなれ
ば、企業としての立場も変わらざるを得なくなるかも知れません。
タコが自分の足を食べて成長などできるはずもないからです。
企業の役割は政治介入ではなく、もっと別の事にあるのではないでしょうか。
本書の指摘はその点からも真っ当と考えます。

尚、車そのものの出来についてはニューモデルマガジンXの「ざ・総括」を
読んでおけばよろしいのではないでしょうか。
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