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名経営者が、なぜ失敗するのか?
 
 

名経営者が、なぜ失敗するのか? (単行本)

シドニー・フィンケルシュタイン (著), 酒井 泰介 (翻訳), 橋口 寛(監訳) (著)
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

日経BP企画

名経営者が、なぜ失敗するのか?
 揺るぎのないブランドを構築しているかに見える安定企業や我が世の春を謳歌する注目企業が、ある1つの経営判断によって致命的な損失を被る事例は後を絶たない。本書は、世界的企業の破綻や不正行為とその原因に着目してきた著者らの調査チームが、6年にわたり約51社の大失敗事例を調査・研究した成果をまとめたものだ。

 米ワールドコム、米エンロン、雪印乳業などの衝撃的な破綻劇から、米ゼネラル・モーターズ、米コカ・コーラ、ソニーなど、時のトップが招いた損失まで、取り上げるケーススタディーは多岐に及ぶ。本書ではそれら失敗の局面を「新規事業への進出」「イノベーションの導入」「M&A(企業の合併・買収)に乗り出す時」「競争相手に反撃しようとする時」の4つに分類し、原因を究明していく。

 著者は、失敗の原因としてよく言われる経営者悪党説や無能説を否定し、むしろその逆だと言う。名経営者だからこそ失敗しやすい“7つの習慣”が隠されていると指摘し、「自分と会社が市場や環境を支配しているという勘違い」や「自分と会社の境を見失う公私混同」などについて解説する。大失敗には必ず兆候があると言い、トップの暴走、過度な誇大宣伝などに関する17のチェック項目を示す。


(日経ビジネス 2004/07/26 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)



出版社/著者からの内容紹介

ダートマス大学の経営学の俊英が、経営者、企業への膨大な聞き取り調査をもとに、「なぜ名経営者がいたのにあの企業は失敗したのか?」という大命題の解を明かす、目からウロコの本格的経営学の書。アップルコンピュータ、モトローラ、サムソン自動車、イリジウムジョンソン&ジョンソン、リーバイス、ボーイング、ダイムラー・クライスラー、RJレイノルズ、マテル、大リーグのボストン・レッドソックス、ソニーそして雪印。日米欧韓の一流企業が、「名経営者」が指揮していたのに犯してしまった「失敗のケーススタディ」を、当事者に徹底的にインタビュー調査。緻密な分析で、「名経営者だからこそ」犯しやすい「失敗の原因」を明かす。ポイントは、名経営者は、名経営者であるがゆえにその時点その時点でパーフェクトな答えを作り出し、そのため急激な環境変化や新規市場参入の際には、結果として「間違った答え」を出してしまうこと。トップダウン経営によって中間管理職層の弱体化し、企業の機動力や柔軟性が失われがちになること。具体事例と、明晰な分析、そして鮮やかな処方箋をセットにした「経営者、失敗の研究」の集大成。

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5つ星のうち 4.0 成功からは何も学べない, 2004/9/26
By 丁三 (千葉県) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
失敗談というのは、なかなか表にはでてこないから、これだけの実例を前に、ただただ圧倒されてしまう。ソニー、雪印など日本人に馴染みの深い企業もとりあげられている。

興味深いのは、ここで大失敗をしでかした経営者たちは、いずれも過去に大成功を納めた人ばかりだ、ということ。

かつてあれだけの人気を誇った青島幸男氏が、先の参院選であっさり落選したが、落選の報が入ったとき、当の本人は当選を確信して前祝の最中だったとか。自分の本当のポジションを見極めるのは実に難しい。

ビジネス書に成功談と失敗談があるとすれば、圧倒的に成功談が多い。そしてそのほとんどが何の役にも立たない。成功は所詮結果であってプロセスではないからである。プロセスがどんなに間違っていようと、ついているときはうまく行ってしまうものだ。往々にして理屈よりも勢いが勝つことを我々は知っている。だから他人の成功プロセスは決してなぞることはできないのである。

他人のマネをして成功することはできないが、しかし、他人の失敗を見て少なくとも同じ失敗を繰り返さないことはできそうである。なぜなら失敗は、まちがいなくそこに至ったプロセスが失敗のプロセスだからである。そこから学ぶことはたくさん、ありそうである。

