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禅とオートバイ修理技術〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)
 
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禅とオートバイ修理技術〈上〉 (ハヤカワ文庫NF) (文庫)

ロバート・M. パーシグ (著), Robert M. Pirsig (原著), 五十嵐 美克 (翻訳)
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

かつて大学講師であった著者は失われた記憶を求め、心を閉ざす息子とともに大陸横断の旅へと繰り出す。道中自らのために行なう思考の「講義」もまた、バイクの修理に端を発して、禅の教えからギリシャ哲学まであらゆる思想体系に挑みつつ、以前彼が探求していた“クオリティ”の核心へと近づいていく。だが辿り着いた記憶の深淵で彼を待っていたのはあまりにも残酷な真実だった…。知性の鋭さゆえに胸をえぐられる魂の物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

パーシグ,ロバート・M.
1928年ミネソタ州生まれ。飛び級を重ね、15歳でミネソタ大学で化学を専攻するが2年次に落弟。朝鮮戦争従軍ののち復学し、哲学の学位を取得。インド留学後、技術書のテクニカルライターなどを経て(この間に結婚、息子クリスが生まれる)、モンタナ州ボーズマン大学で修辞学の教師を務める。しかし、61年末頃から精神異常の症状をきたし、63年には脳に電流を流すECT療法のために以前の記憶を喪失する事態に陥る。その後快方に向かい、68年にオートバイの旅に出る。74年に刊行された『禅とオートバイ修理技術』はすぐに全米ベストセラーとなり、熱狂的な読者層を獲得したものの、79年には息子クリスが殺害されるという悲劇に見舞われる。91年には自らの「クオリティの形而上学(MOQ)」をさらに探究した二作目Lilaを発表し、以後もしばしばメディアの取材などに応じて発言している

五十嵐 美克
1952年生。法政大学大学院修了(英文学専攻)。日本大学工学部准教授。比較文学の立場から、英語圏文学における東洋思想の影響を探っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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5つ星のうち 5.0 オートバイには「枠」がない!, 2008/4/2
By disp (東京都練馬区) - レビューをすべて見る
この書に次のような文章がある。

「車は、いわば小さな密室であり・・・窓の外を移りゆく景色は、テレビを見ているのと何ら変わりがない」

「高度な知識を持っている反面、パイドロスは極端なまでに孤独であった。親しい友人がいたという痕跡は何ひとつないし、いつも独りで旅をしていた・・・しかし他人に嫌われたからといって、パイドロスは一向に意に介さなかった・・・彼の孤独の原因はその卓越した知能にあった」

初めの引用は、密室にこもっていることが好きな人にとっては、理解できないかもしれない。しかし、パイドロスはこの密室に閉じこもって、思いを巡らし、気が狂ってしまった。自分の仮説の正当性を信じ、見事なメスさばきで西洋の哲学史を検証してみても、ときの権威から見れば幼子同然、結局不足を満たすこともできず狂気へと突っ走ってしまったわけだ。
パイドロスのIQは170ということだが、現代人の中には、IQだけをとってみれば訓練されてそうなった人は無数にいる。しかし、「極端な孤独」、「卓越した知能」を有した人はそうそういるものではない。ある意味で、この書はそうした人たちに対する警鐘、啓蒙の書であるとも言えるのではないだろうか。
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5つ星のうち 5.0 文庫化を慶ぶ, 2008/3/15
オートバイに乗るようになって以降に読んだ本のなかで最も強い影響を受けた本だ。
本書と出会っていなければ、『暁のキックスタート』も『オートバイライフ』も生まれなかっただろう。

若干の改訂もされているらしいので、これを機会にまた読んでみようと思う(5度めくらいかな)。
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24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 凄まじい内容に感動!, 2008/5/9
オートバイに関するノンフィクションで、これほど凄まじい内容の本に出会ったことはありません。修理技術はさておいて、「禅」と「オートバイ」という関係性に瞠目、とにかく読み始めました。するとどうでしょう、「禅とオートバイ」どころか、様々な事柄がシャトーカという形式で重層的に語られ、「絶対的真理」(クオリティの解明)に向かって突き進んでいきます。電気ショック療法で記憶を失ってしまったといっても、IQ170で飛び級、15才で大学に進学した著者のレトリックには想像を絶するものがあります。あまりの鋭さについて行けなくなることもありますが、そこは二度、三度と繰り返し読めば、クリアできると思います。詳しい内容については、ネット検索でも参考になるブログやコメントがたくさんヒットします。読後感は爽やかです。驚愕の事実、いや真理に出会えるかも?
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