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やせるために肉や油を我慢している人は本書を開くといい。今までのダイエット観とあまりにも違うので、少なからずショックを受けるだろう。
肥満の主要因はすい臓から分泌されるインスリンにあり、というのが著者たちの主張である。4人のうち3人が医学博士で、いずれも第一線で活躍している人物。その理論にはきわめて説得力がある。
問題となるのは砂糖やある種の炭水化物で、摂取すると血糖値が急激に上昇する。これを安定させるためのインスリンが、同時に糖分を脂肪に変え、すでにある脂肪は燃焼させないようはたらく。血糖値を上昇させにくい食事でインスリンの分泌を抑え、脂肪をためない体をつくろうというのが本書のテーマである。ダイエットだけでなく、糖尿病にも有効だという。
この目安に紹介されているのがグリセミック・インデックス(G.I.)という指標で、これが低い食材ほど血糖値を上昇させにくい。たとえば、白米や精製された食パンはG.I.が高く、穀粒の多いものほど値が低くなる。食い倒れの街ニューオーリンズでは本書の発売以後、一流レストランが競って低G.I.メニューを考案した。そのレシピや食材のG.I.リストも収録されていて、実用性も十分。訳者(故・宮本美智子の妹)による補足も行き届いており、インドの豆チャナダルなどアジア特有の低G.I.食品、玄米や大豆といった日本人になじみ深い食材を使ったレシピが紹介されている。ダイエット本の枠にとどまらない、新しい生活スタイルを提案する1冊である。(大滝浩太郎)
出版社/著者からの内容紹介
全米100万部突破。食の街ニューオーリンズから驚異の食事理論がやってきた。
これなら続けられる。
●カロリー・カットではやせられない
●なぜ『シュガーバスター』が糖尿病に効くのか
●がん、心臓疾患など生活習慣病の予防にも
●基本ルールを守れば、ワインやデザートもOK
●有名レストランのシェフが『シュガーバスター』メニューに挑戦
カラダはあなたの「食」の結果です。
これは21世紀の「食」を支える新しいスタンダードです!
カロリーよりも重要なのは食物の糖化のスピードだった──。インスリン・コネクションを解き明かし、全米で大ブームを巻き起こしている食事理論の書、ついに日本上陸。
シュガーバスターであなたは、
・自分だけのダイエット・プランをつくることができます。
・グリセミック・インデックス・リストで食べていいもの、いけないものが一目瞭然。
・「体脂肪を増やす食い合わせ」を知ることができます。
・1日のどの時間帯に、何を食べればいいかがわかります。
・カロリー、脂肪、コレステロール、肥満に関する常識のウソを学べます。
・気分が上向き、体力がつき、生活習慣病を予防することができます。