内容紹介
生活をしていく上で、私たちは経済と縁を切ることはできない。最近では、資産運用の手段として株や投資信託などが格段に身近になった。一般の人にとっても、今後、経済がどのように動いていくのかを「予測」する力、すなわち「経済を見る眼」を身につけることが必要不可欠になってきている。それだけでなく、ビジネスや普段の生活においても、「予測」の力は必要とされるだろう。
多くの人は、経済とは「難しい」ものだと感じているようだが、決してそんなことはない。私たち一人ひとりがこの経済の主役であると気づけば、経済の違った側面が見えてくるはずだ。たとえば、チーズやハンバーガーの値段の変化から、物価や為替などがどのように動いていくのかをある程度予測可能なのである!
著者はエコノミストの人気ランキングで6年連続No.1に選ばれた実力派エコノミストだ。経済の専門家であっても、庶民の感覚から離れてしまっては、予測は当たらないと言う。日常感覚こそが、経済を見る上で重要なポイントとなるのである。
本書では、そうした身のまわりで日々起こっているさまざまな出来事から、経済の底流にある大きな動きが将来どのような方向に動いていくのかを的確に予測するための基礎知識や、エコノミスト直伝のテクニックを、実例を挙げてわかりやすく解説している。
「経済を見る眼」を身につけることができれば、人生においてよりよい選択をしていくための大きな力となる。それこそが、著者が読者にもっとも伝えたいことだ。本書には練習問題も掲載しているので、読者は本書を読むことによって自分の予測力が鍛えられたことを実感できるに違いない。
著者について
みずほ証券株式会社 チーフマーケットエコノミスト
1963年、青森県生まれ。1985年上智大学文学部史学科(西洋現代史専攻)卒。国家公務員I種試験 行政職に名簿順位1位で合格。1986年会計検査院入庁。1988年富士銀行(現・みずほ銀行)入行。為替ディーラーを経て、為替・資金・債券各セクションにてマーケットエコノミストを歴任。2000年10月みずほ証券設立に伴い現職。
債券(長期金利)、為替を中心に経済の予測を行なっている。マーケットで鍛えたスピード感と、的確な問題認識が強み。「日経公社債情報」エコノミストランキングで、02~07年に6年連続で第1位を獲得するなど、投資家から常に高い評価を得ている。
共著に『日本経済入門』(ダイヤモンド社)、『投資家の予想形成と相場動向』(日経BP企画)など。本書が初の単著。テレビ東京『ワールドビジネスサテライト土曜版』でコメンテーターを長く務めてきたほか、NHK BS-1『経済最前線』などのテレビ出演、経済雑誌などへの寄稿多数。