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ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)
 
 

ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫) (文庫)

by 村上 春樹 (著)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

失われた心の震えを回復するために、「僕」は様々な喪失と絶望の世界を通り抜けていく。渋谷の雑踏からホノルルのダウンタウンまで。そこではあらゆることが起こりうる。羊男、美少女、娼婦、片腕の詩人、映画スター、そして幾つかの殺人が。デビュー10年、新しい成熟に向かうムラカミ・ワールド。


内容(「BOOK」データベースより)

失われた心の震えを回復するために、「僕」は様々な喪失と絶望の世界を通り抜けていく。渋谷の雑踏からホノルルのダウンタウンまで―。そこではあらゆることが起こりうる。羊男、美少女、娼婦、片腕の詩人、映画スター、そして幾つかの殺人が―。デビュー十年、新しい成熟に向かうムラカミ・ワールド。

Product Details

  • 文庫: 408 pages
  • Publisher: 講談社 (2004/10)
  • ISBN-10: 406274905X
  • ISBN-13: 978-4062749053
  • Release Date: 2004/10
  • Product Dimensions: 5.8 x 4.2 x 0.6 inches
  • Average Customer Review: 4.7 out of 5 stars  See all reviews (15 customer reviews)
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12 of 13 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 愛すべき登場人物たち, 2005/9/13
とにかく登場人物が魅力的!時々ふっと羊男、美少女、娼婦、片腕の詩人、映画スターとホテルの精みたいな女の子に会いたくなる。まるでおもちゃ箱!
村上作品の中で個人的には上巻とあわせてナンバー1の作品。初めて読んだときから10年近くたってるけれど何度読み返したか分からない私にとっては宝物みたいな1冊。
基本的には全3部作からの再生の物語だがミステリーの要素もあって一気に読ませる。デビュー作から出てきたこのちょっと不器用な主人公にこういう完結編を作ってくれた事もうれしい。で、この後この人どうしちゃうんだ?って終わり方が多い村上作品の中でこういうハッピーな終わり方は珍しいと思う。
ノルウェイともねじまき鳥とも違う村上ワールド、体験してみませんか?
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6 of 8 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 題名が素晴らしいと私は思う。, 2006/11/1
By 紺碧の飛行人 (東京都) - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
 ただ「ダンス」という単語を三回繰り返しているだけだけれども、なんとも本作品をよく表現しているなと読み終えてそう思いました。私は、村上氏の描く、人の生きる世界の象徴的な表現が好きで、彼の作品を読むのですが、本作品もその期待を裏切らず、とても面白かった。
 
 題名もそうですが、本作品では多くのリピートが見られます。単純な文章表現的なリピートもありますし、象徴的な意味でのリピートもありました。それはあたかも、決められたダンスのステップを踏んでいるようでもあり、「僕」という主人公の生き方を象徴しているかのようでした。
 休む間もなく、ステップを繰り返していなければいけないという羊男の台詞は、80年代後半に書かれた作品であるにも関わらず、21世紀に突入して数年たった現代を表現しているようでもあります。

 村上氏の初期の作品ということで、近年(後期)の作品群―『海辺のカフカ』や『ねじまき鳥クロニクル』など―に見られるような、重量感のある、深い森の中を一人で散歩しているような印象は無く、幾分すっきりとしているけれども、やはり村上氏らしい独特の文体は健在だなという印象でした。
 「僕」の台詞の空虚さが、逆に非現実性を想像させながらも、物語から読者を遠ざけない。リアルに描きすぎないところにも、彼の上手さがあると思います。
 とても面白い作品でした。
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9 of 14 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 個人的な話で恐縮ですが, 2006/5/19
By 天国 (東京都) - See all my reviews
僕のネットでの知人が、先日交通事故で亡くなりました。
年齢は17才。
学校になじめず、高校には通っていなかったけれど、
BIGになるんだ!というのが口癖の、おもしろい奴でした。

そんな時だからでしょうか、
本作の主人公が、P.213において、お葬式の後にユキに語る以下の言葉が心に染み入りました。

“「人の生命というのは君が考えているよりずっと脆いものなんだ。だから人は悔いの残らないように人と接するべきなんだ。公平に、できることなら誠実に。そういう努力をしないで、人が死んで簡単に泣いて後悔したりするような人間を僕は好まない。個人的に」”

人間は、いつか絶対に死にます。
そのことについて、村上春樹さんは「ダンス・ダンス・ダンス」全体を通じて、適切な言葉でやさしく説明をつけてくれたような気がします。
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