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5つ星のうち 5.0
iPod photo に一本化。, 2005/7/10
HDD(ハード・ディスク・ドライブ)型 携帯音楽プレイヤーのパイオニア、Apple の iPod シリーズ。今回のシリーズから、iPod photo ベースに一本化され、カラー液晶が標準となった。ただし容量は 20GB と 60GB。photo は 30GB と 60GB だったから、20GB モデルが新設され、30GB モデルが消滅した形になる。 ちなみに 60GB の方は価格が下がっただけで、仕様や付属パーツは一切変わっていない。なので、重量:183g/サイズ:61.8(幅)×103.5(高)×19.1mm(厚) は勿論不変。(20GBは3mm薄く、166g) 標準価格はMDに比べれば高いが、ノートパソコンにも匹敵する巨大な記憶領域を考えれば、断然お得。Windows のリムーバブルHDD に対応しているので、音楽以外の領域はデーターの保存に使える。CDDB2 から曲名・アルバム名・アーティスト名も簡単に取得できるし、photo ベースになったからジャケットも付けられる。x 分後に電源が消えるスリープ機能、簡単なスケジュール管理、短いテキストなら液晶画面で見られる、など「おまけ機能」も豊富だ。 これ以外にも「パソコン」で管理できるメリットはたくさんある。MDは基本的にシンクロ・ダビングのみで、例えばサウンドトラックとロックを同居させると頻繁に音量を制御しなければならなかった。しかし、MP3 が使えるため、一旦WAVに吸い出して音量調整を行えば、この問題は解消できる。SoundEngine free など、全体的に音量を最大値に近づけるソフトを使えば、自然な音のまま、好みの音量のファイルが作れる。 音質と対応フォーマットの数では、シリコン・オーディオ・プレイヤーで実績のある韓国のプレイヤーに一歩譲るが、操作性の良さで iPod に優るものはない。階層構造を上手く使いこなせば、例え10,000曲あっても、クリック・ホイールであっという間に探せるし、同期ソフト iTunes のシンプルなインターフェイスも好感が持てる。 Macintosh 出身のメカなので、時々 Windows との相性問題が発生するが、どちらかというと高級機が多い日本製のパソコンならまず問題はないだろう。独自の拡張機能が多いソニーだけは、ダメなUSBボードが多いようだが(詳細はiPodのFAQを参照)、まぁ、ソニー・ファンはWALKMANを使うだろうから…。 ちなみに、音楽プレイヤーとしての性能をシビアに見ると、音質ではアンプのパワーが最も強く、回路も優秀な iRiver の圧勝。次いで、ソニー・東芝・iRiver以外の韓国製がそれに続く。iPod はアンプのパワーが弱いので、低音がややパワー不足だ。また付属のイヤホンもマイルドで切れがないので、ソニーのを買って付け替えることをお勧めする。 バッテリーの持ちは、普通。この点ではソニー製が一番保(も)つようである。また、ショックを感知してヘッドを待避させるなどの特殊機能はないので、取り扱いは結構デリケートだ。MDのように、机の上にカバンごと放り出すなどは、絶対にしないように。 また液晶も、十分奇麗だが、高精細さ・サイズでは東芝の GigaBeat F60 (東芝の最高機種)に及ばない。ただ、東芝 F60 は高いし、十文字ボタンがいまいち思った通りに動かない。従ってまだ iPod の天下は続きそうである。自分も、散々、家電量販店に通い詰めた末、結局 iPod になったし、価格や操作性、見栄えなども含めた総合評価ではまだ iPod に分がある。市場占有率、実に4割を誇るだけのことはあると言えよう。 尚、細かな不具合として、曲を5,000曲以上詰め込むと、曲を手動でチェンジした時にHDDが付いて来ず、一瞬音が跡切れることがある。また、Windows 2000 のマシンでは、「ハードウェアを安全に取り外す」を押してもずっと「使用中」でエラーになり、結局強引に手動で外さないといけないケースが多い、などがある。
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