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南京事件 (岩波新書)
 
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南京事件 (岩波新書) (新書)

笠原 十九司 (著)
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商品の説明

メタローグ

南京事件の発端は、一人の軍人の自業自得がきっかけとなった。戦線不拡大派の中心・石原莞爾少将の失脚が南京進攻の直接の原因となるのだが、その失脚の原因が自ら種をまいた陸軍下剋上の風潮(中央や上層部の統制を無視して満州事変を主導し、その功績で石原自身が参謀部長に栄進した前歴がある)によるものだとは‥‥。食料や物資の補給も満足にないのに、戦果さえ上げてしまえばという安易な作戦は当然のように掠奪や殺戮を生み出す。予断や推測を挟まず、当時の兵士の日記や資料の積み重ねによって明らかにされるその実態は、あまりに生々しくこちらに迫ってくる。(守屋淳)
『ことし読む本いち押しガイド1999』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.

出版社/著者からの内容紹介

日中戦争において,日本軍は当時の中国の首都,南京を激戦のすえ攻略した.その際に発生したのが,いわゆる南京大虐殺事件である.なぜ起きたのか,その全貌はどのようなものだったのか,そしていま,わたしたちはどう考えるべきなのか.外国人史料を含めた史料群を博捜し,分析した著者が歴史をたどり,全体像を解きあかす.

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5つ星のうち 5.0 読む価値はあります, 2005/3/19
By カスタマー
南京事件を語るとき否定にせよ肯定にせよ、感情的な論議が多く見受けられる。
右にしろ左しろ政治屋が介入して冷静な論議ができていないからと思われる。
その中で否定派の目の敵にされているこの本。
思ったより客観的に書かれているな、というのが正直な感想。
南京事件を語るとき、否定派が根拠とするのは在外国人の報告や写真がでたらめであった、ということかと思う。
他のレビューをみても「南京安全区国際委員会報告書」や「The Rape of Nanking」を引き合いに星一つの方がいる。
事実、読んでみた感想としていわゆるアメリカ側資料が出典のものに関しては、被害件数(1日に1000件の強姦)等に素朴な疑問を抱かざるを得ない。
しかしながら、この本で南京事件のいわゆる「虐殺」と呼ばれる残敵掃蕩の根拠としているのは、「南京戦史資料集」等の日本軍兵士の陣中日記である。
また南京事件が起こる原因として指摘している、
 ・南京攻略戦は当初予定していなかったこと
 ・後方支援部隊が脆弱であり、「現地調達」をあてにした進軍だったこと
 ・「軍紀弛緩」が問題となっていたこと
 ・兵を取り締まる憲兵が極端に少なかったこと
 ・南京陥落後、兵を市内に駐屯させたこと
以上の点は出典となっている資料から、史実かと思える。
そしてこれらを考える時、「なにかが起こった」としてもおかしくない状況だということが理解できる。

私自身の経験から言えば、二次大戦に参加した祖父やバイト先の社長の話、父から聞いた帰還兵の話などから、なにもなかったとは思えない。

あまりに星一つが多いのでバランスをとる意味で五つ。

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101 人中、58人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 外国の戦場で起こること, 2005/7/25
外国が戦場となる場合、外国における抵抗勢力は遊撃戦を展開してくる。民間人に紛れて戦闘を仕掛けてくるのだ。それを防ぐ方法として考えるのが残敵掃討作戦として民間人も敵と捉え、根こそぎ掃討することだ。このようなことが戦場で起こっても全くおかしくない。
特に兵站が疎かになればこのようなことは物資の略奪につながる。旧軍は明らかに兵站を軽視していた。南京事件は組織的に行われたのかどうかは私にはまだ勉強不足でわからないが、このような状況の中で略奪、虐殺は容易に起こりうると考えるのが妥当である。また加害者側としての兵士もしくは戦闘ボランティア(召集されずに自ら戦闘行為に携わった者)の証言から少なくとも、中国人(兵士のみではない)に残酷な行為を行っていることが出てきている。それも誇らしげに語る口調は強制的に行われたことではないことが裏付けられる。
この問題は非常に感情的な議論となりやすい主題である。恐らく日本のみならず世界的に行われてきた戦争または戦闘を鑑みた場合、私は規模の大小を問わず起こったと考える。したがって著者の議論を支持する。
特に旧陸軍の戦闘方法には精神的な面ばかりが強調されて、作戦の基礎さえ満足に満たしていない作戦立案が多かったように思える。中国だけではなくインパール然り。このような状況ではそのような事件が起こっても不思議ではないと考える。
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204 人中、114人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 イデオロギープロパガンダ本でしかない, 2003/8/31
By カスタマー
南京事件について「あった」「なかった」などの結論を持たずに、あくまで一次資料などから
その実体を調査している人にとっては常識であるが、この本には改竄が多すぎ、全く信用に足らない。
参考文献として引用されているのも、でたらめで有名な本である。

しかしそれが逆に買う価値でもある。この本を買い、自分の力のみで不自然な点を指摘するのが最もよいが、
それは難儀なことであるので、この本の題名と著者でgoogleなどで検索してみては如何だろうか。
私と同様の主張がみつかるはずである。そしてそれを鵜呑みにせずに、その裏付けを自らで行ってみてはどうだろう。

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