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闇の子供たち
 
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闇の子供たち (単行本)

by 梁 石日 (著, 原著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

幼児売春。臓器売買。抑圧と貧困が支配するこの世界で蹂躙される子供たちの運命。日本文学史上、類例なき問題作。


内容(「MARC」データベースより)

ヤイルーンは八歳のときに売られてバンコクに連れて行かれた…。幼児売春、臓器売買。抑圧と貧困が支配するこの世界で蹂躙される子供たちの運命を描く。

Product Details

  • 単行本: 401 pages
  • Publisher: 解放出版社 (2002/11)
  • ISBN-10: 4759260722
  • ISBN-13: 978-4759260724
  • Release Date: 2002/11
  • Product Dimensions: 7.4 x 4.9 x 1.3 inches
  • Average Customer Review: 3.9 out of 5 stars  See all reviews (10 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #236,747 in 本 (See Bestsellers in 本)

    Category Ranking:

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47 of 57 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars ノワールの手法でしか描けなかった暴力装置の真実, 2003/1/30
 梁石日にしては珍しく物語の舞台はほとんど全面的にタイ。北部山岳地帯の貧村から買ってきた幼児を売買するマフィアのルートと、これに対抗するボランティア組織の社会福祉センターのスタッフがスラムで日々幼児売買と闘う。

 ニュースでも雑誌でもしばしば取り上げられる売買→売買春→臓器売買といったこの世における最も悪魔的な所業である闇のシステムに真っ向から挑んだのが本書。ノンフィクションではなくいつもながらの非情極まりないタッチで梁石日が今回抉ってみせたのは、子供たちの生ける地獄の数々。

 不毛なタイの土壌の上に泥まみれ、糞尿まみれで飼育され、売買される子供たち。腎臓を売って小金を稼ぐ親たち。センターの協力者に紛れ込むマフィアの手先。薬物漬けになって子供を弄ぶ幼児性愛者たち。

 所詮、外国のことではあるのだが、我が子の心臓移植のために臓器売買組織に大金を払って生きたままのタイの幼児から心臓を買おうとする日本人夫婦の拝金主義のエゴは異常に恐ろしく見えてくる。

 さまざまな本で幼児虐待や売買については取り上げられているものの、本書では梁石日が有無を言わせぬ描写力でリアルなむご過ぎる部分をも世に照射してみせる。目を背けたくなるほどの地獄のページの数々。闘うボランティアたちが血に染まって倒れてゆく姿には、救いのなさ以外感じることができない。

 それでも命を顧みずに不毛な闘いを挑み続ける国際ボランティアスタッフたちの闘志だけが、生きる上での絶対条件のように本の中で唯一の弱いが、それでも光であり輝きである。

 悲惨さが目立つのもいつものこと。他のやり方ではこの本は書き切れなかっただろう。ノワールと言われる作風だからこそ、妥協のない現実の悲惨に梁石日は真っ向、立ち向かい得ているのだと思う。

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21 of 26 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 子どもは無条件の愛で包まれるべき存在なのではないのですか?, 2007/1/10
By ベック - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
幼児売春や臓器売買のことは知識として知っていたが、その実情はあまりにも酷いものだった。もちろん、本書は完全なフィクションである。だが、ここに描かれている惨状が醜く強調された絵空事だとは思えない。これは信じたくはないが、現実に起こっていることなのだ。
この問題は、おそらくとても根が深い。貧困だけでなく、政治、思想、宗教までもが絡んでくる。この悲惨な現状を阻止しようと地道な活動を広げているボランティア団体の活躍も空しく、闇の組織に一矢を報いることもできない。
子どもたちは身を守る術もなく、蹂躙の運命に呑み込まれてゆく。読んでいて涙が止まらなかった。八歳で売られたヤイルーンとその妹センフーの悲惨な運命には憤りで胸が苦しくなった。この姉妹は、いったいなんのためにこの世に生を受けたのか。
本書は確かに問題作である。読み通すには、限りない忍耐と痛みに耐えなければならない。
梁石日の筆は、いつになく性急だ。本書の内容ゆえのことだろうか?少し違和感があった。
しかし、それだからこそ鬼気迫る筆勢に圧倒されたのも事実だ。
もう一度言おう。本書は問題作だ。
あらゆる意味でこれほど絶望感を与える本もないのではないだろうか。
子どもは無条件に守られる存在である。子どもは庇護を必要とする存在である。子どもは無条件の愛で包まれるべき存在である。すべての人に問いかけたい。そうではないのですか?
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21 of 30 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 暴力のサイクル, 2002/11/10
前半の貧困、暴力、悲惨な子供の末路は、読んでいて苦しくなるのどの内容だ。そして、このような絶望的な状況はを解決できることはできるだろうか?と不安になりつつ、引き込まれて、どんどん読み進むことができた。

このような、状況は長いスパンでは解決できると思う。しかし、その“解決”とはいわゆる“グローバル化”と呼ばれるもので、(経済的に)悲惨さを広く薄くばら撒くもので、その“解決”が広がっていく最前線にはやはり常に、悲惨さが伴うものと思う。そして、そのスパンは数十年で、悲惨な短い一生を終える子供の生涯よりも明らかに長いものであることも、私たちは知っており、時間軸を考慮すると、現在の個々の子供たちにとっては、実際には解決策は無いことを理解できてしまう、本であった。こういった子供の状況は環境破壊(公害輸出等)とまったく同じ構図であることも、衝撃的であった。

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Published on 2004/1/25 by 航太郎

5.0 out of 5 stars
海外には、貧しい人々がたくさんいるらしい。
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そんな認識しかなかった。でも違った。彼らは、
何一つとしてもってはいない... 続きを読む
Published on 2004/1/19 by johnny-marr

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