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女狐の罠―足引き寺閻魔帳 (徳間文庫)
 
 

女狐の罠―足引き寺閻魔帳 (徳間文庫) (文庫)

澤田 ふじ子 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

紅花問屋“佐渡屋”の手代・富蔵が盗賊の一味として処刑された。決め手となったのは、手引きをした女中・お里の自供。そんな折り、富蔵と肩を並べていた卯之助が一の手代に抜擢され、お里は喜びを同囚に語ったというのだ…。怨んだ相手の足を引っぱり、秘かに誅伐を加えてくれるという〈足引き寺〉の住職・宗徳ら四人と一匹の仕事師が事の真相に迫る。表題作他、大好評の足引き寺閻魔帳シリーズ第二弾。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

沢田 ふじ子
1946年、愛知県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 4.0 物足りない部分もあるが、読むほどに味が出る, 2004/11/6
足引き寺閻魔帳シリーズ第2作。
前作に比べると、ずいぶん違和感なく読めるようになってきた。

とはいえ、若干物足りない部分もないとはいえない。
まず、その昔京のどこかにあると言い伝えられていた、賽銭とともに
書状を投じれば悪人に征伐が与えられる『足引き寺』を舞台にしているにもかかわらず、
今回はなんとその『足引き』による物語がひとつもない。
寺の住職である宗徳に『このところ足引きの依頼がなくて酒も飲めない』
と度々愚痴をこぼさせるあたり、言い訳めいてさえいる(笑)
また、4人プラス1匹の大人数を主役にしているせいもあるのだろうが、
ほかの『公事宿シリーズ』や『祇園社神灯』と比べると、
今ひとつそれぞれの個性が精彩を欠いているように思う。
もう少し、個別に焦点を当てた物語などもあってよいのでは、
と思うのだが、それも今後出てくるのだろうか。
ほかのシリーズ同様、人情物語が基本であるにもかかわらず、
事件も暗く重いものが多いのも少し読んでいて気が滅入る。

とはいえ、読むほどに味が出るシリーズであるような気もする。
そこがやはり作者の実力なのだろう。

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