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ディーゼルこそが、地球を救う―なぜ、環境先進国はディーゼルを選択するのか?
 
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ディーゼルこそが、地球を救う―なぜ、環境先進国はディーゼルを選択するのか? (単行本)

小川 英之 (著), 金谷 年展 (著), 清水 和夫 (著)
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

日経BP企画

ディーゼルこそが、地球を救う
 排気管から真っ黒な煙を吐き出しながら、荷を満載したトラックが走る――。

 日本では、ディーゼル車に「大気汚染の元凶」というイメージが定着した。

 ところが、欧州は状況が180度異なる。燃費に優れ、二酸化炭素(CO2)排出削減につながる環境配慮型の自動車というイメージが強い。フランスでは自動車販売台数の6割がディーゼル車だ。

 本書は、ディーゼル車のイメージの開きが、日本と欧州でなぜここまで大きくなったかを糸口に、ディーゼル車が本来備える長所を浮き彫りにしている。

 共著者の3人は、ディーゼルエンジンの研究者、海外のレース参加もあるモータージャーナリスト、地域循環や分散型のエネルギー活用に関心を持つ研究者と多彩だ。それぞれの専門性と個性がうまくかみ合い、過去、現在、そして将来まで見渡したディーゼルエンジンの位置づけを多面的に記述している。

 日本では、70年代から光化学スモッグの原因物質となる窒素酸化物(NOx)削減を重視した規制が進んだ。NOxの排出量と相反する関係にある粒子状物質(PM)の排出量を厳しく規制してこなかった。規制のバランスを欠いていたことが、ディーゼル車の欠点を看過し、増幅させることにつながってしまった。

 本書は、ディーゼル車がこうした汚名を払拭して攻めに打って出る時を迎えたと指摘する。NOxとPMを同時に削減できる排出ガス処理装置が登場し、その前提となる低硫黄軽油の供給が進み始めた。さらに、燃焼条件をち密に制御して排出ガスをさらに浄化できる高圧の燃料噴射装置が採用され始めた。ガソリン車に匹敵する優れた排出ガス浄化技術を手に入れたという。

 ディーゼルの課題だった排出ガス問題をクリアできれば、長所が際立ってくる。ディーゼル車の燃費のよさは、運輸部門のCO2削減が迫られる今こそ重要だ。

 さらに、ガソリン車に比べ、ディーゼル車は燃料の性状に幅を持たせやすい。燃料電池車用の水素供給ステーションで水素発生源に用いるDME(ジメチルエーテル)などもディーゼル燃料として活用できる。水素社会に段階的に転換するために、燃料電池車とディーゼル車を両輪で普及させるべきと提案する。

 燃料電池車などの将来技術に着目するだけでなく、足元の技術を見直して現実的な環境対策を探る重要さを再認識させられる一冊でもある。


(日経エコロジー 2004/07/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介

最高の燃費効率とパワー。しかも、地球温暖化防止にも寄与するディーゼルの真の姿と可能性を活写する。


登録情報

  • 単行本: 231ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2004/04)
  • ISBN-10: 4478871019
  • ISBN-13: 978-4478871010
  • 発売日: 2004/04
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 224,440位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 ディーゼルを見直した, 2004/8/23
By カリブの海賊 - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
ディーゼルエンジンは、黒煙もでるし、光化学スモッグのNOx(窒素酸化物)もたくさん排出する。特に私はあの黒煙がきらいで、ディーゼルなんてなくなればよいとも思っていた。
世間でも日本の場合は、東京都のディーゼルNO作戦に見られるように、ディーゼル=(環境)悪というイメージが定着していると思う

しかし、最近のディーゼルエンジンはちょっと違うようだ。
ディーゼルはもともと、ガソリンエンジンより燃費(効率)が良い。それに加えて、最近はコモンレールや排ガス処理装置等の技術で、黒煙やNOxの発生を大幅に抑制できている。今も技術革新が進んでいるようである。

また、ヨーロッパでは、この燃費のよさと、それによるCO2削減効果があるため、ディーゼルが重視されていて、乗用車でもディーゼル車が多いようだ。
本書を読んで、なぜヨーロッパはディーゼル乗用車が多いのか分かった。

少しディーゼルを見直してみようという気になった。

また、燃料電池車が注目されているが、まだまだ発展途上だ。CO2削減の観点ではガソリン車からディーゼル車への切り替えの方が、効果的な気がした。

本書では燃料電池の問題にも触れている。ディーゼルと燃料電池の同時推進を提唱している。

本書では、自動車の今後のあり方について、参考になる本だと思う。

早く、クリーンなディーゼルエンジンが普及して欲しいと思った。

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34 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ぜひ読んでください。, 2004/4/28
 黒い排気ガスを出しながら走る、嫌われ者のディーゼル車。

「燃料が安いからといって、まわりを汚して走って、自分だけが良かったら、いいのか。」

 ずっと私もそう思っていましたし、数年前に死んでしまった父親が生前、ディゼール車を維持費が安いからという理由で買った時も、購入前にそう言って口ゲンカした思い出があります。

 でも、この本を読んで、考え方が180度変わりました。

 コモンレールという燃料噴射装置が付いている、最新のディーゼルエンジンは、吹かしても、いっさい黒いススがでないそうです。
 しかも、もともとディーゼルはガソリンエンジンに比べて、燃焼温度が低い分、地球温暖化に影響のある二酸化炭素の排出量が少ないのです。

 つまり、最新のディーゼル車は、エコノミーでエコロジー。
 環境先進国のドイツ人の4割、フランス人の6割がディーゼル者を選んでいて、アメリカでも人気だということです。

 そのうえ走りも、低回転から太いトルクが発生するので、力強くて静か。ディーゼルエンジンこそが高級車にふさわしいと・・・。

 ディーゼル車は今、日本では嫌われていて、乗用車では発売されている車種も非常に少ないですが、これからは日本でも、ディーゼル車はブレイクする、そんな気がします。もちろん私も今度の車の買い替え時には、最新のディーゼル車にします!

詳しくはこの本を、ぜひぜひ読んでみてください。

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28 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 全体の中のーつ, 2004/8/8
 今まで物流優先で行われていた為や軽油の質など、日本がこの分野で遅れており、米国でもディーゼル乗用車普及の可能性も出てきている中、どうやら国交省は普及させたい様ですが今だ国内では特に乗用車部門では遅れを取っている現状と、その理由や今後の展望など評しく書かれていると思います。この手の話が、とかく複雑な物になりがちな中で、そうなっていない事も評価できると思います。

 しかし欧州のディーゼルの普及が、確かに人々の環境意識の高まりより成されてきた事は事実ですが、ー方、日本より圧倒的に多く走るかの地での車の使い方にマッチしていたディーゼルが、この所の急速な性能の向上や税制でより人々に魅力的に映り、そのより向上した各種性能に主に魅力を感じる層も普及にー役買っている事。確かに黒鉛など目に見えないまでに浄化されましたが、逆にそこまで微細化した粒子などディーゼルの急速な普及に起因すると思われる喘息などが、静かにしかし着実に進行しつつあると思われる事。日本では欧州より走行速度と距離ともに低く、発・停止や渋滞が多いと欧州との使用条件の違い。最近読んだある雑誌によると、現状ではディーゼル車と同等レべルのコストのガソリンハイブリッド車だが、コスダウンの可能性はまだあるという事。これらについてはあまり触れられていないのが残念に思います。

 いずれにしろ、このテーマでは車関係のみならず多角的な分野からの検討が必要だと思いますが、その素材のーつとして外せない本だと思います。

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