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悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス)
 
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悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス) (単行本)

レヴィ=ストロース (著), Claude L´evi‐Strauss (原著), 川田 順造 (翻訳)
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商品の説明

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

川田 順造
1934年(昭和9年)東京生まれ。東京大学教養学部教養学科(文化人類学分科卒)、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。パリ第5大学民族学博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を経て、現在広島市立大学国際学部教授。著書に『無文字社会の歴史』『口頭伝承論』『声』『ブラジルの記憶』他がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 339ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2001/04)
  • ISBN-10: 4121600045
  • ISBN-13: 978-4121600042
  • 発売日: 2001/04
  • 商品の寸法: 17.2 x 11 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 20世紀を代表する一巨人の人間理解への旅の記録, 2005/4/3
 『悲しき熱帯』の翻訳にはこの川田順三氏版が定評があるので本書を手にした次第である。本題は<1>というよりもむしろ<2>で展開されているので、<2>だけでも読んでおくとよいと思う。
 本書の内容は、構造主義で名の知られるレヴィ=ストロースの南米を中心としたフィールドワークを随筆風に記したものである。その記述内容は、民族誌的描写にとどまることなく、人間に対するさまざまな考察が、脱線もしつつ、ルソーやヒュームなどの先人の知見なども引用しつつ展開されているために平易ではない。しかし、彼の人間の根本的価値とその社会機能と構造についての考察は卓越したものがある。この思考は本書を通じて述べられているが、私は特に第九部「回帰」"一杯のラム"に集約されているのではないかと感じる。
 われわれの視点から見て、一見不合理・不条理と思われる習俗・社会組織をもつどのような社会でさえも、視点を変えることにより、その中にきわめて合理的な様相を見て取ることができるのである。レヴィ=ストロースはこの証明を、もっとも「未開」状態にあるに思われるようなナンビクワラ族の社会構造の分析などから明快に提示している。本書を読むことによって、<文化>というものは西洋諸国をはじめとしたいわゆる「文明国」の尺度から図るべきものではない、ということが理解できるだろう。
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39 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 優れた紀行文学として、気軽に読める, 2004/11/7
構造主義の文化人類学者の書いた本、というとなんだか堅苦しく思いますが、実際には「良く出来た紀行文学」としてけっこう気軽に楽しめます。
「私は旅と探検家がきらいだ。それなのに、いま私はこうして、私の海外調査のことを語ろうとしている。」…いきなり冒頭からこの調子なんですから、これではハートをぐわしっと鷲掴みされてしまいますね。
そうして読むうちに構造主義について興味をもったなら、たとえば橋爪大三郎著『はじめての構造主義』なんていうわかりやすい入門書もあります。
とにかくまずは気軽に手にとって、レヴィ=ストロースの「語り」の世界の波間を漂ってみてください。そしてそこから文化人類学や構造主義、言語学なんかへの関心が芽生えたら、こんどはそちらを辿ってみてください。

「知」は冒険である、そんなことが実感できる優れた古典的名著のひとつです。

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25 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ブラジル文化及び民族を考察したフランス人人類学者の手記, 2005/6/12
訪れる者に強烈なインパクトを与える熱帯。その熱帯が、なぜ悲しいのだろうか?とつい、手にしてしまった本である。フランス人はかくも物事を深く考える人種なのだろうか。否、ユダヤ人の血を引くレヴィ=ストロースがペシミストなのだろうか。第二次世界大戦中、青年時代に長年住み、その大学で教鞭を取ったのにもかかわらず、ブラジル政府に亡命を拒否されたという体験に起因するものなのだろうか。本書は、ブラジルに渡ることとなったきっかけ、ブラジルへの旅路、同じ熱帯地方のインドとブラジルとの比較、そしてリオ・デ・ジャネイロ、サン・パウロ、開拓地帯について、さらには奥地のパラナ、パンタナル、メリーケと原住民を求めて、実施調査をすべく探索する様子が書かれている。実際に本書を読んでみると、人類学者が書いた論文というよりは、小説の様な繊細な文章がいたる所で見受けられた。全体的に言って、とてもすばらしい作品である。
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5つ星のうち 5.0 タイトルは小説みたいだけれど
レヴィ=ストロースは社会学・人類学を学ぶ人にとっては
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投稿日: 2001/12/10

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