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学校のセンセイ (単行本)

飛鳥井 千砂 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

センセイって、もっと特別な人がやるものだと思ってたんだ。とくにやりたいことがなく、気がつけば先生になっていた。生徒は可愛げがないし、同僚とのつきあいも面倒だ。それでも、“センセイの日々”は続いて行く…。第18回小説すばる新人賞受賞作家が描く、“フツーの教師”の青春物語。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

飛鳥井 千砂
1979年生まれ、北海道出身。愛知淑徳大学文学部国文学科卒業。主な作品に、第18回小説すばる新人賞受賞作の『はるがいったら』(集英社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 277ページ
  • 出版社: ポプラ社 (2007/06)
  • ISBN-10: 4591097676
  • ISBN-13: 978-4591097670
  • 発売日: 2007/06
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 子供のような大人と、正真正銘の子供に対する大人の対応の違い, 2008/4/19
 自他共に認めるキング・オブ・めんどくさがりやの名古屋の高校教師、桐原。彼は大学を卒業後、塾講師を経て、私立高校の教師になって2年目。同世代のちょっと不器用な先生たちや、高校の友人、それから、隣に住む奇抜な格好をしたやっぱり同世代の女性と、その一方で高校生と接するうち、日ごろ感じる違和感の正体のようなものに気づく。
 私も高校からあんまりビジョンも立てずたらたら生きてしまったので、高校生のときから何も変わってないような気がしていたけど、自覚してるかどうかは別として、やっぱりあのころの自分と今とではあきらかに違うし、どこか線があるはずなんだと思いました。この感覚、うまいなあって思った本でした。
 
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 センセイも、ふつうのひと。, 2007/8/11
飛鳥井さんのデビュー作「はるがいったら」が
なかなかの好著だったので、こちらも読みました。

前作はデパート勤務の女性が主人公ですが、
今作は高校のセンセイである男性が主人公。

まず主人公の口調が非常にいまどきの若い男の人っぽくって、
『あれ? 著者って実は男性だったっけ?』と
ちょっとびっくりしたのですが、
それが無理した男口調で書いてある感じがなく、
すごくリアリティがあって、
「こういう先生いるかもなぁ」と思い始めたら、
一気に世界に引き込まれてどんどん読めました。

ひとくくりに“教師”と言っても、
ベテランもいたり、まじめすぎて自分の首を絞めてる人もいたり、
幼稚な人もいたり、森田健作みたいに熱血になれない人もいたり。

主人公・桐原センセイは、その非熱血な部類に属し、
「面倒くさい」が口癖で、
夢や希望に燃えているわけでもなく、
教職という職に就いたという、クールなスタンスの持ち主ですが、
あるちょっとした生徒の問題をきっかけに、
彼の仕事への向き合い方が少ーしだけ変わるというお話です。

主人公をはじめ、恋愛熱心な女友達や、けなげな教師、コドモでオトナな生徒たちなど、
登場人物にちゃんと血肉の通った描写をする書き方に好感が持てました。

なかでも、ツィギーを彷彿とさせる風貌のご近所さんとのエピソードに、
安易でベタな恋愛に走らせない著者の巧みならざる構成力と筆力を感じました。

(一箇所だけ、フレッシュマンの集団をフレッシュマンズと形容している文章に
文法あってるのか? とツッコミ入れてしまいましたが、わざと?)

エンディングも納得のいく幕切れで、
ある生徒に本音で話す桐原センセイに、
『でら格好エエがね』(舞台は名古屋)と名古屋弁でエールを送ってしまいました。

まずは、今まさに「学校のセンセイ」をしている友達に
貸してあげて、この本の感想を聞きたいと思います。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 センセイの日常, 2007/8/8
そつなく高校教師という職業をこなす主人公桐原。
飲み友達の女の中川、まじめすぎる先輩センセイの永野、
非常識な同僚センセイの吉田などが絡みあいながら物語は進む。
物語というより、本当にセンセイの日常を垣間見ている感じ。
センセイを漢字で先生と書かないのは、
熱血教師であるわけではないし、この話自体も熱血教師物語ではない。
センセイの先生としての日常と仕事ではない普段の時の日常が
とても上手に描かれている。
そして、そこにポスターカラーのように派手なミニスカート女も
登場して、ただの日常ではなく、その女は一体??みたいな謎も
絡んできて、とても面白い。次は!次は!と推理小説でもないのに
続きが読みたくて仕方なくなる。
文句なしに面白かった。読後感もすっきりで、お勧めの一作。
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