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ブラスト公論―誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない
 
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ブラスト公論―誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない (単行本)

宇多丸; 高橋 芳朗; 郷原 紀幸; 前原 猛; 古川 耕 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない。あばら屋から狼煙を上げろ!ヒップホップ誌『BLAST』で2000年5月から4年以上に渡って連載されていた「ブラスト公論」が待望の初単行本化。ヒップホップ界一の論客:宇多丸(ライムスター)を中心に、ボンクラ5人が時事ネタから「モテ」問題までを語りまくる。

内容(「MARC」データベースより)

誰もが豪邸に住みたがってるわけじゃない。あばら屋から狼煙を上げろ! ヒップホップ界一の論客宇多丸を中心に、ボンクラ5人が時事ネタから「モテ」問題までを語りまくる。『BLAST』連載を単行本化。

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5つ星のうち 5.0 ボンクラ版ブレックファスト・クラブ, 2006/3/10
 2000年から2004年にわたり『blast』誌にて連載された座談会、待望の単行本化。
 今となっては隔世の感があるが、2000年頃まではヒップホップというのは世間的にはマイナーな存在だった。誤解や偏見に基づいた理解も蔓延していて、そのような状況に対するカウンター・パンチとして日本のヒップホップシーンを概観する座談会が企画された、はずが…

 話題はあっちこっちに飛びまくり。というか、マトモにヒップホップ・プロパーの話をしている回は本書には未収で、主なトピックとなるのは内外大小の時事ネタから「モテ」問題、芸能ゴシップや「同級生の安室奈美恵」と過ごした修学旅行最後の夜(宇多丸による妄想)……ニヤニヤ笑いが止まりません。要するに三十男たちの居酒屋談義なのだが、諧謔まみれの呆談の中で語られるのはしかし、ある意味ド直球のモラルである。人間関係の距離感を映画出演にたとえた回(「スピルバーグの映画に出たなんて凄いねえ……」の巻)など、ハタと膝を打ってしまうような秀逸な見識もチラホラと。
 勝ち組か負け組か? 豪邸かあばら屋か? 「モテ」か「非モテ」か? そのような2項対立の図式そのものをズラす、絶え間ない相対化闘争「ウヒヒ」を実践するトーク・セッション。そういえば宇多丸の本業であるヒップホップグループ、ライムスターの曲に『逃走のファンク』なんていうのがあった。

 雑誌未掲載のアウトテイクや各座談会を現在の視点から振り返るPLAYBACK機能、巻末には「パンチライン索引」も収録。B5判112ページの薄い本だが、ヴォリュームはたっぷりある。
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5つ星のうち 5.0 これさえあれば、時流に乗った社会学本の大半は不要!, 2006/7/19
 ライムスターのラッパー、宇多丸を中心に、4人のいわゆる業界人たちがくりひろげる、本質的に素晴らしく知的な時事放談。もう幻想は抱いていないが、かといって現状を打破する有効な手立てもこれといってない男たちの、社会に対する揶揄や懐疑が延々と表明される。とりとめもない雑談のようでいて、公共性を欠いた言葉は一言も発せられていない。言いたいことを言い放っているようでいて、自分の言葉が、他のメンバーに、そして読者一般に、どのように受け取られるのか、という鋭敏な意識が最後までとぎれない。5人の言葉のインタープレイは、マイルス絶頂期のクインテットを思わせる。単行本化にあたって追加された、当時の対談を捉え直したコメントもよい。
 他者不在の無防備な直言が渦巻く昨今にあって、このような企画は貴重だ。本当の批評とメタファーの快楽が一行ごとに噴出する本書は、流行の思想書などより、読むのに時間がかかる。20代は、熟読すべし。30代は、反省しよう。正論がリアクションとしてしか成り立たない現状は、やはり正常ではない。個人的には「モテ」話が若干多すぎるように思われたが、自分たちの位置づけに悩み苦しむ「日本語ラップ」の反映として、仕方ないことなのだろう。言葉のセンスがこんなに豊富な人たちが関わっている音楽が、おもしろくないわけがない! 日本語のラップ、聞かず嫌いの人は、まずこの本から入ってみたらいい。芸術の前衛は、いつだって、事後的に認知されるものなのだから。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 おもしろい(30〜40歳), 2006/7/28
宇多丸を中心に、登場人物がおおよそ35歳前後(男子)で固められているので、その世代(特に男子)であれば面白く読めることは間違いない。音楽の趣味は特に関係なく。別にヒップホップに興味がなくとも関係なし。彼らが中高生の頃に抱えていた感情、鬱屈とか、そういうところが妙にシンクロする。結局は飲み屋談義なんだろうけど、言葉による表現がうまい(と感じる)のは宇多丸がラッパー(言葉を操る商売)だから? なんだろうか。少なくとも自分は飲み屋ではここまで饒舌に表現することは出来ない。
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投稿日: 2007/5/19 投稿者: コンスタンチン

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