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悩む力 (集英社新書 444C)
 
 

悩む力 (集英社新書 444C) (新書)

姜 尚中 (著)
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商品の説明

内容紹介

あなたは100年前の漱石と同じ壁にぶつかっている!
悩みぬいて強くなる
著者初の生き方本 情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか? 本書では、こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の一冊。生まじめで不器用な心に宿る無限の可能性とは?

内容(「BOOK」データベースより)

情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか?本書では、こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の一冊。生まじめで不器用な心に宿る無限の可能性とは。

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91 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 私にとっては結局、タイトルが1番衝撃的だった, 2008/11/16
「悩む力」というタイトルに惹かれ気になっていた本。

本屋で立ち読みしてみようかと思ったら、
「今お勧めナンバー1の本!読み終えるとモヤモヤしていた気持ちがスッキリしますよ〜!」
みたいな内容が書かれたポップに目が止まった。
その本屋の店員が書いたもので、信憑性があり、えらく感動している様子が伝わったので、
読んでみることにした。


★良かった点

●「悩むこと」を肯定してくれているので、
確かに気持ちは少し楽になった。

●「 ウェバーと漱石」を比較しながら論理を展開している点では、
ウェバーをよく知らなかった私にとって勉強になった。


ただ、夏目漱石の心理的な分析においては、
違和感を覚える時がしばしばあった。

私の読みが浅いのか…?
正直、スッキリするどころか、少し混乱してしまい、
後半は、すんなり読み進めることが困難だった。

著者が悩んだ「背景」や、その時の「心理状況」、
それを経て行き着いた持論、
この2点は、サンプルとして勉強になったが、
母親の影響を強く受けているような気がして、
新書としては、客観性に欠けているように感じた。

ただ、その分、著者の人間性が窺えて、
著者を知るには良い本だと思う。

期待をしすぎてしまったので、
評価が厳しくなってしまった。








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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 人生をあきらめた老人向けの本、または、悩むのやめました宣言, 2009/12/11
姜さんのことは、何度かテレビで拝見してその謙虚な語り口とまじめな雰囲気で好感を持っていたが、この本はいったいぜんたい何なんだろう。悩める人に勇気を与える本なのかと思って買ってみたが、これはひどい(笑)。

多くの人はおそらくこのタイトルから「悩みのススメ」というような内容を想像すると思うが、実際の内容はそれとは大きく異なっている。特に最終章では、姜さん自身が悩むのをすっぱりとやめてしまい、ミュージカルの俳優になってハーレーで冒険に出たいという壮大な夢を語りだす。(この部分は冗談なのか判別不可能だったが、かなり笑える。)これはつまり、若いときから悩みずぎてしまったので、もう悩むのやめました、という宣言なのであるが、これではタイトルとはかなり違和感があり、読者の期待から大きく外れているのではないだろうか。若い時はたくさん悩みなさい、そうすればいつかは悩まなくてもよくなって幸せになりますよ、という意味のようだが、これはちょっとまずい。だいたい、漱石もウェーバーも死ぬまで悩み続け、悩むことこそが生きることだということを、自らの人生をかけて実践し、だからこそ後世の悩める人々に勇気を与え続けることが可能なのである。この本のような、もう悩むのやめました宣言では、本当に悩んでいる人には何の役にも立たないし、そもそも悩んでない人はこの本を手に取らないだろうから、つまりこの本は誰にとっても無益な本であるといわざるを得ない。

それと、愛とは何か、仕事とは何か、など、その答えが人の数だけ存在するような哲学的な問いに対して、次々とアフォリズム的な解答を繰り出しいくのはいかがなものか。その言葉もどこか表層的で、ありふれた実存主義的な模範解答になってしまっているのが残念だ。答えを一方的に提示するのではなく、もっと読者に問いかけるような方法で書くほうが姜さんらしいのではないだろうか。漱石やウェーバーは、決して答えは出さなかった。彼らは自分の等身大の悩みをそのまま質問として社会に提示したからこそ普遍性を獲得できたのだと思うが。新書なので致し方ないとも思うが、これではもう1人の有名東大教授である某脳科学者の傲慢なガサツさと何も変わらない。ただ、そこはやはり姜さんの謙虚な人間性なのだろう、なぜか許せてしまうのが不思議だ。

部分部分面白いところもあるので、いったいいくつ星をつけるべきなのか正直迷ったが、姜さんにはまだまだ悩みつづけてほしいという期待を込めて1点にしておく。同じ期待を持つ人は遠慮なくどんどん1点を付けよう。勝手な意見かもしれないが、姜さんは悩むために生まれてきたのであり、ミュージカルに出ても意味ないと思うのは自分だけではないだろう。
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94 人中、55人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 ウェーバーと漱石の違い, 2008/11/8
By 至高の豚 (激怒と爆笑の間) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
この本は全体で何を言っているのかよくわからない。

著者は、ウェーバーと漱石を「時代を引き受けやろうという覚悟」がありよく似ている。

と評しますが(P18)、漱石は高踏派と言われるだけに、社会派とは一線を画し、社会全体

というよりも、個々の人間自体の精妙な描写と、その人間関係に対する深い考察にその本領が

あるように思います。

著者は、自分のフィールドである社会学に無理に漱石を持ってきて社会的苦悩を表現しようと

するため、このようにわかりにくい本ができてしまったように思えます。

なお、夢十夜の第7夜(P73)で主人公が海に飛び込む(身を投げる)場面を

「わけもわからない時代に流されるのはいやである。さりとて、それにこだわって時代に

こだわるのは、もっと愚かである」と解釈していますが、これを漱石が聞いたら、大いに驚く

のではないでしょうか。

(私には、夢十夜は漱石が自己の内面の不安を幻想的短編にしたとしか思えませんので)

著者の漱石解釈はかなりバイアスがかかっているように思います。
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