内容(「MARC」データベースより)
外傷に消毒は必要? 創面はガーゼで覆う? 傷が化膿したら消毒は必要? 現在の医学常識を覆す、理論に基づいた新しい創傷治療の常識非常識を紹介し、自然に傷を治す能力を最大限に引き出す「外傷の閉鎖療法」を解説する。
著者 夏井 睦, 2004/01/26
創傷治療の常識に潜む嘘にだまされないために ~ 日常の術後の創処置,外傷治療,病棟処置をしていて,「あれっ,これって何か変だなあ」と思うことはないだろうか。例えば,滅菌鑷子で摘んだ滅菌ガーゼにちょっと指が触れて「不潔!」と叱られた経験は誰しもあるだろうが,なぜ医者の指に触れてはいけないのに,患者の皮膚に触れるのは不潔と言わないのだろうか。毎日何度も洗っている医者の手が不潔で,~~術後一度も入浴していない患者の皮膚は清潔なのだろうか。人工肛門造設術後,皮膚大腸縫合部を消毒した後にウンコが出ても,さっきの消毒の効果は残っているのだろうか。考えれば考えるほど,おかしなことだらけである。
~~ もしもこういう疑問を抱いたことがあったら,是非,この本を手にとって欲しい。筆者がこれまで疑問に感じてきたことについて,自分なりに考えてそれを理論化(?)したのが本書である。外科の常識に真っ向勝負を挑むようなことばかり書いているが,それが正しいかどうかは読者自身が自分で判断して欲しい。~