出版社/著者からの内容紹介
画期的演劇論=私はいかに観客を騙すか
平田オリザがぜ〜んぶ公開!
対話劇は可能か――私たちがいま、一般に「演劇」と呼ぶものは、西洋近代の枠組みを出発点としている。そして、この「西洋近代劇」は、対話を基盤としている。一方、日本語は、残念ながら、いまだ対話の構造を有していない。これは、一見、絶望的な事態である。もし、単純に、この事態だけを見るならば、「すなわち日本には、近代演劇は成立しない」という3段論法が成り立つだろう。私たちは、好むと好まざるとにかかわらず、すでに西洋近代という枠組みを、文化の中に取り入れて生活をしている。演劇も同様であって、それは「民主主義」や「市場経済」や「科学技術」と同様に、私たちは意識するしないにかかわらず、その枠組みのなかで舞台というものを考えている。私たちが演劇作品、とりわけ翻訳劇を観るとき、「そりゃ理屈では解るけど、日本人は、そんなに喋らないよ」と感じてしまう、その原因の大半はここにある。「対話」を、西洋人と同じレベルで描くこと自体に無理があるのだ。――本書よ
内容(「BOOK」データベースより)
リアルな芝居とは何だろう。戯曲の構造、演技・演出の秘訣とは?平易で刺激的な入門書。