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月刊誌の金融ビジネス誌で2002年8月号から2003年4月号に連載された「東京金融道」を加筆、編集したもので、成毛眞が弟子となって、金融界で活躍中の藤巻健史、松本大、両師匠から日本の金融、経済問題の本質を教わる内容となっている。本書で3人は、今の日本の現状を打破するにはまじめな議論を続けても意味がなく、閉塞感から脱却するには常識や良識を超越した「多様性」が必要であるという前提のもとで、現場から見た本音の意見や解決策、ユニークな発想を展開している。
具体的には、松本は不良債権処理にあっては国民投票で決定することを提案し、藤巻は、日本の金融・経済対策として円安政策を提言。成毛は日本活性化のために日本国分割をいう。さらに、3人は金融先進国の米国と日本の違いを論議し、最後の章では、日本を変える大胆政策として、マイナス金利政策、円をアジアの調達通貨にすること、通貨庁の設立、デノミ、株式の相続評価減、海外資本流入の促進などを掲げている。
本書に登場する3名はいずれも既存の概念にとらわれない発想力の豊かなビジネスパーソンとして有名であり、本書ではその3人の個性がいい方向で出ている内容となっている。激動の時代の中で政策決定者の年齢が非常に高い日本で、本書の内容が少しでも反映されることを望みたいものである。(木村昭二)
出版社/著者からの内容紹介
銀行はつぶれる、株は下がる、マーケットの一寸先は闇! そんな誰もが知りたい、でも難しくてよくわからない「金融の基礎と今」をびしびし解答いたします。!日本屈指の金融のプロであるミスター・フジマキとミスター・マツモトが「師匠」となり、「弟子」のマイクロソフトの立役者のミスター・ナルケと丁丁発止の金融問答を繰り広げる。マクロ、ミクロ、日米関係、銀行経営、コーポレートガバナンス、金融危機から正しい資産運用まで、「2003年の標準」となる「金融の道」をお教えする。これさえ読めば、明日からあなたも「トーキョー金融道」を胸を張って歩めます!