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仕事とセックスのあいだ (朝日新書 24)
 
 

仕事とセックスのあいだ (朝日新書 24) (新書)

玄田 有史 (著), 斎藤 珠里 (著)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

夫婦は何がきっかけでセックスレスになるのか。正社員か否か、所得の違いや仕事のストレスはどう関係するのか。気鋭の経済学者が、日仏両国で「セックス」を精力的に取材するジャーナリストと強力タッグを組み、働く男女の性生活に迫る。『AERA』が20~50代の男女800人に行った本邦初「仕事とセックス」意識調査の徹底分析とルポで、日本社会を蝕む男女問題、少子化問題の核心を突く問題作。

登録情報

  • 新書: 205ページ
  • 出版社: 朝日新聞社出版局 (2007/01)
  • ISBN-10: 4022731249
  • ISBN-13: 978-4022731241
  • 発売日: 2007/01
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 少子化対策関係者は全員これを読め!, 2007/7/16
 こんな本源的な問題がなぜ今まで見過ごされてきたのだろうか。政府の少子化対策は「どうやって生ませるか」ということは考えても「なぜ生みたがらないのか」という問いかけはしてこなかった。セックスに対する政策担当者の問題意識の低さは某厚労相の「生む機械」発言にも端的に現れている。男女の関係のあり方に対する無頓着さに、少子化対策が進まない原因があると思う。
 肝心の仕事とセックスの関係については本書でも確証は掴みきれてはいない。ただ、職場における様々なストレスが男女の関係すらも疎遠にしているという実態を浮き彫りにしたことが、本書のなによりの成果ではないだろうか。それは単に長時間労働などの従来から言われてきた雇用形態に留まらず、セクシャルハラスメントの問題にまでおよんでいるところにこの本の先見性がある。フランスにおける事例などは「ほんとかよっ!?」と思ってしまう部分もあったが、女性が自らを「女」であることを自覚できる環境があることはすばらしい。日本でこのようなことを問題にすると、すぐに「らしさ」に結びついてしまうのだが、そうではなく純粋に男と女の関係として考えてみるべきなのではないだろうか。
 この本の提起した問題にはまだまだ多くの可能性が秘められていると思う。類書、続編が登場することを期待したい。
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5つ星のうち 5.0 一読お薦め, 2007/1/18
画期的な視角を提示した、かつその提示の方法も珍しい、読みでのある新書本。「仕事とセックスのあいだ」とは言い得て妙なタイトル。「セックスレス」事象の徹底的な調査自体、非常に新しいことだが、それを掘り下げていくと、実は日本社会の底に溜まる労働の形と、変質しつつある構造、またそれらから派生する人間関係の諸問題にどうやら行き着く。その考察は決して思念操作ではなく、また「負け犬」本の方法とも違う。本書では、雑誌「アエラ」アンケート調査の学問的に信頼できる分析(玄田氏)と日・仏社会の取材・調査および個人的感慨(斉藤氏)の組み合わせによって進められており、そこがなにより面白い。労働経済学者とジャーナリストが交互に章を織り成すことで、変化のあるリズムと内容的な奥行きが出ていて、本の仕上がりとしてもユニーク。この共著の方法論は成功している。

社会に進出する日本女性のモデルとして、「アメリカ型のキャリアウーマン」イメージの呪縛力が、かくも強いものか、という点を再認識した。斉藤氏はこれに対する本格的な反撃を試みていて、それは女性という「性」を忘れずにいること(「色気」や「艶」の存在)。玄田氏からの提案は「遊び」の存在。新書の分量・形式ゆえに、それらは処方箋のとば口を示しているにとどまっているが、ここから発展しがいのあるテーマがいろいろでてきそう。

ひとつ、宣伝文句にある「少子化」問題と本書の関係について警告しておくと、「十分関係はあるが、少子化問題のために書かれたものではなく」、それは本書の傷ではない。少子化は、個人、社会、政治(政策)の各次元が複合した問題のはずだが、本書は個人の生き方と社会(労働)のありかたの関連結果として少子化を見たら、という視角を提示している。それは、「政策のことばかり(しかも局所部分的な)考えていても駄目だよ」と現在の論調をはっきり批判しているとも読めて、なるほどその通りである。
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5つ星のうち 4.0 セックスレス, 2007/8/7
セックスレスや少子化といった問題を労働環境との関係から解きほぐそうという試み。新書なので軽く読めますが、内容は示唆的であり、もう少し突っ込んでみたくなる題材ですね。

グローバル・スタンダードという名のアメリカン・スタンダードの導入により、日本の労働環境はますますギスギスしたものになってしまい、例えば、伝統的に出会いの場として機能してきた職場(フランスなどでは、現在もそうした機能を果たしている)は、セクハラ追放の名の下に「あれもダメ、これもダメ」状態となってしまいました。

「職場に気になる異性がいると仕事に張り合いが持てる」という調査結果に、全くその通りだと感じます。思い出してみましょう、小学生の子供の頃からそんなもんではなかったでしょうか。ついつい頑張っちゃたりしたものです。(笑) それって全く健全ですよね。

アメリカ型キャリアウーマンの呪縛も語られていますが、職場に限らず、セクシュアリティの排除にはやはり無理があると思います。

また、同居のパートナーとのセックス回数が非常に少ない(!)という調査結果には驚く人もいるかも知れませんが、総じて現実を正確に捉えていると感じました。
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本書は、労働経済学を専門にした玄田氏と、アエラ編集部に勤めていた経験の
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投稿日: 2007/2/12 投稿者: 馬場伸一

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