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演劇入門 (講談社現代新書)
 
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演劇入門 (講談社現代新書) (新書)

平田 オリザ (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

画期的演劇論=私はいかに観客を騙すか
平田オリザがぜ〜んぶ公開!

対話劇は可能か――私たちがいま、一般に「演劇」と呼ぶものは、西洋近代の枠組みを出発点としている。そして、この「西洋近代劇」は、対話を基盤としている。一方、日本語は、残念ながら、いまだ対話の構造を有していない。これは、一見、絶望的な事態である。もし、単純に、この事態だけを見るならば、「すなわち日本には、近代演劇は成立しない」という3段論法が成り立つだろう。私たちは、好むと好まざるとにかかわらず、すでに西洋近代という枠組みを、文化の中に取り入れて生活をしている。演劇も同様であって、それは「民主主義」や「市場経済」や「科学技術」と同様に、私たちは意識するしないにかかわらず、その枠組みのなかで舞台というものを考えている。私たちが演劇作品、とりわけ翻訳劇を観るとき、「そりゃ理屈では解るけど、日本人は、そんなに喋らないよ」と感じてしまう、その原因の大半はここにある。「対話」を、西洋人と同じレベルで描くこと自体に無理があるのだ。――本書よ

内容(「BOOK」データベースより)

リアルな芝居とは何だろう。戯曲の構造、演技・演出の秘訣とは?平易で刺激的な入門書。

登録情報

  • 新書: 206ページ
  • 出版社: 講談社 (1998/10)
  • ISBN-10: 4061494228
  • ISBN-13: 978-4061494220
  • 発売日: 1998/10
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 エンターテイメント製作者は必見, 2006/12/31
タイトルは固いが、演劇史を俯瞰してどうのこうの、という類の本ではない。劇作家の平田オリザが、戯曲の作り方に触れながら展開する演劇論である。
例えば幕が上がって、「やっぱり美術館はいいなあ」という台詞は、説明的すぎてリアルではない、と著者はいう。リアルに表現するためにはどういう発想をすればいいか、が具体的に書いてある。この文脈だと当然「なぜリアルでなければならないのか」という疑問が起こるが、それもコンテクストという概念を使って、うまく説明している。コンテクストの問題は非常に示唆的で、演劇に留まらず、あらゆるエンターテイメントに応用の効く考え方だろう。
個人的には、会話と対話の違い、「テーマは先に決めてはならない」という理由などが強く印象に残った。これにリアルさ、コンテクストの話題を含めると、本書の大部分を網羅してしまう。わずか200ページ程度の本で、未来に向けての演劇というテーマにまで言及してしまうのはすごい。それだけ内容が濃いにもかかわらず、読みやすいのも良い。新書として満点に近い本だと思う。
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 これこそ演劇の必読書だ, 2005/11/14
一般の人にとって、演劇、戯曲というものはテレビドラマや小説と比べて、なじみの薄いものだと思います。だから、なんとなく漠然としか「演劇とはなにか」「戯曲とはどのようなものか」についてわかっていなかったりするのだけど、本書ではわかりやすくそのことを紐解いていきます。
演劇や戯曲について説明しながら、その書き方(リアルなセリフ、エピソード、舞台設定などの作り方)に触れ、平田オリザ式の演出法(俳優との関わり方、いい演出家とはどのような人なのか)までわかりやすく、理論的に記述してくれています。

そして、本作最大の魅力は後半に至って、演劇文化論にまで話が昇華される点だと思います。
現在の演劇、戯曲というものがどのような地点に存在しているのか、その本質とはどのようなものなのか。こういった点にまで言及した本作は、ただの「演劇入門」である以上に、すでに演劇の世界で生きている人にこそ読んでもらいたい教科書的な名著になっていると思います。
そして、私のように演劇をしたこともなく、舞台にもそれほど観にいったことのない人間であれば、演劇の特殊性を理解できる「入門書」に早代わりすることでしょう。

演劇上級者から初心者まで読める、演劇、戯曲に興味ある人すべてに読んでみてもらいたい一冊です。

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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 舞台とか演劇とか何だかなぁ思ったら, 2004/3/16
何だか舞台とか演劇とかいうと、大げさなリアクションとかうそくさいセリフとかの、妙な居心地のわるさを感じてしまう(自分含む)ひとに、そして「演劇ってどう作るんだ」というひとに読んでほしい本。

平田オリザの戯曲は、自然体の口語で展開する。同時発言なんてのもあり。それらの意図をこの本で知ることができる。著者自身の作品だけでなく、他の劇作家の手法も少しばかり解析しているのが、いい。新書ながら解説の図表も多く、わかりやすい。

ただ、この本を通して何かサンプルになるような戯曲が載っていればいうことなかったのだが、残念ながらそれはなし。新書のサイズにこれ以上を求めるのは無理。まぁ、ここまできっかけをもらったんだから、刺激された読者が、これで何か書かないわけにはいかないだろう。著者のいうとおりに「まずは1本書いてみる」だ。

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