~今更子供でさえビビらない極薄ストーリーでありながらなかなか魅せてくれるのはデヴィッド・リンチ風の心臓に悪そうなショットと憎たらしい家族の減らず口からたたき出される圧倒的な皮肉。血生臭い話なのにグロい映像がほとんどない、その代わりに画面に写るのはほとんど役者の顔、常に背景が闇というちょっと普通じゃない映像で30分も見ていると根拠もなく不~~安になっていく。これで15分毎にお決まりのごとく ”ワッ!”~~ とモンスターなりサイコが出てきてチェンソーやオノを振り回すだけならすぐに飽きるがこの映画ではジェイソンやチャッキーより寧ろ刻々と変わり続ける家族の方が見せ場になっている。ヒネリが効いているのは仲睦まじい家族ではなく嫌な家族であること。妊娠、不倫、浮気、クスリ、、、みんな腹にイチモツを抱えておりお互い感づいているから言葉に毒がある。~~嫌な家族なので目に歯をで皮肉の応酬、こんな時にそんな、、、という具合なんだけどしっかりムカつくツボを押さえていてまたそれを口にしている時の勝ち誇った顔もムカつく、ムカつくから見ちゃう、、、
もうホラーなんていうことはどうでもよく極限状態に置かれた歪んだ家族の聞き捨てならない罵詈雑言が楽しい。~