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堤幸彦監督とのコラボレーション『』DUEL」の一編として製作された作品で、全編これ北村龍平。北村監督のプロモーション・フィルムのような作品になった。ストーリーは単純明快。天狗が出るという噂の山寺に、戦いで瀕死の重傷を負った侍(大沢たかお)が逃げ込む。寺の住職(加藤雅也)は彼を助けるが、 自らを“荒神”と称し、侍に戦いを挑んでくる。
日本刀を使った豪快な殺陣、二大俳優の緊張感あふれる演技、縦横無尽のカメラワーク、そして細かいカットを絶妙なテンポでつないだ編集。贅肉を取り去ったそのスタイルが鋭利な刃のような雰囲気を醸し出しており、1時間19分の上映時間は瞬きさえも許さない。ただし加藤雅也のセリフ回しは松田優作を意識しているのかややアンバランスな印象で、作品の世界観に今ひとつ溶け込んでいないようにも感じる。(斉藤守彦)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
“限られた空間のふたりの対決”を製作条件に『VERSUS△ヴァーサス』の北村龍平監督が描く時代劇アクション。遠い昔の日本の古寺で出会ったひとりの侍と、彼を介抱した寺の主・荒神が、運命の死闘を繰り広げる。主演は個性派俳優、大沢たかお。