Amazon.co.jp
ホワイト・ストライプスがイギリス製アルバムをつくると冗談半分に言われていた『Elephant』だが、文化的背景の違いがあちこちに顔をのぞかせる内容となっており、故郷から遠く離れた地でレコーディングされたことをしのばせる。まずは聴いてみてほしいのが、「Seven Nation Army」の歌詞――「イングランド女王から地獄の番犬まで(From the Queen of England to the hounds of Hell)」――や、アルバムの最後で「たいへん結構、お茶でもいかが?(Jolly good, cup of tea?)」というセリフが入ってくるところだ。しかし、メグ・ホワイトがおふざけ的にホリー・ゴーライトリーとからんでみるといった新たなひねり技もあるが、『Elephant』はジャック&メグ・ホワイトにとって新境地といえるほどのものにはなっていない。まだ2人は持ち前の創造性(と8トラック)を新たな高みへと押し上げている最中なのだ。ドキリとするほどクイーン風の「There's No Home for You Here」は聴きものだし、「Seven Nation Army」はディープなべース・ラインが印象的で、インディー・ダンス・トラックの名作といえる。だが、新たな領域に飛躍をとげた曲がある一方で、ホワイト・ストライプスのトレードマークであるストレートでブルージーなロックもたっぷりある。中でもあからさまに性を歌った「Ball and Biscuit」は注目だ。物悲しく、あくまでも控えめでありながらシアトリカルなジャックの歌声も聴ける。(Caroline Butler, Amazon.com)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
前作『ホワイト・ブラッド・セルズ』で世界的にブレイクしたザ・ホワイト・ストライプスが待望の新作をリリース。ガレージ・ロック・ブームの火付け役ともいえる彼らだけに、大注目の1枚だ。