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リヴァイアサン (新潮文庫)
 
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リヴァイアサン (新潮文庫) (文庫)

ポール オースター (著), Paul Auster (原著), 柴田 元幸 (翻訳)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

一人の男が道端で爆死した。製作中の爆弾が暴発し、死体は15mの範囲に散らばっていた。男が、米各地の自由の女神像を狙い続けた自由の怪人であることに、私は気付いた。FBIより先だった。実は彼とは随分以前にある朗読会で知り合い、一時はとても親密だった。彼はいったい何に絶望し、なぜテロリストになったのか。彼が追い続けた怪物リヴァイアサンとは。謎が少しずつ明かされる。

内容(「MARC」データベースより)

アメリカ各地で自由の女神像を爆破した男「ファントム・オブ・リバティ」。彼は何に絶望し、何を破壊しようとしたのか? 人生を、世界を変革することを夢見た男の物語。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

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5つ星のうち 5.0 事件が起こる探偵小説, 2005/12/17
ニューヨーク3部作を評して、犯人のいない探偵小説、事件の起こらない探偵小説とよく目にしますが、リヴァイアサンはまさに事件の起こる探偵小説です。
もちろん、共和党政治に対する市井からの批判という側面も、分割された自伝(複数の主人公たちによる分割)という側面も、恋愛小説という側面もあり、一言では規定できないというのは、オースターのいつもの通りです。小説の使命は「現実はいつも君が考えているよりも複雑だ」ということを認識させることだ、と看破したのは、クンデラですが、オースターの小説はいつもその意味で優れています。
「鍵のかかった部屋」を読み終えたとき、「着地点をすべて用意しなくても気持ちがいい、というスタイルがあるのだな」と思ったのですが、リヴァイアサンは絶妙の着地点で、失礼、泣けてしまいました。
わたしにとってオースター作品ベストワンです。
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5つ星のうち 4.0 リヴァイアサンと化したアメリカの姿, 2004/11/21
By ADELANTE (東京都新宿区) - レビューをすべて見る
~「私」の友人であるこの小説のヒーローが最後にとる行動、アメリカ各地での自由の女神像を爆破(ひとは誰も殺されない)は、日本人の私からみると(いや、私だけなのかもしれないが)、どうもちんけな行動にうつってしまうのだが・・・、アメリカにおける自由の女神像の爆破の意味をよくよく考えてみると、それはおどろくほどのインパクトがあることなのだな~~と思い知らされます。

「自由と民主主義」をイラクにもたらすんだと標榜してイラクに侵攻したアメリカ合衆国・・・、そこにはもはや自由と民主主義はなく、リヴァイアサン(旧約聖書にでてくる怪物)と化したアメリカの姿があるだけです。

作品の完成度と非常に濃密な構成からいえばオースター作品のなかでも最高の部類にはいるのでしょうが、その分、~~あまりに計算し尽くされているため行間から迸る熱情が薄れてしまったかのように見えるのが残念です。(私としては"Oracle~~ Night"のほうが好きです)

いずれにしろ、数多いの登場人物のさまざまでユニークな物語がかたられており(それぞれがこの小説の主人公みたいなもの)、その宝石のような短編(いや中編)小説群(?)が美しいジグソーパズルのように上手に散りばめられており読者を失望させることはありません。~

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5つ星のうち 4.0 二つの問題, 2004/1/25
オースターがこだわっているように見える二つの問題は、「人は世界に対して全く無関心になれるのか」と「人が一瞬にして変われるのか」という問題のように思える。人は一瞬にして変われないから、破滅した人間(この本ではサックス)も、実は破滅する前からずっとそれを待ち望んでいたのだ、ということになる。すると主人公がサックスを物凄く強い男だと思って崇拝していた頃から、サックスには弱い面もあったことになって、主人公はその両面性に混乱する。この本では善悪、強弱、正誤の両面性が繰り返し出て、主人公は世界を簡単には割り切れないものと知り、いっさいを超越した無関心に浸されていく。無関心は力を生み、この作品の場合、主人公の小説執筆が進む(だからこの本のサビは、ラストよりずっと前の、サックスに不倫がばれる場面にある)。

世界に対する簡単な割り切ったものの見方が横行する中で、オースターのこの両面性に対する配慮─分厚いものの見方─がどのような力を持つのか(今はまだはっきり書けていないと思う。主人公の執筆している小説の中身がそれに当たると思うのだが、それが空白のままなので)。彼はこの点を中心に据えて、分厚い質感の作品を作り続けていくと思う。
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5つ星のうち 5.0 食わず嫌いだったかも
これも古い本だが、いまさらながら、いい小説だ。なぜ、今まで、ポール・オースターを読むのを敬遠していたのか。こんなに、自分にしっくりくる小説家もいないなぁ。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: hamachobi

5つ星のうち 5.0 最高傑作ではない、、、彼がまだ生きているから
というくらい、いままでで一番、重く、なおかつ、夜どおし読んでしまうほど、おもしろい。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/29 投稿者: 贋者の鯉

5つ星のうち 4.0 奇妙な
奇妙なおかしさがあり、しかし物悲しさもありの長編小説。

謎だらけで展開していきます。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/4 投稿者: かなえ

5つ星のうち 5.0 登場人物の心の描写が素晴らしい
ここでの評価や他のblog等で評判がよかったので読みました。
ポールオースターの作品を初めて読んだのですが、... 続きを読む
投稿日: 2006/11/23 投稿者: kouga

5つ星のうち 1.0 著者も認めるまとまりの無さ
大仰なタイトルや冒頭で「私」の友人が事故で爆死したことと、その後の記述には必然性も脈絡もない。そもそも登場人物が十分に書き分けられていない。主人公や友人は「作家... 続きを読む
投稿日: 2006/10/16 投稿者: negogon

5つ星のうち 5.0 最高傑作!
勿論個人的な評価ですが、私はこのリバイアサンがオースターの作品の中で一番だと思います。余りにも繊細であった為に社会から姿を消し、そして爆弾魔として世間に舞い戻る... 続きを読む
投稿日: 2006/10/1 投稿者: 郷田庄太郎

5つ星のうち 5.0 オースターが斬る80年代のアメリカ
ニューヨーク3部作では見せることがなかった作者の社会性を前面に出した作品である。最近のインタヴューなどからも明らかなように、オースターは共和党による政治をかなり... 続きを読む
投稿日: 2005/4/26 投稿者: 178もしくは9

5つ星のうち 5.0 心理描写の天才
『偶然の音楽』に続く、ポール・オースターの長編小説。... 続きを読む
投稿日: 2004/8/13 投稿者: 漆原次郎

5つ星のうち 5.0 こんなオースターが。
°a¬'a-'o-'-a1... 続きを読む
投稿日: 2003/9/9 投稿者: 慈雨

5つ星のうち 2.0 珍しい構成の小説だが・・・
一つの事件をきっかけに、物語の語り部である作家とその周囲の人間を描いていく。ニューヨークの奔放な恋愛関係の内情を描いて、その中心人物が移ろって行きながら、話がだ... 続きを読む
投稿日: 2003/5/12 投稿者: まる・ち

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