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勝海舟〈第5巻〉江戸開城 (新潮文庫)
 
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勝海舟〈第5巻〉江戸開城 (新潮文庫) (文庫)

子母沢 寛 (著)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

その禄わずか四十俵の小倅から、今や陸軍総裁となった勝。しかし朝廷に対する慶喜の恭順の意は通ぜず、薩長倒幕軍の東征はとどまるところを知らない。幕府軍には脱走兵が続出、江戸の運命は風前の灯となった。勝一代の名文、和平への心血を注いだ一書を携えて、官軍総参謀西郷隆盛の許へ赴く山岡鉄舟。二百六十年の大権を握った徳川幕府の最期、江戸開城の日は刻々と迫る。

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5つ星のうち 5.0 鷸蚌の悔いを残す勿れ, 2009/9/8
将軍慶喜は江戸城を出て謹慎恭順、幕閣の上層部は無為無策のまま退陣、幕府の命運はいまや軍事総裁勝安房の手に委ねられました。薩長は幕府討伐のため兵を進めます。勝は、江戸総攻撃の場合は江戸を焦土と化し、将軍慶喜を倫敦に亡命させる手筈を整えたうえで、西郷と談判、江戸城の無血開城を実現します。

勝は、長年の太平に慣れて屋台骨の腐った幕府には新時代の政権担当能力のないことはよくわかっていました。鷸蚌が争えば漁夫が利を得ることは明らかです。フランス人軍事顧問の主戦論を退け、政権を譲り渡しました。英雄は英雄を知る。勝と西郷の丁々発止のわたりあいは本巻の最大の見所です。
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5つ星のうち 5.0 旧幕府の幕引き, 2009/8/9
 陸軍総裁勝麟太郎に課せられた使命は、薩長と徳川の戦乱を回避し、欧米列強に介入される事なく政権の移行を果たして、徳川宗家を存続させる事。その苦衷を知るのは一部の人間のみで、多くの幕府関係者は脱走して抵抗を試みるか、騒ぐだけでで何もしないかです。立場は違えど近藤勇や小笠原壱岐守(元図書頭)の心中も察するようなところがあります。
 山岡鉄太郎と益満休之助の決死の嘆願により勝と西郷の会談が行われ、江戸総攻撃は無事回避され、江戸城は引き渡されます。勝と薩摩の海江田武次、長州の木梨精一郎との間で無益な戦争は避けるべきという認識で一致しますが、戦乱の種火はくすぶり続けます。
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