 人の振り見てわが振り直せ
 もって他山の石とせよ

他人の失敗に学ぶべし、という格言は多い。経営者でなくとも、普段からの心がけに応用できる何かを、本書からきっと発見できるはずである。

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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 経営者という「人種」のスタディ, 2005/4/22
失敗事例を分析した本である。

それも生半可な失敗ではなく、世界に名だたる大企業や強豪企業、新鋭企業がガタガタになるような大チョンボを集めてきて、そこにある共通項を見出そうという、そういうアプローチの分析である。

で、結果としては出来上がったのは経営学ではなく人類学の本になっている。

つまるところ経営者という人種についてのスタディになっている。

おおざっぱに言って、経営者を経営者たらしめているいくつかの資質(成功へのエネルギー、支配欲、自信、拡大志向、決断力・・・)が、同時にまた大きな失敗の原因にもなるのだ、というメッセージを、ツラツラツラツラと書いている。

成功の復讐的なメカニズムなので、クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」にちょっと似ていなくもない。

ただ、あのように整理されていない。
章の構成は現象→原因→対処方法というようになっているのだが、現象と原因で似たようなことが書かれていたりして、感覚的に言いたいことは分かるのだけど「経営者が失敗するパターンは大きく~ですよ。更に細かく見ると~ですよ」といった形に整理しようと思うと、相当タイヘン。

従って戦略ファームのスタッフや経営学の研究者にとっては、仕事や研究にアプリケートしにくいと思われるかもしれない(レビュアーもそう)。

ただ経営者という人種は、やはり普通の人とちょっと違うのだな、というのを感覚的に理解するのにはタイヘン役立つし、自分で整理・構造化するのをいとわなければ、貴重なフレームが得られると思います。

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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 レッドソックスの優勝もこの本のおかげ?, 2005/3/8
By くろやぎ (神奈川県) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
 本書は、米国の大学教授の6年間の研究成果をまとめたものです。51社分の失敗事例を詳細に調査し、仮説構築、当事者インタビュー実施、仮説検証という、地道な作業を研究室を挙げて実施しました。
 ビジネススクールで扱うケーススタディは、成功した企業の過程を分析することが多く、失敗事例からビジネスの教訓を学ぼう、というのは、非常に珍しいそうです。

 研究成果を一般人にも公開するために書かれた本書は400ページ以上もあり、多くの経営者が失敗する実例やその原因・対策を読んでいると、だんだん、何が何だか分からなくなってきました。
 そもそも、無名な企業や最初から無能な経営者は取り上げていませんので、少なくともここに出てくる会社・経営者は一時代を築いています。だからこそ失敗が際立って見えてくるのです。強引に要約すると、成功した企業・経営者は自分自身の成功に溺れて危機の兆候を見失うような社内の空気(ワンマン経営者だったり、上級幹部全体の風潮だったり)を作りだしてしまうようです。
 経営者をチェックせよ、というのが本書の結論です。
 会社の幹部でもない自分にそんなこと言われてもなぁ。……と思う人は、読まない方がいいかも。

 最後に、本書の予言が的中した個所を紹介します。本書には、大リーグのレッドソックスの失敗事例(黒人選手の入団を拒みつづけたおかげで弱小チームになったこと)が紹介されています。一度失敗した会社でも、間違いの原因を克服すれば再び興隆する可能性がある、と結論を出した後で、「レッドソックスだって、来年優勝しないとも限らないではないか」と結ばれています。
 本書の予言(?)通り、この本が出版された翌年(2004年)にレッドソックスは優勝しました。マスコミは「バンビーノの呪いが解けた」と大騒ぎでしたが、本書の最後の言葉が“呪い”を解くきっかけになったのかもしれません。

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5つ星のうち 5.0 失敗にこそ、後に続くものへの布石がある
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投稿日: 2004/7/25 投稿者: d-dream

5つ星のうち 5.0 あなたの会社は?
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投稿日: 2004/7/9 投稿者: カスタヌー

5つ星のうち 5.0 経営ってなんだっけなんだっけ
人って成功については分析したがるけど、こと失敗に関しては無頓着な人が多いのは日々感じている。

料理人にこーいう人が多い。
... 続きを読む
投稿日: 2004/7/1 投稿者: クリノギ

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