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不安型ナショナリズムの時代―日韓中のネット世代が憎みあう本当の理由 (新書y)
 
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不安型ナショナリズムの時代―日韓中のネット世代が憎みあう本当の理由 (新書y) (新書)

高原 基彰 (著)
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ネット世代の日韓中の対立関係は、いまや千年一日の紋切り型のナショナリズム論では捉えきれない事態に直面している。「反日感情の増幅」や「若者の右傾化」を憂えたり、批判したりすることよりもいま問題にすべきは、各国における「社会流動化」の進行が「不安」を増幅させ、ナショナリズムがその逃げ場となっている事態だ。旧来の「左右対立」とはまったく異なる形で進行するベクトルを掴むには、雇用不安や階層分化といった国内問題と結びつけて分析されるべきだ。若年層問題がその最大の争点になるだろう。若き社会学者がグローバル資本主義下の三国に共通する課題を浮かび上がらせる。


内容(「MARC」データベースより)

中国・韓国の若者の「反日」と日本の「嫌韓・嫌中」世代の根っこにあるのは? 各国における「社会流動化」の進行が「不安」を増幅させ、ナショナリズムがその逃げ場となっている…。若き社会学者が3国に共通する課題を問う。

登録情報

  • 新書: 255ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2006/04)
  • ISBN-10: 4862480195
  • ISBN-13: 978-4862480194
  • 発売日: 2006/04
  • 商品の寸法: 17.6 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
  • Amazon.co.jp ランキング: 本 - 93,452位 (本のベストセラーを見る)

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5つ星のうち 5.0 「中流」の比較社会論, 2006/4/19
我が国では、フリーターやニート問題がかまびすしい。なぜこれほどまでに騒がれるかというと、それはかなりの数の若者が「中流」からこぼれ落ちつつある、と認識されているからである。どうやら我が国では「中流」は善きものと見なされているようだが、いったい我が国の「中流」の内実とは何だったのだろうか?
この書物は、以上の問いを、中国や韓国における「中流」の内実と比較するなかから解き明かそうとする。高原がうまく論じているように、中国や韓国の「中流」はけっして日本のように善きものではない。たとえば中国の若者は「貧困の平等」を招いた「中流意識」を唾棄してさえいる。
中国や韓国の若者が、資本のゲームで「伸るか反るか」で躁気味になっているのにたいして、日本の若者は「中流からの没落」に鬱々としている。そのずれ具合が東アジアのナショナリズムを作り上げているという指摘はたいへん勉強になった。
高原氏の今後の比較社会論の展開に期待したい。
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 必読…でもあと一歩, 2007/1/13
一言で言うと、「とても惜しい」本。

最近は何かと話題のいわゆる「ネットウヨ」的な傾向を、単なる右翼/左翼という軸ではなく、日中韓の社会経済的な観点から分析しようとする試みは評価できる。
安易に「ナショナリズムの隆盛」を唱えるマスメディアは爪の垢でも煎じて飲んでいただきたい。

しかし惜しいのは、既に発表されているテキストの批判的解釈によって全ての問題を把握しようとしている点。
図やデータを提示すれば一発で構造的に指摘できる話を、言葉だけで説明しようとしているため、冗長、または説得力に欠ける部分がある。

…とはいえ、日中韓の、特に若者が直面している「先が見えない不安」という問題を理解する際には、分かりやすい見取り図を示してくれる良著である。次作に期待。
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27 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 新しい視角からの分析が光る, 2006/5/3
By お気に召すまま (埼玉県) - レビューをすべて見る
(TOP 500 REVIEWER)   
「嫌韓・嫌中」や「反日」といった、現在起きている日中韓三国のナショナリズム問題に対して、著者は、国内における「社会的流動化」という視点から、それは「擬似ナショナリズム」だという新しい仮説を提示する。日本では、フリーターやニートなど、確固とした雇用が保証されない不安定な若者が増えたことは、よく知られているが、それを中間層の分解による「社会的流動化」という大きな構図で押さえ、日本、中国、韓国に共通する根本趨勢として捉えたところに、著者の独創がある。中国の分析は非常に興味深い。中国では、政府が「上からの政策」として、安定した雇用の中間層(国営部門)を解体し、積極的に「社会的流動化」を進めているのに対して、日本では過去の高度成長の成功が大きいので、「社会的流動化」は若者にのみ押し付けられ、フリーター・ニート現象として否定的に受け止められている。中国の方が、むしろ歴史を先取りしているのだ。

雄大で大胆な仮説は、示唆するところが大きい。日本の分析では、浅田彰から宮台真司にいたるポストモダンの言説が、一貫して「文化性善説」に立っていたことの「弊害」を突く議論が鋭い。とはいえ、若者の「自分探し」を「わがまま」として責めたりしないところに、社会学者らしい冷静さを感じさせる。ただ、本書は優れた分析視角を提示したが、ナショナリズムの全容が解明されたわけではない。若者のナショナリズムの「擬似問題」性の指摘は説得的だが、ナショナリズムは若者に限られないからだ。
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5つ星のうち 4.0 良いんじゃないでしょうか
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投稿日: 2006/4/16 投稿者: ZR

5つ星のうち 5.0 76世代の突破口!!
フリーターやニートの問題とナショナリズムの問題。一見、バラバラに思われる二つの問題がこの本を読み進めていくうちに一本の線で結ばれていく。しかも圧倒的な説得力で。... 続きを読む
投稿日: 2006/4/15 投稿者: フルハウス21

5つ星のうち 2.0 そこまで不安もナショナリズムもないと思うけど。
総平等社会が最近になって階級社会化しつつあるという既に社会学では10年以上前に通り過ぎた議論が押さえられていない。つまり階級社会化したのではなく(もともとそれを... 続きを読む
投稿日: 2006/4/12 投稿者: 遊鬱

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