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まちの病院がなくなる!?―地域医療の崩壊と再生
 
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まちの病院がなくなる!?―地域医療の崩壊と再生 (単行本)

伊関 友伸 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「残念ながら、わが国の地域医療の崩壊は、一過性のものではなく、今後、さらに深刻なものになると思われる。日本の地域医療の崩壊を食い止めるためには、国民すべてが、医療現場で起きていることを、人ごとではなく、自らのものとしてとらえること、何が問題なのかを「言葉」にして他人に伝えていくこと、自ら積極的に行動していくことが必要と考える。(「おわりに」から抜粋)

内容(「BOOK」データベースより)

夕張市立総合病院をはじめ数々の病院再建に立ち会った著者が自治体病院の破綻の原因を明らかにし、危機打開への処方箋を探る。

登録情報

  • 単行本: 287ページ
  • 出版社: 時事通信出版局 (2007/12)
  • ISBN-10: 4788707691
  • ISBN-13: 978-4788707696
  • 発売日: 2007/12
  • 商品の寸法: 19.2 x 14 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 35,747位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 地域医療育成のヒント, 2007/12/23
多くの自治体病院は、その自治体特有の必要性から設立された。その地域の必要性からの医療を「地域医療」と呼ぶ。それを実践する場所が地域医療病院である。夕張市のように前身が炭鉱病院であったり、あるいは救急医療を担う病院等である場合もある。設立当初の目的がなくなっても社会保障的に地域住民の医療を保障する意味から、自治体が引き継いでいる病院もある。地域の医療は、事前サーベイランスや健診制度の充実など医療以前の施策のコストも含むことがあり、財政的な脆弱性を内在している。しかし、地域の住民に寄与する医療であれば、自治体病院の医師は喜んでその脆弱性に立ち向かってきたのである。「医師の立ち去り」は、本当に地域住民に信頼され、貢献しているのだろうかといった疑問意識の現れでもある。医師へのクレーマ、コンビニ的病院利用、自分の都合しか考えない住民、医療訴訟の増大等である。この現象は、都市や地方を問わず起こりつつある。
本書は、著者の現場体験や現地調査さらにブログを活用した情報収集と綿密な情報分析によってその対策の一助を行政、住民、議会等に対して提示している。自治体病院勤務者だけでなく民間も含め、地域医療を担う全ての医療関係者と一般住民の方に、他人任せでない医療について考える一助として是非読んでいただきたいと思う本である。
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5つ星のうち 5.0 国民の問題, 2008/6/6
非常にバランスが良くかかれている。
医師に肩入れすることもなく、政治を一方的に叩くこともなく、地方公共団体病院勤務の事務方を悪と決めつけていない。どの利害関係者も「良いところがあるし、悪いところがある」としている。

特に同意できるのは、「国民に責任がある」と明記している点だ。
多くのマスコミはこれを口にできない。政治家も口にできない。公務員も。でも、当たってると思う。国民・地域住民が理解すれば、政治が変わり、行政が変わる。マスコミだって変わるだろう。その結果、地域医療や公立病院も変わる。

地域医療を生かすも殺すも住民次第。国の医療も同じ。医療なんて困ったときにしかお世話にならないから、みんな人ごと。困ったら困ったで犯人探しを始める。よくて署名運動で「ほしいほしい」とみんなが言う。そうすれば手に入ると思っている。でも、そんな人たちが実は加害者でもあるのに。
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5つ星のうち 5.0 この分野の必読書となるでしょう, 2008/1/8
自治体病院の現状分析・再建支援で、精力的に活動している著者の新著です。著者の住む埼玉県は、東京近郊でありながら、人口あたりの医師数が最も少ない県です。著者の言う「病院がなくなるまち」とは、日本国民が漠然とイメージする過疎地ばかりではなく、東京都内でさえ出現しうる、つまり日本全国をさすのです。
病院現場の勤務経験をお持ちの著者の視点は、まさに現場に即したもので、医療関係者にとっても貴重なアドバイスが多く書かれています。しかし、地域医療が崩壊していくのは、取りも直さず地域そのものが崩壊しつつあるからです。地域行政を、日本の社会を、行政を見直さない限り、公共サービス部門に明日などありません。子どもが減ると学校を減らし、その結果、子どものいない町村がたくさんできましたよね。病院のない地区には、誰もいなくなります。当直明けで平日の日常勤務は当たり前と、身体に叩き込まれて来た中堅以上の医師たちは、使命感から無理に無理を重ねてきました。しかし、水際で踏みとどまっていた医療現場の医師も、もう支えきれなくなっているのです。
専門用語の多い本ではありますが、医療・行政関係者のみならず、病院を利用されるすべての人に読んで頂きたいと思います。
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