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集合住宅と日本人―新たな「共同性」を求めて
 
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集合住宅と日本人―新たな「共同性」を求めて (単行本)

竹井 隆人 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

“コミュニティ”から“ガバナンス”へ。日本人の「共同性」の特質をあぶり出し、政治学の立場から都市居住と民主主義を考察する気鋭の論考。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

竹井 隆人
1968年京都市生まれ。学習院大学法学部政治学科卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程(政治専攻)修了。専門は政治学(集合住宅を基点とした法律、社会、政治)。博士(学術)。放送大学講師(非常勤)。政府系金融機関職員。ながらく“まちづくり”の現場の最前線に立つかたわらで研究活動に従事(学習院大学法学部講師、日本政治学会年報委員などを歴任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 3.0 なぜ城郭にこだわる?, 2008/3/30
本書は建築専門家や自治体などが、ともすれば安易に唱和する、近隣の相互交流としての「コミュニティ」を批判し、「現代社会という一生涯出会うことのない多くの他者と築くべき共同性」を提唱する。
確かにコミュニティさえしっかりしておれば何とかなる、といった精神主義的な議論が散見されることは事実だし、時には建築設計者がプライバシーを半ば否定するかのごとく強引な仕掛けをおこない、それが住民から拒絶されるような、独りよがりもあるかもしれない。
その意味で曖昧模糊とした「コミュニティ」から、より強制力や制限に軸足をおいた「ガバナンス」へと共同性のありかたを変えるべきではないか、という議論には賛同できる部分もある。
しかし、わかりにくいのは「コミュニティ」が「空気」として少数者の排除に転じる可能性を指摘しながら、新たな共同性を導入する重要な契機として「保安」をあげている点だ。
著者は「過防備」を問う声に対する反論として、「たしかに『体感治安』が過剰になっている部分があるかもしれないが、『安心』は依存心、あるいは慢心へつながる。(中略)人々の『自立』を妨げる意味において深刻であろう」と述べるが、「犯罪不安社会」(浜井浩一)などが指摘する根拠なき体感治安を前提とし、絶え間ない警戒と相互監視を行ってまで得なければならない「自立」とは一体何なのだろうという気がする。
後半では中世ヨーロッパや中国と比較し、「日本に城郭がないのは四方が海という自然の城郭に囲まれているから」などという陳腐な日本人論が展開される。どうやら著者は城郭が象徴する保安意識こそ近代人の自治=自立に必須な要素として認識しているようなのだが、そもそも近代化とは城郭の向こう側にいる他者と語り合える共通の基盤を構築することだろう。著者は建築設計者がなぜ「オープン」な空間に価値をおくのか理解できない、というが、建築を含めてモダニズムの掲げる主要な価値の一つに「オープネス」があるのは至極当然ではなかろうか。
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11 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 建築設計における集合住宅のヒントはあまりないです。, 2008/10/23
集合住宅の設計手法や意匠についての話ではなく、住人の意識のあり方やコミュニティについての考えを述べているだけの本なので、設計の資料として購入を考えている方は参考にならないと思います。

ただ、ガバナンスというコミュニティのあり方に興味のある方は読んでみてもいいかもしれません。しかし、内容のない批判と意見がだらだら続いている感じなので星二つ。
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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 自身を語ることは, 2009/2/14
自身を語ることによって、自らの言説の立ち位置を明確にしているものの、

自身の語りすぎは、根拠を用いながら粘り強い説明を続けてきた、自身の言説を「非・普遍化」することにもなりかねない。
しかしそれはそれで、学者としての道ではなく、評論家としての道を歩む、そんな意志表示ともとれるのかもしれない。

著者がどちらの道を選ばんとするのか。今後の著作をまた目にしたい。
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著者の幅広い知識によって、歴史、政治学、文学、都市・建築学、社会学など様々な分野を... 続きを読む
投稿日: 2007/11/8 投稿者: hana

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